シート セットを定義する関連付けと情報は、シート セット データ(DST)ファイルに格納されます。初めて新しいシート セットを作成すると、既定のシート セット格納フォルダである AutoCAD Sheet Sets が、既定の場所であるユーザの My Documents フォルダに作成されます。
ネットワーク環境でシート セットを使用する
ネットワーク環境でシート セットを管理する場合、チームの各メンバーは、シート セットに関連付けられている DST ファイルと図面テンプレート(DWT)ファイルにアクセスする必要があります。
- チームの各メンバーは、シート セットを開いて、情報を DST ファイルから[シート セット マネージャ]にロードできます。
- チームのすべてのメンバーがシート セットの DWT ファイルへのアクセス権がある場合は、新しい図面ファイルとシートは同じ図面テンプレート ファイルを使用して作成され、ページ設定を標準化できます。
論理ドライブ命名規約
異なるユーザが異なる論理ドライブを使用して同じシート ファイルにアクセスした場合、各ユーザには、自分の論理ドライブを使用してシート セットを再保存するかどうかの確認メッセージが表示されます。不要な保存操作を回避するために、可能な場合は常に同じ論理ドライブをマッピングする必要があります。
クラウド シート セットを使用して管理する
シート セット用のクラウド ストレージを使用すると、管理が合理化されて、コラボレーションが強化されます。シート セット マネージャを使用すると、クラウドに保存されたシート セットで効率的に作業ができます。
- すべての場所からシート セットにアクセスして更新できるため、コラボレーションが強化されます。
- リアルタイムの同期により、チームのすべてのメンバーが最新の情報を確保できます。
- コラボレーション プロジェクトの場合はオンラインで作業し、個別のタスクの場合は必要に応じてオフラインで作業できる柔軟性があります。
シート セットのステータス
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緑色のドットは、シート セット マネージャの自分のセッションが一時的に DST ファイルをロックしていることを示します。 |
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赤色のドットは、チームの他のメンバーのセッションが一時的に DST ファイルをロックしていることを示します。 |
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黄色のドットは、読み取り専用に設定されているなど、シートが特殊な状態になっていることを示します。 |
シート セット名の横に表示されるマルチユーザ アイコン 
は、複数のユーザがシート セットでアクティブに作業していることを示します。
チームの他のメンバーには、シート セットへの変更が自動的に表示されます。
シートのステータス
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シートは編集可能です。 |
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シートはロックされています。 |
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シートがないか、予期しない場所に保存されています。 |
シート セット マネージャを使用せずに作業する
シート セットは、ネットワーク接続やシート セット マネージャのアクセス権がないチーム メンバーでも引き続き使用することができます。DST ファイルの関連情報は各図面ファイルにキャッシュされ、カスタム プロパティなどのシート セット情報は保持されます。
メンバーが DST ファイルを変更した後に、図面ファイルを更新する必要があります。シートを更新するには、シートを開いて保存します。すべてのシートを自動的に更新するには、[すべてのシートを再保存]オプションを使用します。この操作を行う前に、現在のシート セットで使用されているすべての図面ファイルを、他のユーザが閉じていることを確認してください。
ネットワーク環境とクラウド環境の両方を活用することで、図面セットの管理が合理化され、チーム間の調整を改善し、プロジェクト フェーズ全体で整理されたワークフローを維持できます。両方の方法を組み合わせることで、全体の効率性と生産性が最適化されます。