MKSHAPE (Express Tool)

選択したオブジェクトに基づいてシェイプ定義を作成します。

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シェイプは、比較的単純なジオメトリをすばやく表示します。1 つのシェイプのサイズは、2200 バイトのデータに制限されています。この制限を超えるシェイプを作成すると、MKSHAPE は単一のシェイプを形成するために、複合ジオメトリ シェイプを作成します。これらの「サブシェイプ」を一覧表示するには、SHAPE[シェイプ挿入]コマンドを起動し、?オプションを指定して、* と入力します。

MKSHAPE は、点や長さがゼロの線分セグメントを使用しません。しかし、非常に短い線分セグメントを作成し、そのセグメントが長さが 0 に変換されないような高い解像度を使用することによって、点の効果を得ることができます。作成されたシェイプに短いセグメントが表示されていない場合は、さらに高い解像度か、さらに長い線分セグメントを使用して、再度作成してください。

図面にシェイプを配置するには、SHAPE[シェイプ挿入]コマンドを使用します。

注: 既存の .SHP ファイルを選択すると、ファイル ダイアログ ボックスによって、ファイルが置き換えられるという警告が表示されますが、そのファイル内の既存のシェイプを選択した場合は、そのシェイプ定義が上書きされ、ファイルの残りの部分はそのまま保持されます。

同じシェイプ定義が存在する 1 つまたは複数のシェイプを含む複数のシェイプ ファイルをロードすると、最初にロードしたファイルのシェイプ定義が使用されます。

ヒント: SHP ファイルに複数のシェイプを保存することができます。また、一度シェイプを作成すると、MKLTYPE を使用して、そのシェイプを含んだ複雑な線種を簡単に作成することができます。

解像度の値

大きい高解像度の値を指定すると、選択したジオメトリをより正確に表現するシェイプが作成されます。しかし、解像度の値を大きくすると、より多くの座標データを含み、再作図時に AutoCAD に高い処理負荷を強いるようなシェイプが作成されがちです。逆に、解像度の値を小さくすると、正確さには乏しいが AutoCAD によって迅速に処理されるシェイプが作成されます。異なる解像度の値を試すことで、ユーザのニーズに最適なパフォーマンスと精度のバランスを見つけることができます。解像度の値は 8 の倍数に丸められ、32,767 を超えることはできないことに注意してください。解像度の値が、作成されたシェイプの外観にどのように影響するかを次の図に示します。

コマンド: MKSHAPE

Select a ".SHP" file: <drawing.shp>: シェイプを保存するシェイプ ファイルの名前を入力します。

Enter the name of the shape: シェイプの名前を指定します。

Enter resolution <124>: 解像度の値の数値を入力します。

Insertion base point: 点を指定します。

オブジェクトを選択: 線分、ポリライン、円弧、円、楕円オブジェクトを選択します(定義時には、選択したオブジェクトの線種は実線とみなされます)。

スイッチのシェイプを作成します。

ファイル名とシェイプ名を指定した後、シェイプの挿入位置を選択します。

次に、シェイプの定義に使用するオブジェクトを選択します。

シェイプは、SHAPE[シェイプ挿入]コマンドを使用して配置することができます。

ファイル

mkshape.lsp