TEXTMASK (Express Tool)

選択した文字オブジェクトまたはマルチ テキスト オブジェクトの背後に空白領域を作成します。

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TEXTMASK は、選択された文字またはマルチ テキストの後ろ側にマスク オブジェクトを作成することによってオブジェクトを非表示にします。マスク オブジェクトは、指定した値だけ文字からオフセットされます。

文字オブジェクトはマスク オブジェクトとともにグループ化されるので、一緒に移動、複写、削除できるようになります。文字の編集後にマスクを更新するには、もう一度 TEXTMASK を実行し、更新する文字項目を選択します。前のマスク オブジェクトが削除され、新しくマスク オブジェクトが作成されます。対をなすコマンド TEXTUNMASK は、文字からマスクを削除します。

注: モデル空間のオブジェクトをマスクするために使用されているペーパー空間のオブジェクトは、表示領域では正しく表示されていても、印刷では正しく表示されません。印刷時は、ペーパー空間のレイアウト オブジェクトを処理する前に、モデル ビューポートが処理されます。これにより、ペーパー空間のオブジェクトがモデル空間のオブジェクトの「上になる」ことはできなくなります。

オプション

[Wipeout] グラフィックスの背景カラーで表示された矩形状のフレームを持つワイプアウト オブジェクトを作成します。
[3dface] 3D 面オブジェクトを作成します。
[Solid] 指定された色で 2D ソリッド オブジェクトを作成します。

[Wipeout]

ワイプアウトは、WIPEOUT[ワイプアウト]ツールで作成されたカスタム オブジェクトです。ワイプアウト オブジェクトはイメージと類似しているため、印刷時の要件は同じです。ADI 4.3 ラスター対応ドライバまたはシステム プリンタ ドライバをサポートするラスター対応のプロッタが必要です。マスクは、印刷時に[隠線処理]オプションを使用すると、適切に印刷されません。ワイプアウト マスクを使用する利点の 1 つは、画面に表示されたとおりに印刷されることです。

[3Dface]

TEXTMASK によって作成された 3D 面のエッジはすべて非表示に設定されています。このオプションは、ラスター対応のプロッタがない場合に便利です。マスク効果が機能するようにするためには、印刷時に[隠線処理]オプションを使用する必要があります。このオプションを使用すると、マスクされた文字は画面上ではマスクされたように見えません。

[Solid]

このオプションを使用すると、マスクされた文字が作図領域でマスクされたように表示されます。また、マスクに色を付けて文字を強調表示することもできます。マスクは、印刷時に[隠線処理]オプションを使用すると、適切に印刷されません。

線分の上に文字:

線分の上にマスクされた文字:

ファイル

textmask.lsp