呼び合い矢印を使用するには

配線回路を発側として指定し、継続する配線回路上に着側矢印を挿入します。発側または着側シンボルからの信号に従い、一時的に、アクティブな図面上に呼び合いのパスを表示することができます。

発側呼び合い矢印を挿入する

  1. [回路図]タブ [配線/線番を挿入]パネル [呼び合い矢印]ドロップダウン [発側矢印]の順にクリックします。 検索
  2. 発側矢印の終端付近の配線をクリックします。
  3. 適切な終端がない場合は、[OK]をクリックして、矢印の分岐配線スタブを追加します。
  4. [発側 - 呼び合いコード]ダイアログ ボックスで、一意のコードを入力します。このコードは、発側矢印を着側矢印にリンクするために使用します。
  5. 説明(省略可能)を入力します。
  6. [OK]をクリックします。
  7. 着側が存在しない場合は、アクティブな図面に挿入する必要があります。
    • [OK]をクリックして、対応する着側を挿入します。
    • 着側矢印の終端付近の配線をクリックします。

着側呼び合い矢印を挿入する

  1. [回路図]タブ [配線/線番を挿入]パネル [呼び合い矢印]ドロップダウン [着側矢印]の順にクリックします。 検索
  2. 着側矢印の終端付近の配線をクリックします。
  3. 適切な終端がない場合は、[OK]をクリックして、矢印の分岐配線スタブを追加します。
  4. この着側矢印と連結する発側矢印のコードを入力します。
  5. [OK]をクリックします。プロジェクトについてリアルタイムのクロスリファレンスがアクティブな場合は、対応する発側矢印が更新されます。

信号を追跡する

  1. [回路図]タブ[配線/線番を編集]パネル[信号コードをリスト]の順にクリックします。 検索
  2. リストする呼び合いマーカーを選択します。その信号コードに対するすべての渡り線のリファレンスが、3 つのボックスに分けて表示されます。
  3. 信号コードのリファレンスを確認します。
  4. [サーフ]をクリックして、リファレンスのいずれかにナビゲートします。

アクティブな図面に呼び合いのパスを表示する

  1. [回路図]タブ[配線/線番を編集]パネル [呼び合いのパスを表示]の順にクリックします。 検索
  2. 再描画して一時形状マークを消去します。

カスタムの呼び合い矢印スタイルを追加する

カスタムの呼び合い矢印スタイルを追加するには、次の手順を実行します。
  1. [呼び合いを挿入]ユーティリティに表示されるスライド ファイルを修正します。

    さまざまな呼び合いスタイルの[呼び合いを挿入]ダイアログ ボックスに表示されるプレビュー グラフィックスは、wdsig.slb というスライド ライブラリにコンパイルされた AutoCAD スライド ファイルです。このスライド ライブラリ ファイルは、C:\Program Files\Autodesk\AutoCAD {バージョン}\Acade\Support\en-US\ フォルダに保存されます。

    このスライド ライブラリに新しいスタイルを追加するには、AutoCAD スライド ファイルを作成し、スライド ライブラリを再構築して新しいスライドを含めます。次の手順に従って、新しいスタイル(スタイル #5 など)のスライドをライブラリに追加します。
    1. C:\Program Files\Autodesk\AutoCAD {バージョン}\Acade\Support\en-US\ フォルダで sig_slb.zip を検索します。
    2. sig_slb.zip を一時フォルダに解凍します。

      この zip ファイルには、元の wdsig.slb スライド ライブラリ ファイルの作成に使用された .dwg ソース ファイルが含まれています。

    3. slidelib.exeC:\Program Files\Autodesk\AutoCAD {バージョン}\ フォルダからコピーして、一時フォルダに貼り付けます。
    4. AutoCAD で図面 sig_sty5.dwg を開き、それを修正して、希望する矢印スタイル #5 のイメージを作成します。
    5. 一時フォルダに sig_sty5.sld というスライド ファイルを作成するには、コマンド プロンプトで mslide と入力します。

      既存の sld ファイルを上書きします。

    6. バッチ ファイル wdsig.bat を実行して、wdsig.slb スライド ライブラリ ファイルを再作成します。成功した場合は、作成されたファイルを C:\Program Files\Autodesk\AutoCAD {バージョン}\Acade\Support\en-US\ フォルダにコピーし、旧バージョンを上書きします。
    7. 注: 作成されたスライドが小さすぎたり、中心からずれている場合は、AutoCAD でソース図面を再度開いてください。AutoCAD グラフィックス ウィンドウがより正方形に近い形になるよう、サイズを変更します。イメージを中央に位置合わせし、再度 MSLIDE[スライド保存]コマンドを使用します。スライド ライブラリを再コンパイルし、外観を確認します。満足できる結果となるまで操作を繰りします。
  2. プロジェクトおよび図面のプロパティに表示されているビットマップ ファイルを修正します。

    さまざまな呼び合いスタイルの[プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスおよび[図面プロパティ]ダイアログ ボックスに表示されるプレビュー グラフィックスは、C:\Program Files\Autodesk\AutoCAD {バージョン}\Acade\ フォルダに保存されているビットマップ ファイルです。

    1. AutoCAD で矢印スタイルを作成します。前の手順で作成した sig_styx.dwg を使用します。
    2. 新しく作成した矢印スタイルを拡大ズームします。
    3. 名前形式 A_STYLExh.bmp を使用して、ビットマップとしてファイルを保存します(「x」は 1 ~ 9 の矢印スタイル)。
    4. 注: 作成されたビットマップが小さすぎたり、中心からずれている場合は、AutoCAD でソース図面を再度開いてください。AutoCAD グラフィックス ウィンドウがより正方形に近い形になるよう、サイズを変更します。イメージを中央に位置合わせし、再保存します。満足できる結果となるまで操作を繰りします。
  3. 渡り線発側または着側呼び合い矢印シンボルを新規作成します。

    前の手順で作成したビットマップ ファイルおよびスライド ファイルに一致する渡り線発側または着側呼び合い矢印シンボルを新規作成するには、ヘルプの概要 - シンボルの命名規則(「渡り線発側/着側呼び合い矢印シンボル」セクション)の手順に従います。

呼び合い矢印の接頭辞を修正する

発側または着側呼び合い矢印が挿入されると、クロスリファレンスが設定されます。クロスリファレンスの文字には、たとえば発側矢印には「to」、着側矢印には「from」などの接頭辞が付いています。この接頭辞の値は、呼び合い矢印のライブラリ シンボルで定義されています。ライブラリ シンボルを変更してこの接頭辞を修正できます。

  1. 呼び合い矢印のライブラリ シンボルを開きます。

    修正する呼び合い矢印の名前を決定するには、ヘルプ トピックの「概要 - シンボルの命名規則」の呼び合い矢印に関するセクションを参照してください。

  2. コマンド プロンプトで DDEDIT と入力します。
  3. XREF 属性をクリックします。
  4. [プロンプト]値を編集します。
  5. [OK]をクリックします。
  6. シンボルを保存します。
注: 修正されたシンボルを挿入する前に、既存の図面からこのシンボルを削除してください。