スマート ブロック: 検索と変換

文字バリエーションを含む繰り返しのジオメトリをブロックに変換して、効率と整理を改善します。

AutoCAD 2026 は、設計プロセスを合理化するためのさまざまな「スマート ブロック」ソリューションを提供します。このリリースでは、BSEARCH[ブロック検索]は図面内の同じジオメトリのすべてのインスタンスを検索し、効率的なブロック変換を行います。

変換するジオメトリを選択すると、AutoCAD は同じジオメトリのすべてのインスタンスを検索してハイライト表示します。[検索と変換]の機能では、文字バリエーションを検索してブロック属性に変換することもできるようになりました。この機能は、ホテルの部屋番号や部屋名など、反復的であっても可変タイプの文字の分類に便利です。

既存のブロック定義を使用する

一致するインスタンスをブロックに変換すると、プレビュー サムネイルが表示され、選択したオブジェクトと文字バリエーションを簡単に確認できます。

既存のブロックに基づいてジオメトリを変換するには、リストからブロックを選択するか、ダイアログ ボックスで をクリックして図面からブロックを選択します。
既存のブロック定義を使用する場合、尺度と回転を調整することで、見つかったインスタンスを選択したブロック定義でどのように置き換えるかを決定できます。

新しいブロックに変換する

ソース オブジェクトまたは選択したインスタンスを新しいブロックに変換することもできます。[変換]ダイアログ ボックスで、ブロック名と挿入位置を指定して、新しいブロックを定義します。既定では、挿入位置は選択したジオメトリの中心に設定されます。

一致するインスタンスのブロックへの変換に加えて、[属性のタグを定義]をクリックして文字バリエーションの属性タグを指定できます。

[検索と変換]が、ツール セット タブから簡単にアクセスできるようになりました。

BSEARCH[ブロック検索]コマンドを実行すると、新しい[検索]のレビュー モードにより、すべての一致するインスタンスがハイライト表示されます。

[検索]のレビュー ツールバーから、次のことを実行できます。

新しいコマンド

BSEARCH[ブロック検索]: [ブロックに変換]ダイアログ ボックスを表示します。ここには、選択した図形と同一のインスタンスをブロックに変換するオプションが示されます。

-BSEARCH[ブロック変換]: コマンド プロンプトで、選択した図形および同一のインスタンスをブロックに変換します。

新しいシステム変数

TEXTTOATTRIBUTE: 文字オブジェクトが選択されている場合に、BSEARCH[ブロック検索]コマンドでブロック属性に変換する文字バリエーションを検索するかどうかをコントロールします。

BSEARCHINCLUDEEXISTINGBLOCKS: BSEARCH[ブロック検索]が既定で既存のブロック インスタンスを選択するかどうかをコントロールします。選択の調整は、レビュー プロセス中にも行うことができます。