概要 - アイソメ図

3 つの主軸に沿って位置合わせすることで、特定の視点から 3D オブジェクトをシミュレートできます。

アイソメ図は、3 つの主軸に沿って位置合わせすることで、特定の視点から 3D オブジェクトをシミュレートします。

アイソメ スナップ/グリッドを設定することによって、オブジェクトを 3 つのアイソメ平面のいずれかに簡単に位置合わせすることができます。ただし、アイソメ図は 3D のように見えますが、実際には 2D 表現です。したがって、3D の距離や領域を抽出したり、さまざまな視点からオブジェクトを表示したり、隠線を自動的に除去することはできません。

スナップ角度が 0 のとき、アイソメ平面の軸は 30 度、90 度、150 度です。スナップ スタイルをアイソメに設定した後は、3 つのアイソメ平面のいずれかを使用することができます。それぞれのアイソメ平面には対応する 2 本の軸があります。

3 つのアイソメ平面のいずれかを選択すると、直交モードとクロスヘア カーソルが対応するアイソメ軸に位置合わせされます。たとえば、直交モードがオンのとき、作図している平面がシミュレートされて、点を指定するとその平面上に位置合わせされます。したがって、上面を描き、左面に切り替えて別の側面を描き、その後右面に切り替えて図面を完成させることができます。

アイソメ平面で作図するときは、楕円を使用して斜めの角度から見た円を表現できます。正確な形状の楕円を作成する最も簡単な方法は、ELLIPSE[楕円]コマンドの[等角円(I)]オプションを使用することです。[等角円(I)]オプションは、[作図補助設定]ダイアログ ボックスの[スナップとグリッド]タブの[スナップのタイプ]領域で、[アイソメ スナップ]オプションを選択しているときにのみ使用できます。DSETTINGS[作図補助設定]を参照してください。

注: 同心円を表現するには、元の楕円をオフセットするのではなく、中心を同じにしてもう 1 つ楕円を作成します。オフセットを行うと卵形のスプラインが作成され、思ったように距離の短縮が表現できません。