概要 - 背景と影

表示スタイルでは、ビューポート内の背景と影の表示もコントロールできます。

背景

いずれかの 3D 表示スタイル(オブジェクトがシェーディングされない表示スタイルを含む)で、ビューポートの背景として色、グラデーション塗り潰し、イメージ、または日照と上空を使用できます。現在の表示スタイルで、[背景]を[オン]に設定すると、背景が表示されます。

注: AutoCAD 2014 では、背景のある名前の付いたビューを作成したり、背景を現在のビューに割り当てる機能はサポートされていません。背景が現在のビューまたは名前の付いたビューに割り当てられている場合、背景は現在のビューポートに表示されます。

ビューポート内のシェーディングされたオブジェクトには、影を表示できます。[影付き]を選択すると、オブジェクトが地面に影を作成します。[マップされたオブジェクトの影]を選択すると、オブジェクトが他のオブジェクトに影を作成します。マップされたオブジェクトの影を表示する場合、ビューポート内の照明は、ユーザが作成した光源または日照光からのものでなくてはなりません。影が重なり合うと、色が濃くなります。

注: マップされたオブジェクトの影を表示するには、ハードウェア アクセラレーションが必要です。[拡張 3D パフォーマンス]がオフになっていると、マップされたオブジェクトの影は表示できません。(これらの設定を使用するには、コマンド プロンプトに対して 3DCONFIG と入力します。[レンダリング モードの最適化とパフォーマンスの調整]ダイアログ ボックスで、[手動で調整]をクリックします。

影を表示するとパフォーマンスが低下する可能性があります。作業中は現在の表示スタイルの影をオフにして、必要なときにオンに戻すこともできます。

[プロパティ]ウィンドウで、オブジェクトの[影による表示]を設定できます。[影を投じる]、[影を受ける]、[影を投じる/受ける]、[影を無視する]のいずれかを選択できます。

レンダリングで使用する影には、さらに多くのオプションが用意されています。