[単位管理]ダイアログ ボックス

座標と角度の表示精度と表示形式をコントロールします。

UNITS[単位管理] (コマンド)

メニュー: [形式] > [単位]

オプション

次のオプションが表示されます。

[長さ]

タイプ

計測単位の現在の形式を設定します。計測単位の形式には、建築図面表記、十進表記、工業図面表記、分数表記、指数表記があります。工業図面表記と建築図面表記の形式はフィートとインチで表示され、各作図単位は 1 インチを表すものとみなされます。他の形式は、実際の任意の単位で表すことができます。

[精度]

長さの計測を表示する場合の小数点以下の桁数または分母の精度を設定します。

[角度]

現在の角度形式と現在の角度の精度を指定します。

[タイプ]

現在の角度形式を設定します。

[精度]

現在の角度形式の精度を設定します。

各種の角度計測に次の規則を使用します。[度(十進表記)]形式では、十進数で表示されます。[グラジエント]形式では、計測値の後に小文字の g が表示されます。[ラジアン]形式では、計測値の後に小文字の r が表示されます。[度/分/秒]形式では、度に d、分に '、秒に " が使用されます。たとえば、次のように表示されます。

123d45'56.7"

[測量用単位]形式では、角度が方角で示されます。東西南北を示すのにそれぞれ E、W、S、N が使用され、北または南の方角から東または西の方角への角度が度/分/秒形式で示されます。たとえば、次のように表示されます。

N 45d0'0" E

角度は常に 90 度未満で、度/分/秒形式で表示されます。角度が正確に東西南北に一致する場合は、方角を表す単一の文字のみが示されます。

[時計回り]

正の角度を時計回りの方向で計算します。正の角度方向の既定は反時計回りです。

角度を求めるプロンプトに対しては、[時計回り]オプションで指定した設定に関係なく、希望の方向の点を指定したり角度を入力することができます。

[プレビュー]

単位と角度の現在の設定例が表示されます。

[照明]

現在の図面内のフォトメトリック光源の強度の計測単位をコントロールします。フォトメトリック光源ではレンダリングで使用される単位の決定に挿入尺度が使用されるため、[挿入尺度]は[単位なし]以外の単位スタイルに設定する必要があります。

[挿入尺度]

現在の図面に挿入されるブロックおよび図面の計測単位をコントロールします。

現在の図面で使用されている単位とは異なる単位で作成されたブロックまたは図面を挿入すると、挿入尺度値により不一致が修正されます。ブロックまたは図面の尺度が変更されないようにするには、[単位なし]を指定します。

現在の図面に挿入されたブロックまたは図面の尺度の計算方法については、「概要 - ブロック単位と挿入尺度」を参照してください。

注:

元のブロックまたは挿入先の図面のいずれかで[挿入単位]を[単位なし]に設定していると、[ソース コンテンツ単位]と[ターゲット作図単位]が尺度比率の決定に使用されます。これらの設定方法については、「図面にブロック挿入尺度を設定するには」を参照してください。

米国測量フィートは、国際フィート単位より 100 万分の 2 大きい歴史的な測量単位です。この違いは、米国の地図作製に使用される縮尺においてのみ重要です。米国測量フィートの設定は、AutoCAD 2017 ベースの製品以降の図面を挿入またはアタッチする場合にのみサポートされます。図面を旧バージョンで開くと、米国測量フィートは単位なしとして扱われます。

[基準角度の方向]

角度 0(ゼロ)の方向を設定します。次のオプションは、角度の入力、表示形式、極座標、円柱座標、球座標の入力に影響します。

[東]

コンパス方向の東を指定します(既定)。

[北]

コンパス方向の北を指定します。

[西]

コンパス方向の西を指定します。

[南]

コンパス方向の南を指定します。

[その他]

東、北、西、南以外の方向を指定します。

[角度]

[その他]を選択した場合に、角度 0(ゼロ)方向の値を指定します。

[角度をクリック]ボタン

ポインティング デバイスを使用して指定した任意の 2 点を結ぶ仮想の線の角度に基づいて、グラフィックス領域でのゼロ角度を定義します。