アクティビティ インサイトを使用すると、共有図面ファイルに対するチームメイトの貢献度を確認したり、バージョン履歴を表示したり、AutoCAD 製品間でコラボレーションをすることができます。
アクティビティ インサイトは、各メンバーの更新内容を図面ファイルに記録し、コラボレーションを合理化します。また、中断した時点から再開できるようにします。

アクティビティは、[アプリケーション基本設定]ダイアログ ボックスの[アプリケーション]タブで指定した[アクティビティ インサイトの場所]に書き込まれます。既定の場所は /Users/{ユーザー名}/Library/Application Support/Autodesk/ActivityInsights/Common です。
アクティビティ インサイトをコラボレーションに使用するには、これを共有場所に変更してください。
以下は、[アクティビティ インサイト]パレットにログが記録され、表示されるアクティビティの一部を一覧にしたものです。
| アクション | アクティビティ インサイト タイル |
|---|---|
| 名前のない図面を保存する | 新しい図面が作成されました |
| 図面の変更を保存する | 保存されました |
| サポートされているクラウド プロバイダ内に保存されている図面のバージョンを保存する | バージョン(バージョン番号) |
| 異なるファイル形式で保存する | 異なる形式で保存されました |
| 外部参照を使用したアクション | 外部参照アクティビティのリストの一部
|
| 図面ファイルのクリーンアップ | クリーンアップ アクティビティのリストの一部
|
AutoCAD および AutoCAD LT 以外で発生し、アクティビティ インサイトの表示に含まれるアクティビティがいくつかあります。次のものを含めることができます。
これらのアクティビティのユーザーは、[アクティビティ インサイト]パレットに「不明なユーザー」として表示されます。
すべての AutoCAD 製品は、図面アクティビティを記録します。ただし、現在 AutoCAD LT のパレットには[バージョン履歴]のみ表示されており、AutoCAD モバイルには[アクティビティ インサイト]パレットはありません。異なる AutoCAD 製品間で共有メンバーと作業する場合は、全員が同じアクティビティ インサイトの場所に保存していることを確認してください。
AutoCAD、AutoCAD for Mac、AutoCAD Web では、特定のアクティビティが AutoCAD 製品内でサポートされていない場合でも、開いている図面のすべてのアクティビティが表示されます。たとえば、STANDARDS[標準仕様を設定]コマンドは Windows の AutoCAD でのみサポートされています。しかし、このコマンドを使用すると、AutoCAD for Mac および AutoCAD Web の[アクティビティ インサイト]パレットに、標準仕様を設定したアクティビティが表示されます。