メイト拘束では、選択したコンポーネントを向かい合わせに配置したり、面をフラッシュさせて配置できます。選択するジオメトリは、通常はコンポーネントの面ですが、曲線、平面、エッジ、または点を選択することもできます。
メイト拘束は、次の 3 つの方法で配置できます。
まず、拘束するコンポーネントをアセンブリ ファイルに配置します。
リボンで、[アセンブリ]タブ [関係]パネル
[拘束]
の順にクリックします。
[アセンブリ]タブでは、[タイプ]が既定で[メイト]に設定されています。必要に応じて、[メイト]をクリックします。
コンポーネントが目的の位置に近い場合には[オフセットと向きを予想]チェック ボックスをオンにします。
最初の点、曲面、または作業フィーチャを選択します。必要に応じて、[1 番目の選択]をクリックして、選択を有効にします。選択するジオメトリを順に切り替えるには、[他を選択]を選択します。
最初のジオメトリとのメイト拘束を適用するジオメトリを選択します。必要に応じて、[2 番目の選択]をクリックして、選択を有効にします。選択するジオメトリを順に切り替えるには、[他を選択]を選択します。
[拘束タイプ]ボックスで、次のいずれかの手順を実行します。
必要に応じて、別のオフセット値を入力します。
拘束の名前を変更するか、限界値を設定するには、[詳細]ボタンをクリックします。
[名前]ボックスで、拘束の名前を入力します。空白のままにすると、既定の名前が自動的に作成されます。
[最大]をオンにして、最大の限界位置を指定する値を入力します。
[最小]をオンにして、最小の限界位置を指定する値を入力します。
[オフセットをレスト位置として使用]をオンにし、静止位置を指定するための要求値を[オフセット値]ボックスに入力します。
限界値を解除するには、チェック ボックスをオフにします。値は、無効な状態で維持されます。
[プレビューを表示]が選択されている場合は、拘束が適用された状態を確認できます。どちらかのコンポーネントがアダプティブな場合、拘束はプレビューされません。
次のいずれかを実行します。
2 つの軸間にメイト拘束を作成するときに軸の方向をコントロールするには、 [反対] と [位置合わせ] を使用します。これらのオプションを使用すると、軸を思いどおりに配置しやすくなります。
リボンで、[アセンブリ]タブ [関係]パネル
[拘束]
の順にクリックします。
[アセンブリ]タブでは、[タイプ]が既定で[メイト]に設定されています。必要に応じて、[メイト]をクリックします。
既定で位置を変更するコンポーネント上の軸を選択します。
既定で位置を維持するコンポーネント上の軸を選択します。
必要に応じて選択を行います。
2 つの軸間にメイト拘束を配置するときに、Inventor は、回転が最小限の選択内容を基にしてベスト マッチを予測し、プレビューを表示する前に最適な選択内容を割り当てます。
たとえば方向を持つ軸 1 を選択してから軸 2 を選択した場合、回転が最小限の相対位置が、方向のタイプ(反対または位置合わせ)が指定された状態で保持されます。これにより、コンポーネントが誤った方向に設定されないように、手動コントロールを追加することができます。
リボンで、[アセンブリ]タブ [関係]パネル
[アセンブリ]
の順にクリックします。
位置を変更するコンポーネントの点、曲面、面、または作業平面を選択します。
位置を変更しないコンポーネントの点、曲面、面、または作業平面を選択します。
必要に応じて、オフセット値を入力します。
拘束タイプをメイトからフラッシュに変更して、最初のコンポーネントの方向を反転します。
次のいずれかを実行します。
コンポーネントを別の位置にドラッグして、メイト拘束をオフセットなしで自動的に配置できます。
円柱状パーツを別の円柱状パーツや穴の上にドラッグすると、自動参照によるメイト拘束が軸に沿って指定されます。ドラッグしたパーツをコンポーネントの面上に配置する場合、平面間のメイト拘束が自動参照されます。
選択した拘束が[コンポーネントを作成]を使用して作成されたものであるときは、2D 運動学と 3D 運動学の切り替え選択が可能な場合があります。詳細については、「コンポーネントを作成」手順の「運動学モードを設定する」を参照してください。