ピンは、ワイヤをアタッチする位置を示すために電気部品に追加される点です。
[ピン]コマンドを使用して、Autodesk Inventor パーツ上の個々のピンの場所および名前を設定します。ピンを定義するには、[ピン]を選択し、グラフィックス ウィンドウで点を指定して、ピン名と任意のプロパティを追加します。
ピンが選択したジオメトリに関連付けられるかどうかは、各ピンの位置として指定した点によって決まります。サーフェス上の任意の点を指定した場合にのみ、ピンはジオメトリに関連付けられません。このため、ピンをアダプティブにすることはできません。
パーツを開いた状態、またはインプレイスでアクティブ化した状態で、[3D モデル]タブをクリックし、[パネルを表示]アイコン をクリックします。[ハーネス]を選択して[ハーネス]パネルを表示します。
[ハーネス]パネル
[ピン]
を選択します。
グラフィックス ウィンドウで、ピンを配置する点を指定します。
有効な点を指定すると、その点がハイライト表示され、[Pin Name]ダイアログ ボックスが表示されます。
必要に応じて、ピン名を修正します。
任意のプロパティを追加するには、[ハーネス プロパティ]ツールをクリックし、[カスタム]タブをクリックして、名前、タイプ、値を指定します。
[適用]をクリックします。
パーツ内でピン名が一意であるかどうかがチェックされます。名前が一意ではない場合は、名前の変更を求めるメッセージが表示されます。
他のピンも定義するには、手順 1 ~ 5 を繰り返します。
ピンの配置を終了するには、[OK]をクリックします。
リボン ケーブル コネクタで必要なピンなど、複数のピンを作成している場合には、ピンを個別ではなく、グループとして定義することができます。
ピン グループ コマンドを使用して、Autodesk Inventor パーツ上の個々のピンの方向および名前を設定します。
パーツを開いた状態、またはインプレイスでアクティブ化した状態で、[3D モデル]タブをクリックし、[パネルを表示]アイコン をクリックします。[ハーネス]パネルを選択します。
[ハーネス]パネル
[ピン グループ]
を選択します。
グラフィックス ウィンドウで、ピン グループに対して開始位置を選択します。
有効な位置が選択されると、ハイライト表示になります。
各行のピン数を入力します。
ピンの間隔を入力します。
[選択]がまだ有効でない場合にはクリックしてから、直線状のエッジをクリックすることにより、ピンの向きを指定します。エッジは行の方向と平行にしてください。
方向を確認するためのガイドとして表示される矢印を使用します。必要に応じて、[反転]をクリックして方向を逆にします。
行の数と行間隔を入力します。
[選択]がまだ有効でない場合にはクリックしてから、直線状のエッジをクリックすることにより、行の向きを指定します。エッジはピンの方向と平行にしてください。
方向を確認するためのガイドとして表示される矢印を使用します。必要に応じて、[反転]をクリックして方向を逆にします。
名前を指定します。
ピン グループの開始を示すため、1 文字の接頭辞と 3 桁以下の数字(A1 など)を入力します。選択した採番オプションの例を参照するため、プレビューを使用します。
ピン設定オプションを選択してから、プレビューを使用して、選択したオプションの結果を確認します。たとえば、[連続行]を選択すると、ピン番号が左から右に順番に増加します。2 番目の行は次の番号から開始することになります。
[適用]をクリックします。
パーツ内でグループ化されたピンの名前が一意であるかどうかがチェックされます。名前が一意ではない場合は、名前の変更を求めるメッセージが表示されます。
ピン グループの配置を終了するには、[OK]をクリックします。
ピンは、コネクタにグループとして追加されますが、同様に、グループとして編集されます。ピン グループの編集では、場所、方向、および間隔を変更することができます。
コネクタ ピンを削除すると、そのピンにアタッチされていたワイヤはすべて未接続(端点の情報が失われた状態)になります。右クリック メニューの[ワイヤ編集]を使用すると、再度アタッチできます。ピンがピン グループの一部である場合には、グループ全体または個別のピンを削除することができます。