機構をロードし、すべてのジョイントと環境変数を定義したら、コンポーネント上に配置された点の絶対運動学値と相対運動学値(軌道、速度、加速度)を作成できます。軌道経路と速度や加速度ベクトルをグラフィックス ウィンドウで表示するには、出力グラフをアクティブにして表示するトレースを設定します。トレース コントロールと表示は出力グラフで維持されます。
点の軌道をトレースしてそれを保存し、2D または 3D スケッチ ウィンドウでトレースを表示すると、コンポーネントと接触する他のコンポーネントに必要なクリアランスの決定に役立ちます。
[出力グラフ]ツールバーで[トレースを追加]
をクリックします。
[トレース]ダイアログ ボックスで[原点]選択矢印
をクリックします。
グラフィックス ウィンドウで、トレースする点を定義するジオメトリ エンティティを選択します。
固定の座標系以外を参照として使用する場合は、次の操作を行います。
[トレース]ダイアログ ボックスの[参照]ボックスの右にある矢印をクリックします。
機構のすべての座標系を含むメニューが開きます。
座標系メニューから、選択した点の参照として使用する座標系を選択します。
選択した点に関してグラフィックス ウィンドウで表示する変数またはベクトルを選択します。
次の 1 つまたは複数のオプションをクリックできます。
[軌道]や 1 つまたは複数のベクトルのチェック ボックスをオンにした場合、変数またはベクトルの色を選択するには、[色を変更]をクリックして Microsoft Windows 標準の[色の設定]ダイアログ ボックスを開きます。
[速度]や[加速度]を選択し、グラフィックス ウィンドウに表示しながらベクトルの尺度を変更するには、[尺度]ボックスに尺度の値を入力します。
尺度の既定値は 0.01 です。ベクトル全体がグラフィックス ウィンドウに表示されるようにベクトルのサイズを変更する場合、尺度を変更します。
出力グラフ
に保存する変数を選択します。
次の 1 つまたは複数のオプションをクリックできます。
[尺度]および[色を変更]は、変数を出力グラフに保存する場合は使用できません。
[OK]または[適用]をクリックします。
どちらでも選択は保存されますが、[OK]をクリックした場合は同時にこのダイアログ ボックスが閉じます。
まだシミュレーションを実行していない場合は、実行してください。シミュレーションを既に実行している場合は、キャッシュされたシミュレーション データによってトレースが表示されます。パラメータ値が変わっている場合は、シミュレーションを再実行してトレースを更新してください。
シミュレーションを再実行しないでトレースを追加することができます。[トレース]コマンドを使って、トレースを出力する追加の点を指定します。既存のキャッシュされたシミュレーションによってトレースが計算され、表示されます。トレースは出力結果であるため、トレースが表示されるのは、シミュレーションが実行中であるか実行済みであり、シミュレーション コンストラクション環境に戻っていない場合のみです。