ローカル ライトを使用するには

ローカル ライトを作成、編集する

シーンの合成は、コンポーネントの外観、照明スタイル、およびカメラ位置の選択で構成されます。

ローカル ライトと照明スタイル

重要: ローカル ライトは、HDR IBL 照明スタイルではなく、非 IBL および LDR IBL 照明スタイルを使用します。詳細については、「レンダリングの照明スタイルの概要」を参照してください。

ローカル ライトを作成、編集する

ローカル ライトを作成するためのコントロールは、照明スタイル内のライトを作成する場合と同じです。唯一の違いは、ローカル ライトは固有のブラウザ フォルダに格納されることです。ローカル ライトは照明スタイルとは違い、オブジェクトの集合としてではなく個々のオブジェクトとして機能します。Inventor Studio シーンには、最大 8 個のローカル ライトを追加できます。

  1. リボンで、[レンダリング]タブ [シーン]パネル [ローカル ライト]の順にクリックして、各タブでオプションを設定します。ブラウザの場合は、ローカル ライト ノードを展開します。ライト ノードをダブルクリックし、パラメータを編集します。代わりの操作として、右クリックし、[編集]をクリックして、ダイアログ ボックスを開いても同じです。各タブでオプションを設定します。

  2. [一般]タブ

    • [タイプ] : 次の光源タイプの中から 1 つを指定して、光源からの照射量をコントロールします。既定は[指向性]です。

      指向性: 空間の無限に遠い場所にある単一方向からの光源(太陽など)について、平行光線をシミュレートします。

      : 空間内の単一の点からすべての方向に放射される光源(電球など)をシミュレートします。このターゲットは、点光源を作成および編集するために使用され、光源が落ちる場所には影響しません。

      スポット: 空間の単一の点から特定の方向に放射される円錐形の光(舞台照明など)をシミュレートします。

    • オン/オフ ライト オン: 照明スタイルのライトをオンにします。既定は[オン]です。

      ライト オフ: ライトのオン/オフを切り替えます。光源をオフにすると、明るい色の面が黒に変化し、ブラウザで照明スタイル ツリーの光源アイコンが無効になります。

    • 配置 ターゲット: モデル上の任意の場所をクリックしたときにターゲット ポイントをモデルに設定します。または、空間内をクリックしたときに、既存のターゲットと同じビュー距離で表示平面上にターゲットを設定します。サーフェス上でマウスを動かすと、新しい光源のターゲット/方向のプレビューが表示されます。

      位置: 光源の方向線分に沿ってクリックすると、光源の位置が設定されます。方向線分は、その距離が現在の光源距離よりも長い場合、標準の方向線分の距離に延長されます。

      または

      モデル内の任意の場所をクリックした場合はそのクリックした点に位置を設定し、空間内の点をクリックした場合は、既存の位置と同じビュー距離で表示平面上の位置に設定します。

      -反転 右側のボタンをクリックすると、光の方向が反転します。右側のボタンを押している間、位置とターゲットが切り替わります。既定の設定は標準です。

  3. [イルミネーション]タブ: 光源が発光し、投影する方法を指定します。

    • [強度] : 光源からの照射量を指定します。既定は、0 から 100 の範囲の 0 です。
    • [色] : 光源の色を指定します。既定の色は白です。
    • [減衰補正] : 検出された光源の減衰を補正します。
  4. [点]タブ: 点光源のプロパティを設定します。[一般]タブの光源タイプが[点] に設定されている場合にのみ利用可能です。

  5. [スポット]タブ:スポット光源のプロパティを設定します。[一般]タブの光源タイプが[スポット] に設定されている場合にのみ利用可能です。

    • [位置] : 光源の位置の X、Y、Z 座標の値を指定します。
    • [ターゲット] : 光源のターゲットの X、Y、Z 座標の値を指定します。
    • [ホットスポット] : スポット光源の角度を指定します。既定は、1.0 から 150.0 度の範囲の 45 度です。
    • [フォールオフ] : スポット光源のフォールオフ角度を指定します。既定は、1.0 から 150.0 度の範囲の 50.0 度です。
  6. すべてのタブでオプションを設定したら、[完了]をクリックします。

アセンブリの最上位に作成されたローカル ライトはアニメーションにすることができます。サブアセンブリに組み込まれたローカル ライトは、自身を含むコンポーネントまたはアセンブリと一緒にアニメーション表示されます(「移動」します)。

ローカル ライト オブジェクト、ブラウザの右クリック メニューのコマンド

ローカル ライトフォルダで、任意のライトを右クリックし、次のコマンドにアクセスすることができます。

[ライトをコピー]

選択されたライトをコピーします。その際、すべてのパラメータを取り込んで同じライトが新たに作成されます。グラフィックス領域内で、新しいライトは選択されたライトから少し離れた場所に置かれます。コピーされたライトは、その他のライトと同様に選択、移動、修正することができます。[ライトをコピー]では、同じまたは類似のパラメータを持つ複製されたライトを、すばやく容易に作成できます。

編集

選択されたライトの[編集]ダイアログ ボックスを開きます。ライトのタイプ、パラメータ、位置などを変更できます。
[移動]選択されたライトに対して[3D 移動/回転]コマンドをアクティブにします。ウィンドウがライト範囲へズームして、ライト ハンドルへのアクセスと、作業に最適な空間配置を提供します。
[有効]

オンのときは、ライトは有効で選択可能であり、シーンに作用します。オフのときは、ライトはブラウザ内で選択可能ですが、シーンには作用しません。

削除する選択されたライトを削除します。ノードはローカル ライト フォルダとグラフィックス領域から削除されます。
ライト アニメーション[ライト アニメーション]ダイアログを表示します。現在のアニメーション アクションの終了時のライト位置およびパラメータを定義します。
表示設定シーン内のライト ジオメトリの表示設定を切り替えます。表示設定を切り替えても、ライトの効果はシーン内で可視に維持されます。