新機能の紹介: 2024.2
Autodesk Inventor のチューブ&パイプは、アセンブリ環境に対するアドインです。このアドインは、アセンブリ環境内での機械アセンブリや製品設計において、リジッド パイプ、ベンドチューブ、フレキシブル ホースを使用したルーティングを行える設計ツールを提供します。
チューブ&パイプを使用する前に、コンテンツ センターのチューブ&パイプ ライブラリにアクセスできる必要があります。現在の環境設定に応じて、Vault サーバにログインするか、またはデスクトップ コンテンツを使用します。
既存のアセンブリのコンテキストにチューブ、パイプ、およびホース ルートを追加するには、配管を作成し、スタイルを設定し、ルートを定義し、ルートを設定して配管を完成させます。複数のルートと配管を追加して定義できます。さらに、デザイン プロセスの全体で、特定の配管パーツと継手を追加および削除できます。チューブ&パイプ アセンブリが完了すると、チューブ&パイプの情報を図面とプレゼンテーションで表現することができます。
Autodesk Inventor のチューブ&パイプをシステムにインストールすると、[アセンブリ]タブに[パイプ配管作成]コマンドが追加され、Inventor の標準アセンブリ内にプライマリ配管アセンブリを作成できるようになります。
最初の配管を追加すると、その配管はインプレイスでアクティブになり、さらに複数のチューブ&パイプ専用のフィーチャが使用できるようになります。
最上位アセンブリ環境では、ビュー リプレゼンテーション、ポジション リプレゼンテーション、およびモデル状態を作成でき、そこで適切なチューブ&パイプ編集を使用できます。たとえば、ポジション リプレゼンテーションのフレキシブル ホース ルートを編集し、モデル状態のチューブ&パイプ コンポーネントを省略します。さらに、標準のチューブ&パイプ アセンブリを iAssembly ファクトリに変更し、アダプティブ プライマリ配管アセンブリ メンバのチューブ&パイプの相互交換可能なセットを作成できます。
配管環境で、[パイプ配管]タブがアクティブになります。配管環境によって追加されたフィーチャを使用して、次の操作を行います。
ルート環境では、[ルート]タブがアクティブになります。配管用に一覧表示されるスタイル フィーチャとブラウザ フィーチャに加えて、次の操作を行うことができます。
自動ルート コマンドおよびスケッチ ルート コマンドを使用して、ベンド チューブ ルート、リジッド パイプ ルート、またはフレキシブル ホース ルートを設計する
派生ルートを作成して、基礎となるベース スケッチを編集する
ルートの作成時および編集時におけるルート ポイントを追加する
ルート エレメントにスケッチ拘束を配置し、必要に応じて外部ジオメトリを参照ジオメトリとして追加する
線分、角度、および半径の寸法を追加してルート エレメントを拘束し、必要に応じて、ルート エレメントの被駆動寸法と駆動寸法を切り替える
自動ルート領域を一連の連続したスケッチ ルート セグメントに変換する
自動ルート領域内でダイナミックにルート ポイントおよびセグメントを移動する
フレキシブル ホースの長さをダイナミックに、あるいは正確な距離を入力して調整する
ルート デザインを支援するために、[パラメータ]コマンドを使用して、モデル パラメータとユーザ パラメータを維持する
パーツ環境では、[チューブ&パイプ オーサリング]コマンドが追加されます。コンテンツ センターに将来パブリッシュする、標準のパーツとカスタムの iPart をオーサリングできます。
パイプ配管は、Autodesk Inventor の他のアドイン アプリケーションのアセンブリに配置することができます。他のネイティブの Autodesk Inventor アセンブリでも、必要に応じてチューブ&パイプのアドインを使用することができます。
チューブ&パイプ データを表示するシステムに Autodesk Inventor チューブ&パイプがインストールされていない場合は、データのやり取りが制限されます。プライマリ配管アセンブリとそれに含まれるすべては、読み取り専用となります。
グラフィックス ウィンドウでは、チューブ&パイプ コンポーネントのアウトラインは表示されますが、コンポーネントを編集することはできません。また、チューブ&パイプ コンポーネントを新たに追加することはできません。
以下のタスクを行うことができます。