デザインの特定の要素にリミットを配置すれば、モニタされている要素の変更がリミットを越えたときに通知を受け取ります。
自動リミットを作成するときに、各通知レベルのリミットを指定します。モデルの変更が設定されているレベルを超えている場合、グラフィックス ウィンドウに記号が表示されます。
リボンで[検査]タブ [自動リミット]パネル
[自動リミット設定]の順にクリックし、[既定の表示]の基本設定を指定します。
自動リミット設定は、以前に作成した自動リミットには影響しません。
[自動リミット設定]ブラウザで、[自動リミット]アイコンを展開し、自動リミット タイプごとに基本設定を指定します。
[モデル許容差を使用]:各レベル(OK、警告、および重大な警告)にモデル許容差が適用されます。モデルに定義済みの許容差を使用するには、このチェックボックスをオンにします。個々の自動リミットの境界で設定された許容差を使用するには、このチェック ボックスをオフにします。たとえば、特定の自動リミットで 5 つのレベルすべてを作成する場合、赤レベル間の範囲はモデル許容差の 3 倍になります。
自動リミットの入力では、[アプリケーション オプション]の[一般]タブにある[選択範囲]設定を利用します。その結果、カーソルを移動すると、[選択範囲]とカーソルの位置に基づいてハイライト表示されるオブジェクトが変更されます。
[方法]:許容差の範囲として使用する方法として、指定した値の合計のパーセント値、または指定した値の合計より小さい数値または大きい数値のいずれかを選択します。
[下限]、[上限]:境界範囲の左(下)および右(上)の値を定義します。
[自動リミット設定]ブラウザで、[ツール チップ]アイコンをクリックします。境界を定義した自動リミットのツールチップに含める情報を選択します。境界の作成後に、自動リミットに関する情報を表示するには、オブジェクトのブラウザ アイコンの上にカーソルを置きます。
[検査]タブの[自動リミット]コマンドをクリックします。ダイアログで、アイコンをクリックして自動リミットを作成します。たとえば、[寸法自動リミット]ダイアログでは、[距離]をクリックします。
2D および 3D 環境で、線分、円、楕円、円弧、スプライン、またはエッジの長さをモニタするには、[長さ自動リミット]を使用します。
グラフィックス ウィンドウで、監視するジオメトリを選択します。ダイアログの[選択]オプションは、選択したジオメトリによって異なります。
必要に応じて、[自動リミット]テーブルで、[クリックして追加]を選択し、さらにジオメトリを追加します。
左の列で、累積合計値に対してある行の値を加算するか減算するには、+/- の記号を変更します。
[値]列にその行で選択した値の合計が表示されます。[累積]列には、行の和または差が表示されます。
[境界]タブで、下限値および上限値を定義すします。比較数値演算子(L 記号 およびU 記号)を使用します。たとえば、次のいずれかを入力します。
[境界]テーブルで、[クリックして追加]を選択します。既定では、最初の値が緑のゾーン(OK)を設定します。既定では、ジオメトリの長さの 10% が下限と上限に使用されます。
必要に応じて、別の算術オペレータを選択し、L 記号または U 記号をクリックします。
必要に応じて[クリックして追加]を選択し、黄色のゾーン(警告)を追加します。既定では、下限は 70 ~ 90%、上限は 110 ~ 130% です。
必要に応じて[クリックして追加]を選択し、赤のゾーン(重大な警告)を追加します。既定では、下限は 60 未満か 50 ~ 70、上限は 140 より大きいか 130 ~ 150 です。
[レベル]列で、ハイライト表示された境界条件ごとに警告レベルの定義を変更します。一覧から緑、黄、赤のいずれかのオプションをクリックして再定義します。
[表示精度]の一覧から、許容差に指定する詳細レベル(小数点以下の桁数)を選択します。
[適用]をクリックして自動リミットを追加します。必要に応じて自動リミットの作成を続けるか、[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。