アセンブリの簡略化された単一パーツ リプレゼンテーションを作成することにより、後工程のアセンブリやアプリケーションで容量とパフォーマンスを改善できます。
簡略化では、派生コンポーネントの機能がバックグラウンドで使用されます。既存のデザイン ビュー リプレゼンテーションやモデル状態リプレゼンテーションを使用して効率を高めることができます。簡略化パーツには、グラフィックスで表示されるコンポーネントのみが含まれています。
簡略化タスクに 1 つまたは複数のアセンブリを含めて、そのタスクを都合のよい時間に実行するようにスケジュールできます。
簡略化処理に失敗した場合、そのアセンブリの簡略化はスキップされ、次の簡略化が開始されます。失敗に関する情報はログ ファイルに記録されます。
Inventor の[タスク スケジューラ]ウィンドウで、 [アセンブリを簡略化] をクリックします。
タスク リスト内の情報が切り替わり、以前に保存した順次タスクが表示されます。
Inventor の[タスク スケジューラ]ウィンドウで右クリックし、 [タスク作成] [アセンブリを簡略化] の順に選択します。
[アセンブリを簡略化]ダイアログで、次のオプションのいずれかを選択します。
[フォルダ追加]:タスクに追加するフォルダを指定します。選択したフォルダ内の Inventor ファイルとその依存関係も選択内容に含まれます。サブフォルダを含めるには、[繰返し]列をクリックします。
個々のファイルを指定するには、[ファイル追加]をクリックします。
このダイアログで出力ファイルの名前を変更することはできません。
[タスクのプロパティ]ボックスに、タスク名とタイム アウトしきい値を入力します。
スケジュールを指定するか、[即時]オプションを選択します。
アセンブリ ファイルの行を選択し、[オプション]をクリックします。
[簡略化オプション]ダイアログで、必要な値を指定します。
[コンポーネント]タブ:
[リプレゼンテーション] で、モデル状態、デザイン ビュー、位置ビューに対して[プライマリ]または[最後にアクティブなビュー レベル]を選択します。
必要に応じて、 [パーツを除去] で [サイズによってパーツを除去] を選択し、[最大境界領域の対角線]のサイズを指定します。
[フィーチャ]タブ:
[フィーチャを除去] で、簡略化されたパーツから除去するフィーチャのタイプ(穴、ポケット、フィレット、または面取り)を指定します。フィーチャ タイプごとに次を選択することができます。
[作成]タブ:
[スタイル] 領域で、次のいずれかのオプションを選択します。
[その他の設定] で、次のいずれかを指定します。
[リンクを解除] : 更新を恒久的に無効にして、親アセンブリと簡略化パーツとの関連付けを解除します。
[コンポーネントの名前変更] : パーツの名前や番号を Part1 や Srf1 などの汎用値に置き換えます。
[ソース コンポーネントから面の色をリンク] を使用すると、ソース コンポーネントの色がターゲット パーツにリンクします。オフにすると、外観はターゲット パーツの既定の外観に設定されます。
ソース パーツの線分が変更された場合に派生パーツのスケッチ ブロックが更新されるかどうかをコントロールするには、 [ソース コンポーネントからスケッチの形式をリンク] を使用します。
[ブール演算の失敗で独立ボディを作成] を選択すると、単一ソリッド ボディ スタイル オプションのいずれかでブール演算が失敗したときにマルチボディ パーツが作成されます。
[内部パーツを削除] は既定でオンになっています。Inventor は、14 種類の標準方向(6 つの正投影方向と 8 つのアイソメ方向)からモデルを調べて、パーツの表示状態を判定します。表示されないとみなされたパーツは削除されます。
[すべての内 Fill 部空間を埋める] : シュリンクラップ ソリッド ボディ パーツ内のすべての内部空間シェルを塗り潰します。
[簡略化を使用して代替モデルの状態を作成] : 親アセンブリの簡略化パーツを使用してモデル状態リプレゼンテーションを作成します。
一覧表示されたアセンブリ ファイルごとに、オプションを設定する手順を繰り返します。