Autodesk Inventor モデルを開いたときに、メモリ使用量の問題が発生した場合は、次の提示事項を参考にしてください。
十分なアセンブリ拘束だけを使用して、必要なコンポーネント位置またはモーションを取得します。
冗長性を回避するには、[アプリケーション オプション]の [冗長関係解析を有効化] を使用して、重複拘束をチェックしてください。解析を完了した後にオプションをオフにします。
アセンブリ フィーチャの使用数を最小限に抑えます。
可能な場合は、共通の拘束参照を使用します。すべてのコンポーネントを共通コンポーネントまたはジオメトリに拘束すると、パフォーマンスの向上と複雑さの低減を図ることができます。たとえば、[原点]作業フィーチャを使用すると、可能な場合は常に、アセンブリ内のコンポーネントを拘束できます。
スケルトン モデリングを使用して、スタティック アセンブリに共通の原点を使用します。
対称アセンブリを、中央平面または中心軸に拘束します。
拘束エラーを特定して、修正するか省略します。Design Doctor を使用して、コンポーネントを選択表示します。
iMate を使用すると、オーバーヘッドの軽減と一貫性の向上を図ることができます。
可能な場合は常に、コンポーネント パターンを使用します。
大規模なアセンブリのデザイン ビュー リプレゼンテーションを使用して、現在の作業に必要なコンポーネントだけを表示します。これにより、グラフィックスのパフォーマンスが改善します。
モデル状態の代替を使用して、アセンブリ全体を同じアセンブリ ファイル内の単一パーツ ファイルで置換します。ディスク上の任意のパーツ ファイルを代替パーツとして使用できます。[簡略化]または[派生コンポーネント]コマンドを使用して作成された代替サーフェスのコンポジット パーツならば、アセンブリのメモリ要件およびファイル サイズを著しく減らせます。
コンポーネントがアセンブリに追加されたら、デザイン ビューを作成し、新しいコンポーネントの拘束や位置決めに必要のないコンポーネントの表示設定をオフにします。ファイルを開いたときに、非表示のコンポーネントはメモリにロードされません。
接触解析を実行し終えたら、[接触ソルバ]をオフにします。
アセンブリ ファイルでは、コイルとばねをできる限り非表示にします。
[アダプティブ]をオフにします。コンポーネントを新規の位置に適応させる必要のある場合は、[フレキシブル]オプションを使用します。
[グリップ スナップ]を使用して、コンポーネントを正確に位置決めし、固定することを検討してください。
1 つのシートのビュー数を最小限に抑えることで、図面ファイルのサイズをできるだけ小さくします。
たとえば、メイン アセンブリのベース ビューは 1 つとし、その他の投影ビュー、詳細図、または断面図は 4 つを超えないようにします。
図面ファイルのシート数は最小限に抑えます。
.bmp を表題欄に挿入する前に、社内基準で定められた最小のファイル サイズで .bmp が保存されていることを確認します。Microsoft Paint では、既定のファイル タイプは 24 ビットのビットマップです。ファイル タイプを 16 色またはモノクロ タイプのビットマップに下げると、容量が増加します。
[ドキュメントの設定]の[図面]タブにある[ビットマップの解像度]ドロップダウン メニューで低いビットマップ解像度を選択して、[常に実行]を選択すると、大容量のモデルまたは複雑なモデルをシート ビューで操作する場合にメモリの消費を抑えるのに役立ちます。