アセンブリのコンポーネントをミラー化するには

アセンブリ全体またはコンポーネントのサブセットをミラー化することができます。

新機能の紹介: 2024.12026

[ミラー]コマンド使用時のパラメータおよび結果に関する注意点: アセンブリ内のパーツをミラー化するときに、一部のパラメータがミラー化されたパーツで設定されない可能性があります。さらに、[パラメータ]ダイアログ ボックスの[エクスポート パラメータ]チェックボックスでは、元のパーツと同じステータスが保持されない可能性があります。たとえば、フレーム ジェネレータで作成したアセンブリをミラー化すると、1 つまたは複数のパラメータや[エクスポート パラメータ]設定が、ミラー化されたパーツに引き継がれない可能性があります。パラメータ値が必要な場合は、ミラー化されたパーツ内で値を手動で作成する必要があります。

溶接ドキュメントでは、ミラー化されたパターンの作成はサポートされていません。

拘束

ターゲットと対称面の間に拘束を作成することはできません。ソース コンポーネントはアセンブリ拘束によって移動でき、パターンによってターゲット コンポーネントの位置が更新されます。

デザイン ビュー

名前変更、並べ替え、削除など、アセンブリ ドキュメントでデザイン ビューを作成および更新できるようになりました。デザイン ビューは、ソース ドキュメント内でのみ切り替えることができます。

ポジション リプレゼンテーション

名前変更、並べ替え、削除など、ポジション リプレゼンテーションを作成および更新できるようになりました。ポジション リプレゼンテーションはソース側でのみ変更でき、更新するとターゲットのポジション リプレゼンテーションが更新されます。フレキシブル サブアセンブリは、新しい [ミラー パターンを作成] コマンドではミラー化できません。関連付けられたミラーを作成した後、既存のサブアセンブリをフレキシブルに変更することはできません。

省略

[省略]は、個々のネストされた関連ミラー フィーチャに対して使用できます。省略されたソースまたはターゲット インスタンスをミラー化すると、省略されたインスタンスは「再利用」の状態になります。関連付けられたミラーのソース インスタンスが省略されても、編集モードでは 3 つの状態(ミラー、再利用、除外)すべてが適用可能です。未解決のインスタンスは、関連付けられたミラーのソースとして使用することはできません。関連付けられたミラーのソースおよびターゲット インスタンスは、どちらも省略することができます。

iProperty とスタイル

iProperty とスタイルは、コンポーネント パターンをミラー化した後、ソース コンポーネントからターゲット コンポーネントに同期されます。既定の部品番号の値はターゲット ドキュメントに作成され、ソース ドキュメントとは同期されません。シート メタル スタイルを含むスタイルも、ターゲット ドキュメントに同期されます。インスタンス プロパティはターゲット ドキュメントに同期されないことに注意してください。

  1. リボンで、[アセンブリ]タブ [パターン]パネル [ミラー] の順にクリックします。

  2. グラフィックス ウィンドウまたはアセンブリ ブラウザで、ミラー化するコンポーネントを選択します。選択したコンポーネントが[ミラー コンポーネント: ステータス]ダイアログ ボックスのブラウザに表示されます。

  3. [ミラー コンポーネント: ステータス]ダイアログボックスで、ミラー化する内容を選択します。

    • [ミラー パターンを作成]: ソースおよびターゲット コンポーネント間の関連付けを維持しながら、ソース コンポーネントのジオメトリと位置をミラー化することができます。ミラー化されたコンポーネントは、新しく作成された [ミラー] ブラウザ ノードに配置されます。
    • [フラット構造を作成]: ミラー化されたジオメトリのみを作成し、ターゲットおよびソース ドキュメント間の関連付けはありません。
  4. [ミラー コンポーネント: ステータス]ダイアログ ボックスで、[対称面]をクリックします。次に、適切な基準平面を選択します。

  5. ミラー化されたコンポーネントに、既存のコンポーネント間の拘束とジョイントを適用するには、 [関係をミラー化] を選択します。選択を解除すると、ミラー化されたコンポーネントに拘束とジョイントが適用されません。このオプションは、[ミラー パターンを作成]を選択した場合は使用できません。

  6. 新しいミラー化されたコンポーネントを自動的に固定するには、 [新規コンポーネントを固定] を選択します。このオプションは、[ミラー パターンを作成]を選択した場合は使用できません。

  7. ダイアログ ボックスの一番上にあるステータス ボタンを使用することで、選択されているすべてのコンポーネントのステータスを変更できます。個々のコンポーネントのステータス アイコンをクリックして、コンポーネント ステータスを変更します。

[ミラー]

ミラー化されたコンポーネントを作成し、新しいファイルに保存します。

[再利用]

現在のアセンブリ ファイルまたは新しいアセンブリ ファイルにコンポーネント インスタンスを追加します。

[除外]

サブアセンブリまたはパーツをミラー操作の対象から除外します。

  1. 再利用されたコンポーネントについて、次の点を確認します。

    • 再利用に適さないコンポーネントは太字で表示されます。必要に応じて、[再利用]ステータスを[ミラー]または[除外]に変更します。

      注: コンポーネントは、適切に再利用できるように、現在の対称平面を基準に対称にする必要があります。非対称のコンポーネントを再利用した場合、作成されたモデルに不適切に配置される可能性があります。
      ヒント: マークされたコンポーネントの一覧をクリップボードにコピーするには、[コピー]ボタンをクリックします。
    • 再利用されたコンポーネントの対称平面を変更するには、コンポーネントを右クリックし、代替平面を選択します。

  2. [詳細] をクリックし、次の操作を行います。

    • 必要に応じて、ライブラリのコンポーネントのミラー化状態を有効にするには、[標準コンテンツとファクトリ パーツを再利用]チェック ボックスをオフにします。既定で、ミラー化されたアセンブリ ファイルではライブラリ パーツが再利用されます。
    • [コンポーネントのプレビュー]で、チェック ボックスをオンにしてグラフィックス ウィンドウに表示されるプレビューをカスタマイズします。
  3. [次へ]をクリックして、[ミラー コンポーネント: ファイル名]ダイアログ ボックスを開きます。

  4. コピーされるファイルを確認し、必要に応じて変更を行います。

    • ファイル名を編集するには、[新しい名前]フィールドでクリックします。一覧表示されているファイル名を検索するには、[新しい名前]フィールドを右クリックして[検索]を選択します。文字列を検索して置き換えるには、[置換]を選択します。
    • ファイルの位置を[ソース パス]から[作業スペース]または[ユーザ パス]に変更するには、[ファイル位置]フィールドを右クリックします。[ユーザ パス]を選択する場合は、[ファイル位置]フィールドをもう一度クリックしてパスを設定します。一般に、アセンブリを再度開くときにファイルの位置が分かるようにするために、既定の位置を保持してください。
  5. [名前付け規則]ボックスで、以下の操作を行います。

    • 必要に応じて、[接頭辞]チェック ボックスをオンにした後、接頭辞を入力します。
    • すべてのファイルに索引を追加するには、[増分]チェック ボックスをオンにします。既に索引があるファイルは 1 増分されます。
    • 既定の接尾辞(_MIR)を受け入れるか、別の接尾辞を入力します。接尾辞を除去するには、チェック ボックスをオフにします。
  6. [適用]をクリックすると、ファイル名が更新されます。必要に応じて、[元に戻す]をクリックして元の値に戻します。

  7. [コンポーネントの作成先]ボックスで、いずれかを選択します。

    • 現在のアセンブリ ファイルまたは新しいアセンブリ ファイルにコンポーネントを配置するには、[アセンブリ内に挿入]を選択します。
    • 編集中のアセンブリは変更しないで新しいアセンブリ ファイルを開くには、[新しいウィンドウで開く]を選択します。
  8. ステータスを変更するか、新しいコンポーネントを選択する場合は、[選択に戻る]をクリックします。それ以外の場合は、[OK]をクリックします。変更が適用され、ダイアログ ボックスが閉じます。

注: ミラー化されたコンポーネントの複数インスタンスは、[ミラー コピー: ファイル名]ダイアログ ボックスに 1 回だけ表示されます。