出力グラフでシミュレーション結果を確認するには

出力グラフは、シミュレーションから得られたさまざまな結果を確認するための手段です。シミュレーションの実行後に行うことができる、いくつかの操作を次に示します。

トレースの表示

  1. シミュレーションの実行後、実行環境を終了する前に、[出力グラフ]コマンドをクリックします。

    [出力グラフ]ウィンドウは、ブラウザ、グラフ、タイム ステップなどいくつかのセクションに分かれています。ウィンドウの上部のツールバーには、出力グラフ専用のコマンドがあります。ウィンドウのサイズは変更可能なので、必要な大きさに合わせて調整できます。

  2. [トレースを追加]をクリックします。ダイアログ ボックスが表示され、原点セレクタが入力待ちになります。のこぎり歯ブレードの終端にある点を選択します。

  3. ダイアログ ボックスで、[トレースの出力値]オプション をオンにします。

  4. のこぎり歯ブレードに沿って、追加のトレース点を 2 つ指定します。トレースをエクスポートします。

トレースを参照として設定する

  1. 出力グラフ ブラウザで、トレースを展開します。
  2. [トレース: 1]、[位置]の順に展開します。
  3. [P[X]]を右クリックし、[参照に設定]をクリックします。
  4. [出力グラフ]の[保存]コマンドを使用して、シミュレーションを保存します。
  5. Reciprocating Saw cam1.iaa という名前を入力します。[OK]をクリックします。
  6. 出力グラフを閉じます。
  7. [シミュレーション プレーヤ]で、[構築モード]をクリックします。

カム コンポーネントの修正

  1. ブラウザの[可動グループ]で、[カム クランク]アセンブリを展開します。

  2. lobe.ipt カム コンポーネントを右クリックし、[編集]をクリックします。

  3. ローブ押し出しのスケッチの編集

  4. 5.08 寸法をダブルクリックします。この値を「1.0」に変更します。

  5. 7.62 寸法をダブルクリックします。この値を「9」に変更します。

  6. リボン バーの右端にある[スケッチを終了]をクリックします。

  7. リボン バーの同じ領域で、[戻る]をクリックします。

  8. シミュレーション プレーヤで、[実行]をクリックします。

  9. 出力グラフを起動します。

  10. [出力グラフ]ツールバーで[シミュレーション インポート]をクリックします。

  11. Reciprocating Saw cam1.iaa ファイルを選択します。[出力グラフ]ブラウザにシミュレーション データが出力されます。

  12. Reciprocating Saw cam1.iaa ノードを展開し、[トレース]を展開します。

  13. [トレース: 1]、[位置]の順に展開します。

  14. [P[Z]]を右クリックし、他のシミュレーション トレース上に表示します。この方法で、シミュレーション結果を比較することができます。

FEA にエクスポート

  1. [出力グラフ]の[タイム ステップ]セクションで、構造解析環境で解析するタイムステップの横にあるチェック ボックスをオンにします。

  2. [出力グラフ]ツールバーで[FEA にエクスポート]をクリックします。[FEA にエクスポート]ダイアログ ボックスが表示され、パーツ セレクタがアクティブになります。

  3. グラフィックス ウィンドウで、[フォロア: 1]をクリックします。

  4. [OK]をクリックします。

面を選択する

  1. [FEA 荷重を受ける面を選択]ダイアログ ボックスの[パーツ選択]セクションで、[フォロア: 1]をクリックします。

  2. 補完するジョイントのセクションで、[角柱状: 3 (ガイド: 1、フォロア: 1)]をクリックします。

  3. グラフィックス ウィンドウのフォロア パーツで、ガイド コンポーネントの穴内部のスライドの面を選択します。

  4. ダイアログ ボックスで、[回転: 5 (フォロア ローラ: 1、フォロア: 1)]をクリックします。

  5. グラフィックス ウィンドウのフォロアで、フォロア ローラ コンポーネントが移動する円柱状面を選択します。

  6. ダイアログ ボックスで、[ばね/ダンパー/ジャッキ :: 7 (ガイド: 1、フォロア: 1)]をクリックします。

  7. グラフィックス ウィンドウのフォロアで、ばねジョイントとフォロアが接触する面を選択します。

  8. ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。

タイム ステップを選択する

  1. シミュレーションを実行します。
  2. 出力グラフの[タイム ステップ]ペインで、0.095 s、0.2375 s、および 0.3925 s のタイム ステップをクリックします。
  3. 出力グラフを閉じます。
  4. リボン バーの[ダイナミック シミュレーションを終了]をクリックします。

構造解析へのモーション荷重のインポート

  1. リボン バーの[環境]タブ [構造解析]をクリックします。

  2. [構造解析]タブで、[シミュレーション作成]をクリックします。

  3. ダイアログ ボックスの[シミュレーション]タブの[静解析]セクションで、[モーション荷重での解析]オプションをオンにします。

    パーツとタイム ステップの一覧が、有効になります。パーツ一覧には、FEA にエクスポートされたパーツが表示されます。複数のコンポーネントをエクスポートし、コンポーネントごとに異なるシミュレーションを作成することができます。

    タイム ステップの一覧には、エクスポート用に選択したタイム ステップが表示されています。

  4. タイム ステップの一覧からタイム ステップ 0.2375 を選択し、[OK]をクリックします。

    グラフィックス ウィンドウ内のコンポーネントのうち、シミュレーション用途に使用可能なのは、フォロア コンポーネントだけです。他のコンポーネントは除外されます。

  5. ブラウザで[荷重]ノードを展開します。コンポーネントの操作にはさまざまな荷重が関係しています。これらの荷重は、グラフィックス領域内にも表示されます。シミュレーションでは、アクティブにしたくない荷重を省略することができます。1 つの荷重に対する影響を確認するには、それ以外の荷重を省略してください。

  6. [ソルブ]パネルで[シミュレーション]をクリックします。シミュレーションは、解析に時間がかかることがあります。シミュレーションが完了すると、フォン ミーゼス応力の結果が表示されます。

  7. [結果]ノードを展開し、参照する結果をダブルクリックします。

  8. [シミュレーション]タブをクリックし、[ダイナミック シミュレーション]をクリックします。

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