パンチ ツールを作成する

新機能の紹介: 2026

パンチ ツールは、シート メタルの面を貫通加工したり変形させたりするために特別に作成された iFeature です。パンチ ツール iFeature スケッチには、標準の iFeature とは異なる特定の作成要件があります。

既存のフィーチャを使用せずに、新しいパンチ ツール フィーチャを作成する

  1. 他のフィーチャがないソリッド平面に、新しいスケッチを作成します。このスケッチは、パンチ穴配置スケッチと呼ばれます。

  2. スケッチの中心点を削除します。パンチ ツール iFeature が持つことができる中心点は 1 つのみであり、iFeature の配置に使用されるため、このステップは重要です。

  3. スケッチ ジオメトリを使用して、パンチ形状を定義します。

  4. iFeature の配置に使用する位置に 中心点 中心点を追加します。これを配置点と呼びます。

  5. スケッチを終了 [スケッチを終了] をクリックします。

  6. 押し出しカット、エンボスなど、目的のフィーチャ作成ツールを使用して、フィーチャを作成します。

    注: シート メタル パーツをフラット パターンとして表示する場合に、Inventor がパンチ ツールを表すために表示する代替スケッチ リプレゼンテーションを定義することができます。
  7. 以下の、「パンチ ツール iFeature を作成する」に進みます。

既存のフィーチャを使用してパンチ ツール フィーチャを作成する

  1. 新しいパーツを作成します。
  2. パンチ ツール iFeature として使用するフィーチャを含むパーツを開きます。
  3. 既存のパーツからフィーチャをコピーし、新しいパーツに貼り付けます。この手順により、既存のフィーチャが変更されるのを防ぎます。
  4. フィーチャ スケッチを編集し、配置点として使用する中心点以外の余分な中心点を削除します。中心点が存在しない場合は、配置点の位置に中心点を追加します。
  5. [スケッチを終了] をクリックして[スケッチ]環境を終了し、フィーチャを更新します。
  6. 以下の、「パンチ ツール iFeature を作成する」に進みます。

パンチ ツール iFeature を作成する

  1. モデル ブラウザで、作成したフィーチャを選択します。

    注: iFeature には既存のフィーチャを使用できます。その場合、有効なパンチ ツールは、パンチ穴配置スケッチに中心点を 1 つしか持つことができないことに注意してください。
  2. リボンで、[管理] タブ [オーサリング] パネル [iFeature を抽出] の順にクリックします。

  3. [iFeature を抽出]ダイアログで、 [シート メタル パンチ穴 iFeature] オプションを選択します。

    中心マークのエラー メッセージが表示された場合、フィーチャ スケッチの中心点がないか、中心点の数が多すぎます。問題を解決して、パンチ穴 iFeature を作成します。

  4. 既定の名前が提供されるため、名前を右クリックして [名前変更] をクリックし、目的の名前を入力します。名前にスペースや特殊文字を使用することはできません。フィーチャの名前はパラメータ名に追加され、iFeature を配置するときに計算式で使用されることもあります。

  5. [モデル ブラウザ]で、抽出するスケッチ フィーチャを 1 つまたは複数選択します。パーツ内のすべてのフィーチャを抽出するには、基準フィーチャを選択します。

基準フィーチャの選択には、ジオメトリ上の従属フィーチャがすべて含まれます。フィーチャを削除するには、[iFeature を抽出]ダイアログ ボックスを使用します。

  1. [選択されたフィーチャ] リストで、iFeature を配置するときに変更できるようにするパラメータをダブルクリックします。または、パラメータを選択して 追加 [追加] をクリックし、そのパラメータを[サイズ パラメータ]リストにコピーします。配置時に iFeature を定義するために必要な数のパラメータを追加します。[サイズ パラメータ]リストからパラメータを除外するには、削除 [削除] を使用します。

  2. 必要に応じて、 [サイズ パラメータ] リストでフィールドをクリックして、選択したパラメータの値を変更します。パラメータとプロンプトは、モデルに iFeature を配置するときに使用します。

    • [名前]:iFeature を配置するとブラウザに表示されます。
    • [値]:現在の値が既定です。新しい値は、[制限]パラメータに基づいて制限されます。
    • [制限]:[値]ボックスに入力した値を制限するドロップダウン ボックスで、3 つのオプションがあります。
      • [なし]:パラメータ値の制限はありません。
      • [範囲]:未満、等号、および無限の各記号を使用して、最小値と最大値を指定できます。[最小値]フィールドに負の値を入力すると、エッジを基準として、配置された iFeature の深さ方向やスケッチ曲線の位置を変更できます。
      • [一覧]:クリップボードから貼り付けた値、または入力した値が表示されます。
    • [プロンプト]:iFeature をパーツに配置したときに表示されるテキスト プロンプトを入力します。
  3. 必要に応じて、 [位置ジオメトリ] リストで、ジオメトリに使用する名前またはプロンプトを変更します。

  4. [製造] グループで、必要に応じて [パンチ ID]フィールドをクリックしてパンチ ID を指定します。

  5. 必要に応じて、 [深さ] にカスタム値を入力します。これは、他のサイズ パラメータの後に定義する必要があります。

  6. 簡易リプレゼンテーションを使用する場合は、 [スケッチを選択] をクリックし、モデル ブラウザで iFeature ノードを展開して、iFeature の定義に使用するスケッチを選択します。または、フラット パターンでパンチ穴フィーチャを単純化するために作成された、未使用の中心マークが 1 つ定義されている未使用のスケッチをクリックします。

    注: 中心マークのないシート メタル パンチ穴 iFeature を保存しようとすると、中心マークを追加するためにスケッチを編集するよう促すエラー メッセージが表示されます。
  7. フラット パターンで iFeature を展開する場合は、 [フラット パターンで展開] オプションを選択します。

  8. [保存] をクリックします。

  9. [名前を付けて保存] ダイアログでは、既定のフォルダの場所はインストールされたカタログのパスです。別の場所に保存するには、目的のフォルダに移動して、[パンチ ツール]コマンドで使用するファイルを保存します。