部品表関数のリファレンス(iLogic)

部品表関数は、アセンブリ内の部品表で操作を実行するために使用します。

部品表に表示されている計算によるコンポーネントの数量は、上書きすることができます。また、部品表データは Excel やその他の形式にエクスポートできます。

部品表関数にアクセスするには、iLogic の[ルールを編集]ダイアログの[スニペット]領域にある[システム]タブで、[部品表]ノードを展開します。

iLogic の部品表のエクスポート

部品表を外部ファイルにエクスポートします。

構文

ThisBOM.Export(“BOMViewName”, filename, format)

“BOMViewName”

Inventor の[部品表]ダイアログ ボックスのタブに表示される名前です。この値は、Structured または Parts Only にすることができます。[モデル データ]ビューはサポートされていません。最初にルールを実行する前に、使用するビューを有効にします([部品表]テーブルのタブを右クリックします)。

filename

作成するエクスポート ファイルの名前(およびファイル拡張子)です。フル パスで指定しなかった場合、部品表はアセンブリが保存されているフォルダにエクスポートされます。Excel のエクスポートの場合、ファイル名拡張子は .xls にする必要があります(.xlsx はサポートされていません)。

format

次のいずれかの形式を指定できます。

例 :

ThisBOM.Export("Parts Only", "Bom353.xls",  kMicrosoftExcelFormat)
ThisBOM.Export("Structured", "Bom631.xls",  kTextFileTabDelimitedFormat)
ThisBOM.Export("Structured", ThisDoc.ChangeExtension(".mdb"),  kMicrosoftAccessFormat)

iLogic の OverrideQuantity 関数

コンポーネントの数量を上書きします。この関数は、モデルのいくつかのインスタンスのみを表示し、部品表に実際の数量を表示する場合に役立ちます。[部品表]ダイアログ ボックスを開いて、コンポーネントの[数量]列で[数量を計算]ではなく[静的量]を選択した場合と同じ処理になります。

構文

ThisBOM.OverrideQuantity(“Model Data”, partNumber, quantity)

最初の引数は、部品表ビューの名前になり、常に "Model Data" にする必要があります。

partNumber

コンポーネントの[部品番号]プロパティです。この値は、部品表ビューの列に表示されます。

quantity

このコンポーネントに設定する数量です。

ThisBOM.OverrideQuantity("Model Data", "Top Screw", 18)

iLogic の CalculateQuantity 関数

部品表数量を自動計算数量に戻すように設定します。

構文

quantity = ThisBOM.CalculateQuantity(“Model Data”, “partNumber”)

quantity = ThisBOM.CalculateQuantity("Model Data", "Top Screws")