ルールを作成、編集、名前変更、実行したり、スニペットをルールに挿入することができます。
新機能の紹介: 2022.1、2022.2
ルールを作成する前に、ルールで使用するすべてのパラメータを作成します。
リボンで、[管理]タブ [iLogic]パネル
[ルールを追加]
の順にクリックします。
[ルール名]ダイアログ ボックスで、新しいルールの名前を入力して、[OK]をクリックします
[ルールを編集]ダイアログ ボックスを使用してルールを定義します。
パーツまたは図面のドキュメントでは、パラメータ グループをクリックして、右側の[パラメータ]タブにパラメータの一覧を表示します。次に、一覧の中のパラメータをダブルクリックして、ルール テキスト内に名前を挿入します。
アセンブリ ドキュメントの場合は、[3D モデル]タブを選択して、アセンブリ コンポーネントを表示するか、[ファイル ツリー]タブを選択して、サブアセンブリおよびパーツ ファイルを表示します。パーツ ファイル項目を転換して、ファイル内のパラメータとフィーチャを表示します。
項目を右クリックして、 [現在の状態を取り込む] を選択し、項目に値を割り当てるルールへテキストを挿入します。
たとえば、パラメータの現在の状態と現在の値を取り込み、d0 = 4.0 in
のようにパラメータを挿入します。
パラメータは、常に指定された単位で取り込まれますが、新しい計算式を記述するときに単位は必要ありません。パラメータ グループを右クリックして、特定の型のすべてのパラメータの状態を取り込むことができます。また、フィーチャやコンポーネントを右クリックして、それらの現在の IsActive
の状態(省略または省略解除)を取り込むことができます。
また、次の現在の状態を取り込むことができます。
[スニペット]領域の[システム]および[カスタム]タブの一覧にあるスニペットを使用して、ルール用にカスタマイズ可能な関数を追加できます。ルールに追加するスニペットをダブルクリックします。
ルールのテキスト領域の上にある編集ツールバーの選択項目は、ルールの表示設定を操作するために使用します。また、この選択項目は、条件ステートメント、キーワード、および演算子を挿入するためにも使用します。
編集内容を保存して編集を続行するには、[保存]をクリックします。ルールを実行するには、[保存して実行]をクリックします。
ルールの名前を変更するには、iLogic ブラウザで名前をゆっくりと 2 回クリックして編集可能にし、既存の名前を変更します。
折りたたみ可能コード領域を定義するには、一重引用符と左角括弧でコードを開始し、一重引用符と右角括弧でコードを終了します。
折りたたみ可能コメントを定義するには、コメントの各行の先頭に一重引用符を 3 つ挿入します。
コードまたはコメントを折りたたむには、ノード アイコン(-)をクリックします。
カーソルの位置にあるコード領域またはコメントの展開表示を切り替えるには、右クリックして[アウトライン] [アウトラインの表示/非表示を切り替え]を選択します。
ルール内の折りたたみ可能コード領域およびコメントの展開表示をすべて切り替えるには、右クリックして[アウトライン] [すべてのアウトラインの表示/非表示を切り替え]を選択します。
アウトライン表示機能をすべて無効にして、折りたたんだコード領域またはコメントを展開するには、右クリックして[アウトライン] [アウトラインの表示を停止]を選択します。アウトライン表示機能を再び有効にするには、右クリックして[アウトライン]
[自動アウトライン表示を開始]を選択します。
ルールを手動で実行するには、iLogic ブラウザ内を右クリックして、[ルールを実行]を選択します。
ルール内のパラメータをモデルと同期するには、ルールを実行する前に、右クリックして[ルールを再生成]を選択します。すべてのルール内のパラメータをモデルと同期するには、[すべてのルールを再生成]を選択します。
ルール内で別のルールを明示的に実行するには、iLogicVb.RunRule
関数を使用します。
ルールの実行方法をコントロールするには
ルール エディタでルールを開きます。
[オプション]タブで、目的のオプションを選択します。
[省略]:ルールが自動的に実行されないようにします。(省略したルールは手動で実行できます。また、ルールは、iLogic ブラウザで省略することもできます)
[サイレント操作]:Inventor のダイアログを表示せずにルールを実行します。
[従属ルールをすぐに実行]:参照先パラメータの値が変更されたときに従属ルールを実行します。
従属ルールを即座に実行することで、パラメータの設定後に、明示的なモデルの更新を組み込むことができます。更新の時点で、パラメータは変更され、従属ルールも実行されています。
[自動的に実行しない]:パラメータの変更時にルールが実行されないようにします。このチェック ボックスをオンにすると、ルールを手動で実行したり、イベント トリガまたは iLogicVB.RunRule を使用してルールを実行することができます。
ルール間でコードを共有するには
iLogic では、純粋な VB コードと識別されたルール内のコードは事前処理が行われないため、ルール内では、Inventor パラメータ名は認識されません。ルールには、他のルールから呼び出し可能なクラスやモジュールが含まれている必要があります。このオプションは、ルール間でコードを共有する方法や、コード モジュールを管理する方法として使用します。ただし、共有コードは難易度が高い記述方法であることに注意してください。
フォントと構文の色分けを設定するには
これらのオプションは、ルール エディタでのルール テキストの外観に影響を与えます。
このオプションは、[現在の状態を取り込む]をアセンブリ内のコンポーネントのパラメータに使用した場合に、アセンブリのみに影響します。
ルール エディタでルールを開きます。
[オプション]タブを選択します。
[コンポーネント名を使用]チェック ボックスをオンにして、構文にコンポーネント名を取り込みます(たとえば、Parameter("PartA:1", "d0") = 5.6 in
)。移植性を優先する場合にはこの選択をお勧めします。
または、コンポーネント名を除外するには、このチェック ボックスをオフにします(たとえば、PartA.ipt.d0 = 5.6 in
)。
[OK]をクリックします。
リボンで、[管理]タブをクリックします。[iLogic]パネルで、次のいずれかの操作を実行します。
ルールを削除するには、iLogic ブラウザを表示し、ルールを右クリックして、[削除]を選択します。
ドキュメント内のルールをすべて削除するには、[iLogic]パネルのドロップダウン メニューで[すべてのルールを削除]を選択します。
既存のルールを開きます。
コードをコピーします。
iLogic ブラウザの[外部ルール]タブで、外部ルールを新規作成し、コピーしたコードを貼り付けます。
外部ルールを .iLogicVb (推奨)、VB、TXT のファイル形式で保存します。外部ルールを他のルールから実行するときに、iLogic で参照可能なフォルダに外部ルールを保存します。iLogic では、外部ルール ファイルが次の順序で検索されます。
iLogic ブラウザでは、ツリー内の最上位ノードと各フォルダおよびルールで、右クリック メニューを使用できます。
外部ルールのアイコンを作成して、iLogic ブラウザに表示するには、BMP または PNG ファイル(16 x 16 のサイズを推奨)をルール ファイルと同じ名前で、同じフォルダ内に作成します。アイコンを表示するには、Autodesk Inventor を再起動します。