これは、すべての NURBS サーフェス クラスの親クラスです。直接構築することはできません。このクラスでは、すべての NURBS サーフェスの共通プロパティが記述されます。マテリアル ID、テクスチャまたはタイル オプション、レンダリング可能状態および開いた状態または閉じた状態、法線反転状態などのプロパティがあります。evalPos()、evalUTangent()、および evalVTangent() の各メソッドは、サーフェス上のポイントと接線の計算に使用されます。

プロパティ

すべての NURBS サーフェス クラスは、次のプロパティを保持します。

<nurbssurface>.renderable : boolean     

サーフェスがレンダリング可能かどうかを指定します。サーフェスがレンダリング可能な場合は true、それ以外の場合は false です。

<nurbssurface>.flipNormals : boolean   

サーフェスのサーフェス法線がすべて反転されるかどうかを指定します。サーフェス法線が反転される場合は true、そうでない場合は false を指定します。

<nurbssurface>.generateUVs1 : boolean

true の場合は、UVW チャネル 1 の UV マッピング座標の生成が可能になります。一般的なマッピング チャネルへのアクセスについての詳細は、getGenerateUVs() および setGenerateUVs() メソッドを参照してください。

<nurbssurface>.generateUVs2 : boolean

true の場合は、UVW チャネル 2 の UV マッピング座標の生成が可能になります。一般的なマッピング チャネルへのアクセスについての詳細は、getGenerateUVs() および setGenerateUVs() メソッドを参照してください。

<nurbssurface>.matID : integer

サーフェスのマテリアル ID です。

<nurbssurface>.closedInU : boolean, read-only

サーフェスが U 方向で閉じられている場合は true です。開かれている場合は false です。

<nurbssurface>.closedInV : boolean, read-only

true になるのは、サーフェスが V 方向で閉じられている場合です。開かれている場合 false です。*

<nurbssurface>.uParameterRangeMin : float, read-only <nurbssurface>.uParameterRangeMax : float, read-only

NURBS サーフェスに関連付けられているメソッドの <u_parm> の有効な最小値および最大値が含まれます。

<nurbssurface>.vParameterRangeMin : float, read-only <nurbssurface>.vParameterRangeMax : float, read-only

NURBS サーフェスに関連付けられているメソッドの <v_param> の有効な最小値および最大値が含まれます。

<nurbssurface>.textureSurface1 : NURBSTextureSurface <nurbssurface>.textureSurface2 : NURBSTextureSurface

2 つのマッピング チャネルのテクスチャ サーフェスの取得や設定に使用されます。これらのプロパティは、NURBSTextureSurface クラスのインスタンスを取得し、返します。.textureSurface1 はマッピング チャネル 2にアクセスし、.textureSurface2 はマッピング チャネル にアクセスします。詳細は、「NURBSTextureSurface: 値」を参照してください。一般的なマッピング チャネルへのアクセスについての詳細は、getTextureSurface() および setTextureSurface() メソッドを参照してください。

シーンに存在する NURBS オブジェクトにテクスチャ サーフェスを割り当てることはできません。新しい NURBSSet を作成し、createNURBSObject() を呼び出すときにテクスチャ サーフェスを使用します。ただし、getNURBSSet() を実行してこれらのプロパティに NURBSTextureSurface を割り当てても何も実行されません。

メソッド

すべての NURBS サーフェス クラスは、次のメソッドを保持します。

evalPos <nurbssurface> <u_param> <v_param>

サーフェス上の、指定された U および V パラメトリック位置のポイントのスペースの座標を返します。

evalUTangent <nurbssurface> <u_param> <v_param>

サーフェス上の、指定された U および V パラメトリック位置のサーフェスの U 接線ベクトルを返します。

evalVTangent <nurbssurface> <u_param> <v_param>

サーフェス上の、指定された U および V パラメトリック位置のサーフェスの V 接線ベクトルを返します。

getTiling <nurbssurface> [channel:<index>] setTiling <nurbssurface> <ut> <vt> [channel:<index>]

u 方向および v 方向のサーフェス上のタイリング係数を取得および設定します。これらのメソッドは、point2 の x コンポーネントの u タイリングおよび y コンポーネントの v タイリングを示す point2 値を返すか、または指定します。オプションの channel キーワード引数を使用して、マッピング チャネルを選択できます。既定値は 1 です。

getTilingOffset <nurbssurface> [channel:<index>] setTilingOffset <nurbssurface> <uo> <vo> [channel:<index>]

選択されたチャネルのサーフェス上のタイリング オフセットを取得および設定します。これらのメソッドは、point2 の x コンポーネントの u オフセットおよび y コンポーネントの v オフセットを示す point2 値を返すか、または指定します。オプションの channel キーワード引数を使用して、マッピング チャネルを選択できます。既定値は 1 です。

getGenerateUVs <nurbssurface> <channel_index> setGenerateUVs <nurbssurface> <channel_index> <boolean>

選択されたチャネルの UV マッピング座標の生成が可能かどうかを取得し、これを可能にするかどうかを設定します。

getTextureUVs <nurbssurface> <index> [channel:<index>] setTextureUVs <nurbssurface> <index> <point2> [channel:<index>]

インデックスで指定された座標および選択されたチャネルの point2 値として、テクスチャ UV を取得および設定します。1 から始まるテクスチャ座標のインデックスは、>= 1 および <= 4 でなければなりません。オプションの channel キーワード引数を使用して、マッピング チャネルを選択できます。既定値は 1 です。

getTextureSurface <nurbssurface> <channel_index> setTextureSurface <nurbssurface> <channel_index> <NURBSTextureSurface>

選択されたチャネルのテクスチャ サーフェスを取得および設定します。NURBSTextureSurface クラスのインスタンスを返すか、または指定します。「NURBSTextureSurface : 値」を参照してください。

getProdTess <nurbssurface> <tessType_name> setProdTess <nurbssurface> <tessType_name> <NURBSSurfaceApproximation> getViewTess <nurbssurface> <tessType_name> setViewTess <nurbssurface> <tessType_name> <NURBSSurfaceApproximation>

個々のサーフェスのレンダラーおよびビューポートの NURBSSurfaceApproximation 値を取得および設定します。<tessType_name> は、サーフェスで制御可能な 3 種類の面分割に対応する #surface、#displacement、または #curve のいずれかになります。

clearProdTess <nurbssurface> <tessType_name> clearViewTess <nurbssurface> <tessType_name>

指定された面分割タイプのサーフェス近似設定をリセットします。<tessType_name> は、サーフェスでコントロール可能な 3 種類の面分割に対応する #surface、#displacement、または #curve のいずれかになります。