Bitmap UI コントロール

bitmap コントロールは、ビットマップイメージをロールアウト上に配置するのに使用します。

構文は次のようになります。

bitmap <name> [<caption>] \
[ fileName:<filename_string> | bitmap:<bitmap> | iconSize:<point2> iconName:<filename> ] \
[ applyUIScaling:<boolean> ] \
[doDisplayTransform:<boolean>] [colorSpace:<string>]

bitmap 項目の位置合わせの既定値は、#center です。

bitmap 項目ではキャプションとテキストが表示されません。例:

例:

   rollout test_bitmaps "Testing Bitmap" (
   bitmap the_bmp fileName:"my_pic.bmp"
   )
   createDialog test_bitmaps

注:

fileName で指定されたビットマップが見つからない場合、上のスクリーンショットのように空のビットマップ コントロールが表示されます。

パラメータ:

fileName:   

ロードして表示するビットマップ ファイルの名前です。ロールアウトのビットマップ イメージのサイズは、ビットマップ ファイルのイメージ サイズです。指定されたファイル名は、現在の MAXScript ディレクトリ、MAXScript スタートアップ ディレクトリ、MAXScript ディレクトリ、3ds Max ビットマップ ディレクトリ、3ds Max イメージ ディレクトリの順に検索されます。

bitMap: 

ビットマップ ファイルを指定するには、bitMap: 作成パラメータを fileName: パラメータの代わりに指定できます。これによって、レンダリング関数の呼び出しで生成された値など、既存の Bitmap 値を使用できます。bitmap には、ビットマップ値のコンストラクタで指定したサイズの空のイメージを設定できます。

iconName: IconSize: 

これらのパラメータを指定すると、iconSize および現在の表示解像度とスケールに基づいて、事前コンパイルされたアイコン リソース ファイル内のマルチ解像度アイコンから、iconName で指定された名前がロードされます(『3ds Max 開発者ガイド』の「アイコン ガイド参照」)。既定のサイズは \[24x24\] です。

applyUIScaling: 

高 DPI ディスプレイに UI スケールを適用するかどうかを示します。既定値は true です。

例:

   rollout test_bitmaps "Testing Bitmap" (
   bitmap BitmapImage bitmap:(bitmap 50 50 color:blue)
   )
   createDialog test_bitmaps

プロパティ

<bitmap>.fileName String 

bitmap 項目ファイルの名前は文字列です。このプロパティを新規の名前に設定することにより、いつでもイメージを変更できますが、ロールアウト内の表示領域のサイズは変更されません。常に初期イメージから設定されたサイズになります。

<bitmap>.bitmap TextureMap 

render() または selectBitmap() のような関数から派生する、MAXScript ビットマップ値から表示されたイメージを設定するために使用する書き込み専用プロパティです。このプロパティをビットマップ値に設定することにより、いつでもイメージを変更できますが、ロールアウト内の表示領域のサイズは変更されません。常に初期イメージから設定されたサイズになります。

<bitmap>.width Integer 

bitmap 項目の幅をピクセル単位で取得/設定します。

<bitmap>.height Integer 

bitmap 項目の高さをピクセル単位で取得/設定します。

<bitmap>.applyUIScaling Boolean 

高 DPI ディスプレイでビットマップに UI スケールを適用するかどうかを取得/設定します。

<bitmap>.doDisplayTransform 

既定値は true です。false の場合、制御しているビットマップを表示しているときにビットマップのカラー補正は行われません

3ds Max 2026 で使用可能です。

<bitmap>.colorSpace 

このパラメータは、カラー スペースをオーバーライドするために使用されます。

指定しない場合、ファイル名およびアクティブな入力ルールに基づいてカラー スペースが割り当てられます。

指定した場合、filename プロパティで指定したビットマップ ファイルをロードするときに、指定したカラー スペース名が強制的に使用されます(現在のカラー管理モードと設定で使用可能な場合)。

既定は undefined です。

3ds Max 2026 で使用可能です。

イベント

-- なし --