MotionMaker: クイックスタート ガイド

MotionMaker は、機械学習を使用してキャラクタ アニメーションのワークフローを合理化する Maya のアニメーション ツールです。芸術的コントロールを維持しながら、手動でのキーフレーミングに費やす時間を短縮できます。

スタートアップ

このクイックスタート ガイドでは、MotionMaker エディタのインタフェースの使用方法、最初の AI 生成アニメーションの作成方法、および HumanIK キャラクタへのリマップ方法について説明します。

ビデオベースの学習については、Maya の学習チャネルにある MotionMaker のチュートリアルをご覧ください。

MotionMaker エディタを起動する

ウィンドウ > アニメーション エディタ > MotionMaker エディタ(Window > Animation Editors > MotionMaker Editor)に移動します。

MotionMaker を起動する

インタフェースの概要

MotionMaker エディタの UI

メニュー バー

パネル ツールバー

注:

これらのツールの詳細については、「MotionMaker アトリビュート エディタ」を参照して、ツールの機能を確認してください。

機能 説明 アイコン
アクション スタイル コントロール スタイルを優先順位に従って並べ替える アクション スタイル コントロール
ビュー コントロール 標準の時間ベース エディタ ナビゲーション ツール ビュー コントロール
パス コントローラの設定 パス追従モードを管理する パス コントローラの設定
ジェネレータ コントロール 自動スピード ランプとフット スライドの削減 ジェネレータ コントロール
モーションを生成(Generate Motion)ボタン キャラクタのモーションを作成するには、このボタンを押す モーションを生成(Generate Motion)ボタン
エディタ ランチャー グラフ エディタ(Graph Editor)、ドープシート(Dope Sheet)、タイム エディタ(Time Editor)へのクイック アクセス エディタ ランチャー

ワークスペース パネル。

最初の生成アニメーションを作成する

初期設定

  1. 新しい Maya シーンを作成します。

  2. 再生範囲を 096 フレームに設定します。

  3. MotionMaker エディタをまだ開いていない場合は、起動します(ウィンドウ > アニメーション エディタ > MotionMaker エディタ(Windows > Animation Editors > MotionMaker Editor))。

  4. キャラクタを読み込みます(読み込み > adsk_biped > オプション(Import > adsk_biped > Option))。

    motionMakerQuickStart - MotionMaker キャラクタの読み込みのオプション

  5. 既定の設定で 読み込み(Import)をクリックしてから、ビューポート内で右クリックし、[a] キーを押してすべてをフレームに収めます。

  6. キャラクタとパスの位置を調整します。

    • アウトライナ(Outliner)で moma:bipedmoma:pathLocator を選択します。

    • 選択した項目をビューポートの右側に移動します。

      注: キャラクタは原点に読み込まれますが、アニメーションを開始する位置にキャラクタを移動することができます。

モーション パスを作成する

  1. 選択をクリアし、ビューポートまたはアウトライナ(Outliner)で moma:pathLocator を選択します。
  2. パスのキーフレームを作成します。
    • フレーム 0: 開始位置を設定します。
    • フレーム 84 およびフレーム 96: 終了位置を設定します。
      • 移動ツールを使用して、moma:pathLocator を移動します。
    • フレーム 48: 円弧のキーフレームを追加します(省略可)
      • 移動ツールを使用して、moma:pathLocator を移動します。
      • [s]キーを押してキーを設定します。
  3. モーション軌跡を作成してパスを確認します。
    • 視覚化 > モーション軌跡エディタ(Visualize > Motion Trail Editor)に移動します。
    • モーション軌跡の作成(Create Motion Trail)をクリックします。

アニメーションを生成およびリファインする

  1. moma:pathLocator を選択した状態で、モーションを生成(Generate Motion)をクリックします。

    MotionMaker - モーションを生成する

  2. 計算とキャッシングが完了したら、タイムラインを再生するかスクラブして、生成されたモーションをプレビューします。

    注: キャラクタのペースは、パスの長さとモーションに割り当てられたフレーム数の両方に依存します。
  3. モーション パスを洗練させます。

    • パスの長さを調整して、パスを長くします。
    • パスのシェイプを修正します(パス上に円弧またはライズを作成します)。
    • moma:pathLocator を選択した状態で、モーションを生成(Generate Motion)をクリックします。
  4. アクション タグを追加します。

    • ジャンプ アクションを設定します。

      • フレーム 24 に移動します。

      • キャラクタの移動バーを右クリックし、ドロップダウン リストでジャンプ(Jump)を選択します。

        MotionMaker - アクションタグを追加する

    • アクションを既定に設定します。

      • フレーム 48 に移動します。
      • キャラクタの移動バーを右クリックし、ドロップダウン リストで既定(Default)を選択します。
      • moma:pathLocator を選択した状態で、モーションを生成(Generate Motion)をクリックします。
      • アニメーションを再生するかタイムラインでスクラブして、プレビューします。
  5. 自動スピード ランプを適用します。

    • MotionMaker エディタ(MotionMaker Editor)のツールバーにある自動スピード ランプ(Auto Speed Ramp)ボタンをクリックします。

      MotionMaker - 自動速度ランプ

      注: 自動スピード ランプを有効にすると、キャラクタがパス ロケータの後ろに位置する場合に、アニメーションの再生速度が、事前に定義した最大値まで動的に上昇します。
    • moma:pathLocator を選択した状態で、モーションを生成(Generate Motion)をクリックします。

    • アニメーションを再生するかタイムラインでスクラブして、プレビューします。

キャラクタをリターゲットする

  1. コンテンツ ブラウザ(Content Browser)を開きます。

    • ウィンドウ > コンテンツ ブラウザ(Windows > Content Browser)に移動します。

      ウィンドウ(Windows)メニュー - コンテンツ ブラウザ

  2. M4Y4-B07 のキャラクタを読み込みます。

    • コンテンツ ブラウザ(Content Browser)で、サンプル > アニメーション > リグ(Examples > Animation > Rigs)に移動します。

      コンテンツ ブラウザ - M4Y4_B07 のキャラクタ

    • M4Y4_B07.ma のキャラクタを左クリックして、シーンにドラッグします。

      • リグを設定したキャラクタがシーンの原点にロードされます。キャラクタをシェーディング モードで表示する場合は、[6]キーを押します。
      • 必要に応じてリグのコントローラを非表示にするには、レイヤを非表示にする(チャネル ボックス(Channel Box)/レイヤ エディタ(Layer Editor))と同時に、表示 > ビューポート(Show > Viewport)パネル メニューで NURBS カーブ(NURBs Curves)およびリギング(Rigging)とアニメーション(Animation)を無効にします。
  3. Maya UI の右上隅にあるボタンをクリックして、Human IK パネルを開きます。

    キャラクタ コントロール ボタン: HumanIK を起動

  4. キャラクタをリターゲッティング用に設定します。

    • キャラクタとして M4Y4-B07:M4Y4_rig を選択します。

    • ソースとして moma:standardBiped を選択します。

      アニメーションをリターゲットする - Human IK の設定

      注: M4Y4-B07 キャラクタは新しい位置に自動的にスナップされます。
  5. リターゲットされたアニメーションをプレビューします。

    • アニメーションを再生するか、タイムラインをスクラブします。

    • アウトライナ(Outliner)で最上位ノード(moma:biped)を選択し、チャネル ボックス(Channel Box)で可視性(Visibility)をオフに設定して、MotionMaker プロキシ キャラクタを非表示にします。

      チャネル ボックス - 可視性を調整する