ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. MEL 例.

概要

volumeAxis [-alongAxis float] [-aroundAxis float] [-attenuation float] [-awayFromAxis float] [-awayFromCenter float] [-detailTurbulence float] [-directionX float] [-directionY float] [-directionZ float] [-directionalSpeed float] [-invertAttenuation boolean] [-magnitude float] [-maxDistance linear] [-name string] [-perVertex boolean] [-position linear linear linear] [-torusSectionRadius linear] [-turbulence float] [-turbulenceFrequencyX float] [-turbulenceFrequencyY float] [-turbulenceFrequencyZ float] [-turbulenceOffsetX float] [-turbulenceOffsetY float] [-turbulenceOffsetZ float] [-turbulenceSpeed float] [-volumeExclusion boolean] [-volumeOffset linear linear linear] [-volumeShape string] [-volumeSweep angle] selectionList

volumeAxis は、取り消し可能、照会可能、および編集可能です。

このコマンドは、リストされた各オブジェクトに対して新しいフィールドを作成します。このフィールドには DAG で有効なシェイプがあり、関連付けられたディペンデンシー ノードがあります。このフィールドはオブジェクトが所有するフィールドのリストに追加されます。connectDynamic を使用して、フィールドがダイナミック オブジェクトに影響を及ぼすようにします。複数のオブジェクトがリストされている場合、各オブジェクトのために個別のフィールドが作成されます。

フィールドが作成されると、このコマンドは各所有シェイプの名前とフィールド シェイプそのものの名前を返します。フィールドを照会すると、その結果を返します。フィールドを編集すると、フィールド名を返します。

オブジェクト名は提供されないがアクティブな選択リストが空ではない場合、このコマンドにより、リスト内の各オブジェクトに対するフィールドが作成されます。リストが空の場合、コマンドの既定は -pos 0 0 0 です。ボリューム軸フィールドは、ボリュームを考慮してパーティクルを 4 種の方向に押します。方向の種類には、軸に沿う、軸かセンターから離れる、軸の周り、ユーザが定義した方向、があります。これらはボリューム エミッタの放出スピードのコントロールに似ています。ボリューム軸フィールドは、放出する流体や液体やガスをシミュレートする、風のタービュランス モデル(乱気流フィールドとは別)も持っています。乱気流はタイム ノードの接続によってドライブされるアニメーションの中で構築されます。

このトランスフォームは関連付けられたディペンデンシー ノードです。connectDynamic を使用して、フィールドがダイナミック オブジェクトに影響を及ぼすようにします。

フィールドを作成すると、このコマンドは各フィールドの名前を返します。フィールドを照会すると、その結果を返します。フィールドを編集すると、フィールド名を返します。

オブジェクト名が提供されるか、アクティブなセレクション リストが空でない場合、このコマンドはリスト内の全オブジェクトのフィールドを作成し、addDynamic をコールしてオブジェクトに追加します。リストが空の場合、コマンドの既定は -pos 0 0 0 です。

コマンド ラインにオブジェクトを指定して -pos フラグを設定すると、エラーになります。

戻り値

stringコマンドの結果

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

フラグ

alongAxis, aroundAxis, attenuation, awayFromAxis, awayFromCenter, detailTurbulence, directionX, directionY, directionZ, directionalSpeed, invertAttenuation, magnitude, maxDistance, name, perVertex, position, torusSectionRadius, turbulence, turbulenceFrequencyX, turbulenceFrequencyY, turbulenceFrequencyZ, turbulenceOffsetX, turbulenceOffsetY, turbulenceOffsetZ, turbulenceSpeed, volumeExclusion, volumeOffset, volumeShape, volumeSweep
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
-alongAxis(-alx) float queryedit
ボリュームの中心軸に沿った速度の初期値に乗じる値です。マニュアルの図を参照してください。
-aroundAxis(-arx) float queryedit
ボリュームの中心軸のまわりの速度の初期値に乗じる値です。マニュアルの図を参照してください。
-attenuation(-att) float queryedit
フィールドの減衰率です。
-awayFromAxis(-afx) float queryedit
ボリュームの中心軸からの速度の初期値に乗じる値です。マニュアルの図を参照してください。円柱、円錐、トーラスなどのボリューム エミッタにのみ適用されます。
-awayFromCenter(-afc) float queryedit
立方体または球のボリューム エミッタの中心点からの方向の初期速度の乗数です。立方体と球のボリューム エミッタにのみ適用されます。
-detailTurbulence(-dtr) float queryedit
2 番目に周波数の高い乱気流の相対強度 これを使用すると、スケールの大きいフローに細かい起伏をつけることができます。この 2 次乱気流は、スピードと周波数の両方が 1 次乱気流よりも高くなっています。detailTurbulence がゼロでない値ならば、2 番目の乱気流の計算により、シミュレーションは少し遅くなります。
-directionX(-dx) float queryedit
フォース方向の x コンポーネントです。一方向のスピードと一緒に使用されます。
-directionY(-dy) float queryedit
フォース方向の y コンポーネントです。一方向のスピードと一緒に使用されます。
-directionZ(-dz) float queryedit
フォース方向の z コンポーネントです。一方向のスピードと一緒に使用されます。
-directionalSpeed(-drs) float queryedit
directionX、directionY、directionZ アトリビュートで指定した方向のスピード コンポーネントを追加します。
-invertAttenuation(-ia) boolean queryedit
このアトリビュートが FALSE ならば、既定では減衰率は、フィールド効果の影響範囲がボリュームの軸より遠くまた端より近い範囲であるとして、計算されます。TRUE の場合、フィールドの全エフェクトがボリュームの端にくるように設定され、増加します。
-magnitude(-m) float queryedit
フィールドの強さです。
-maxDistance(-mxd) linear queryedit
フィールドが作用する最大距離です。-1 は、フィールドに最大距離がないことを示します。
-name(-n) string queryedit
フィールドの名前です。
-perVertex(-pv) boolean queryedit
頂点ごとに適用します。このフラグが true に設定されている場合、選択したオブジェクトのそれぞれのポイント(CV、パーティクル、頂点など)に、フォース フィールドの同一コピーが発生します。このフラグを false に設定すると、フォースはポイント セットのジオメトリの中心からのみ発せられます。
-position(-pos) linear linear linear queryeditmultiuse
重力フィールドを配置する空間内の位置(x, y,z)です。これで、重力がオブジェクトからではなく空間のその位置から発生します。-pos を使用する(位置でフィールド作成時)ことも、オブジェクト名を示すこともできることに注意してください。
-torusSectionRadius(-tsr) linear queryedit
トーラス ボリュームの断面半径です。トーラスにのみ適用されます。トーラス モデリング プリミティブの断面半径と同じです。
-turbulence(-trb) float queryedit
時間の経過に伴い進行する乱気流をシミュレートするフォースを追加します。
-turbulenceFrequencyX(-tfx) float queryedit
X 方向で乱気流関数を繰り返します。
-turbulenceFrequencyY(-tfy) float queryedit
Y 方向で乱気流関数を繰り返します。
-turbulenceFrequencyZ(-tfz) float queryedit
Z 方向で乱気流関数を繰り返します。
-turbulenceOffsetX(-tox) float queryedit
X 方向に乱気流関数を移動します。
-turbulenceOffsetY(-toy) float queryedit
Y 方向に乱気流関数を移動します。
-turbulenceOffsetZ(-toz) float queryedit
Z 方向に乱気流関数を移動します。
-turbulenceSpeed(-trs) float queryedit
時間の経過に伴う乱気流の変化率。乱気流は、1.0/turbulenceSpeed 秒でシームレスにループします。この速度でアニメートする場合、新しい時間ノードを volumeAxisNode の時間入力にアタッチしてから、この時間ノードの時間値をアニメートします。
-volumeExclusion(-vex) boolean queryedit
フィールドのボリューム排除です。true の場合は、ボリュームの外側のポイント(ボリューム シェイプ アトリビュートによって定義される)が影響を受けます。false の場合は、ボリュームの内側が影響を受けます。volumeShape が「none」に設定されている場合は何も起こりません。
-volumeOffset(-vof) linear linear linear queryedit
フィールドのボリューム オフセットです。 ボリューム オフセットによって、フィールドのボリュームはフィールドの実際の場所から指定した量だけ移動します。 これはフィールドのローカル空間にあります。
-volumeShape(-vsh) string queryedit
フィールドのボリューム シェイプです。 フィールドのボリューム シェイプのアトリビュートを設定、編集、照会します。「none」以外の値に設定すると、フィールドが影響を受ける 3-D ボリュームを定義します。 指定できる値は、「none」、「cube」、「sphere」、「cylinder」、「cone」、「torus」のいずれかです。
-volumeSweep(-vsw) angle queryedit
フィールドのボリューム スイープです。 球、円錐、円柱、トーラスにのみ適用されます。モデリングのスイープ アトリビュートと同じエフェクトです。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例

volumeAxis -pos 0 0 0 -afc 1.0 -afx 2.0 -arx 3.0 -alx 4.0 -drs 6.0;

// Creates a volume axis field with the following attribute values:
// awayFromCenter = 1.0, awayFromAxis = 2.0, aroundAxis = 3.0, alongAxis = 4.0,
// directionalSpeed = 6.0.