ジャンプ先: 概要. 戻り値. キーワード. 関連. フラグ. Python 例.

概要

lockNode([ignoreComponents=boolean], [lock=boolean], [lockName=boolean], [lockUnpublished=boolean])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

lockNode は、取り消し可能、照会可能、および編集不可能です。

1 つまたは複数のディペンデンシー ノードをロックまたはロック解除します。ロックされたノードには、次のような制限事項があります。

ロックされたノードのロック解除されたアトリビュートは、その値を設定することも、接続を作成する、または切断することも可能です。アトリビュートのロックに関する詳細は、setAttr コマンドを参照してください。

ノード名を指定しない場合は、現在のセレクション リストが使用されます。

コンテナをロックする際には、いくつかの特殊な動作があります。コンテナは、自動的にその構成オブジェクトにも拡張されます。コンテナがロックされていると、コンテナのメンバーがロック解除できず、コンテナメンバーシップが修正できないことがあります。コンテナは、パブリッシュ解除のアトリビュートをロックするように設定することもできます。この状態では、パブリッシュ解除のメンバー アトリビュートは既存の接続を切断することができず、新しい接続も作成できず、接続されていないアトリビュート上の値も修正できません。ペアレント化は、親アンカーまたは子アンカーとしてパブリッシュされているロックされたコンテナのメンバー上で変更できます。

戻り値

通常のコマンド実行用。
boolean[]照会実行用。

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

キーワード

node, dependency, graph, lock

関連

delete, group, instance, parent, rename, setAttr, ungroup

フラグ

ignoreComponents, lock, lockName, lockUnpublished
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
ignoreComponents(ic) boolean createquery
通常、ロックするオブジェクトのリストにコンポーネントがあれば、コマンドにエラーが生じて失敗に終わります。しかしこのフラグを指定することで、コンポーネントが無視されます。
lock(l) boolean createquery
ノードの新しいロック状態を指定します。既定は true です。
lockName(ln) boolean createquery
ノード名の新しいロック状態を指定します。
lockUnpublished(lu) boolean createquery
lock フラグと一緒に使用します。コンテナ上では、コンテナのメンバー上にあるすべてのパブリッシュ解除アトリビュートをロックまたはロック解除します。コンテナ以外では、指定したノード上にあるパブリッシュ解除アトリビュートをロックまたはロック解除します。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

# create a sphere, lock it, then try to delete it.
cmds.sphere( n='sphere1' )
cmds.lockNode( 'sphere1' )
cmds.delete( 'sphere1' )
# Error: Cannot delete locked nodes.

# Unlock the sphere, then it can be deleted.
cmds.lockNode( 'sphere1', lock=False )
cmds.delete( 'sphere1' )