ビデオ: 解析用ダクトおよび配管セグメント

解析用のダクトと配管を使用して、モデリング時に設計を解析します。

このビデオでは、次の操作について説明します。

  1. 解析用セグメントを特定します。
  2. 解析用セグメントを集計します。
  3. 集計表を並べ替え、フィルタします。
  4. 解析用セグメントにタグ付けします。
注: このビデオは、現在使用しているバージョンとは異なるバージョンの Revit を使用して作成された可能性があります。これよりも新しいソフトウェア リリースを使用するときは、機能やユーザ インタフェースがわずかに異なる場合があります。

トランスクリプト

Revit では、ダクト要素と配管要素は、その定義内に解析用セグメントを組み込みます。解析用セグメントを集計表と組み合わせると、設計および製造ネットワークで圧力損失と流量のデータを検査して視覚化できるため、建物システムの設計を容易に行うことができます。

解析用セグメントを選択するには、Revit でプロジェクトを開いてから開始します。目的の要素にカーソルを合わせ、ステータス バーに[解析用ダクト セグメント]が表示されるまで[Tab]キーを押し続けます。[プロパティ]の[解析用ダクト セグメント]領域で、スクロールして、主要要素から継承されたクリティカル パスや圧力損失など、流量と圧力損失に関連するパラメータを表示します。

解析用セグメントは、パラメータに基づいて集計、フィルタ、並べ替えを行うことができます。この例では、開いている解析用ダクト セグメントの[集計表]タブをクリックします。[プロパティ]の[フィルタ]の横にある[編集]をクリックします。[集計表のプロパティ]ダイアログの[フィルタ]タブが開きます。この場合、システムのクリティカル パスに含まれる解析要素のみを表示するには、[フィルタ]ドロップダウンを展開して[クリティカル パス]を選択します。3 番目のドロップダウンを[はい]に調整し、[OK]をクリックします。集計表が更新され、クリティカル パス要素のみが含まれていることを確認してください。

解析要素には、解析長さのパラメータ値も含まれます。このような集計表では、解析長さと圧力損失の両方を含めて、パラメータの合計を計算できます。[プロパティ]の[書式]の横にある[編集]を選択します。[集計表プロパティ]ダイアログの[書式]タブが開きます。[フィールド]で[圧力損失]を選択し、[計算]ドロップダウンを展開して[合計を計算]を選択します。[解析長さ]についても同じ操作を行い、[OK]をクリックします。合計が集計表に表示されます。これらの値は、ファンやポンプなどのシステム要素のサイズを決定する際に役立ちます。

要素には、システム内の位置を把握するためのクリティカル シーケンス値が含まれており、このパラメータを使用して並べ替えることができます。[プロパティ]の[並べ替え/グループ化]の横にある[編集]をクリックします。[集計表プロパティ]ダイアログで、[並べ替え基準]を展開し、[クリティカル シーケンス]を選択して、[OK]をクリックします。集計表では、要素がクリティカル シーケンス値に従って順番に一覧表示されるようになりました。

解析要素を見やすくするために、解析要素を非表示にして、解析要素のみを残すことができます。[プロパティ]の[表示/グラフィックスの上書き]の横にある[編集]をクリックします。[3D ビューの表示/グラフィックスの上書き]ダイアログの[表示]列で、非表示にする物理要素の選択を解除し、[OK]をクリックします。解析セグメントのビュー フィルタはサポートされていないことに注意してください。

次に、システム内の特定の要素を選択するには、集計表を使用します。集計表の行を選択し、[集計表/数量を修正]コンテキスト タブの[要素]パネルで、[モデルでハイライト表示]をクリックします。選択した要素が設計でハイライト表示されます。

さらに、システム内の要素にタグを配置して、流量と圧力損失を表示するアイソメ図を作成できます。[注釈]タブの[タグ]パネルで、[カテゴリ別にタグを付ける]をクリックします。設計で、タグを付ける要素を選択し、クリックしてタグを配置します。

解析用のダクト セグメントと配管セグメントにより、プロジェクト ドキュメントの作成が容易になり、設計を検証するのに役立ち、設計プロセスが強化され、システム検査の必要性が軽減されます。