ビデオ: 移動経路を配置する

モデルの平面図ビューに移動経路の線を追加します。[移動経路]は、選択した 2 点間の最短の移動経路を示す線を生成します。

このビデオでは、次の操作について説明します。

  1. 移動経路の始端および終端を選択する。
  2. ルート設定ダイアログで障害物を修正する。
  3. 移動経路を更新する。
  4. 移動経路要素にタグ付けし、集計する。
注: このビデオは、Revit 2020 を使用して作成されました。これよりも新しいソフトウェア リリースを使用するときは、機能やユーザ インタフェースが異なる場合があります。

トランスクリプト

[移動経路]ツールを使用して、モデル内の 2 点間の移動距離および移動時間を計算します。

モデルを解析して移動経路を生成するには、平面図ビューで操作を行う必要があります。[解析]タブで[移動経路]をクリックします。まず、最初の点として経路の始点を選択してから、移動経路の終端として 2 番目の点を選択します。この例では、このダイニング ルームの隅から出口のドアまでの距離を解析しています。

移動経路が生成されて表示されます。経路はダイニング ルームのテーブルを移動経路内の障害物とみなすため、テーブルの周りを通る経路が計算されます。

[ルート設定]ダイアログで、解析中に障害物とみなされる要素を変更します。[解析]タブで、[ルート解析]パネルのダイアログ ランチャーの矢印をクリックします。[ルート解析]ダイアログでは、非表示の要素、解体要素、アンダーレイ要素が障害物とみなされないことを確認できます。この例では、2 つ目の移動経路解析をテーブルなしで実行します。これを実行する方法としてビューでテーブルを非表示にする方法がありますが、この例では、障害物とみなされない要素のリストに家具カテゴリを追加します。

追加のカテゴリを有効にして、[家具]カテゴリを選択します。[ルート解析の設定]ダイアログでは、移動経路の解析ゾーンを変更することもできます。通常、既定の上部と下部の設定によって適切な解析ゾーンが確立され、良好な結果が得られます。追加の家具の設定を有効にした状態で、[OK]をクリックしてダイアログを終了します。

同じように点を選択して、別の移動経路を配置します。2 つ目のパスがダイニング ルームでテーブルを無視することを確認できます。

モデルでジオメトリが変更されると、移動経路の再計算が必要となることがあります。この例では、ダイニング ルームに壁が追加され、この変更に合わせて移動経路を変更する必要があります。移動経路を選択して、コンテキスト タブで[更新]をクリックします。移動経路が再計算され、元の始点と終点を使用して再生成されます。現在のルート解析の設定が使用されるので、家具が障害物となるように経路を更新するには、更新前にこの設定を変更する必要があります。

移動経路を選択すると、プロパティ パレットで移動の全長と時間を確認できます。モデル内の他の要素と同様に、移動経路の線にタグ付けして集計できます。移動経路の線のパラメータを使用して、表示/グラフィックスの上書きを適用することもできます。この例では、設定可能な出口までの距離を超える移動経路の線に対して優先設定を適用済みです。

移動経路の線を使用して、設計に関する決定事項を通知し、設計のレイアウトを最適化するための変更を行うことができます。