Revit 2016 以前のリリースからファイルをアップグレードする場合、または文字要素やラベル要素で使用されている文字を他の要素(寸法や集計表)で使用されている文字と比較する場合に、文字が想定どおりに表示されない場合があります。
Revit 2017 以降のリリースでは、文字サイズを計測する方法が変更され、文字サイズ パラメータで大文字の高さをより正確に表すことができるようになりました(AutoCAD と同様)。以前は、Revit でフォントの基準線からアセンダー ラインまでを計測して文字サイズが決められました。ほとんどの文字はアセンダー ラインを超えないため、フォントを物理的に計測すると、予想どおりの結果が得られない場合がありました。

今回のリリースから、文字のサイズが、大文字の M のベースラインからトップまでを計測するキャップ高さを使用してレポートされるようになりました。なお、アジア諸言語の多くの文字は、大文字の M よりもいくらか高いため、西洋諸言語のフォントの[文字サイズ]パラメータの値よりも大きく表示されることにご注意ください。これらの文字を目的の大きさで表示させるには、[文字サイズ]パラメータを調整してください。
この変更は、文字要素とラベルに使用される文字に影響します。他の要素(寸法や集計表)に使用される文字には、2016 の文字の計測が使用されます。直接比較すると、テキストのわずかな違いがわかることがあります。