シートコレクション

シートコレクションを使用すると、モデル内の任意のシートを Revit 全体で参照できるフレキシブルなグループ(ビュー、集計表、フィルタなど)に割り当てることができます。

概要

シートコレクションを作成するには、プロジェクトブラウザ (シート)で、[新規シートコレクション]をクリックします。

すべてのシートには、モデル内のすべてのコレクションを一覧表示するシートコレクションのパラメータが含まれています。

プロジェクトブラウザでシートをシートコレクションに、またはシートコレクションから移動するには 2 つの方法があります。

1 つまたは複数のシートをシートコレクションに、またはシートコレクションからドラッグアンドドロップします。
シートコレクションのパラメータ値をシートコレクション名に設定して追加するか、削除するためにこのパラメータ値を <None> に変更します。

シートコレクションは、シートリスト集計表を使用して、プレースホルダシート用に事前に定義できます。後にプレースホルダシートを変換すると、事前に割り当てられたシートコレクションに自動的に移動します。

[ビューリスト]でシートコレクションのパラメータ値を設定することもできます。

重複するシート番号

各シートは特定のシートコレクション内、またはモデル内直下のいずれか一方に存在します。

同じシート番号の値は、モデル内直下のすべてのシートに一度だけ使用でき、シートコレクションごとにすべてのシートに一度だけ使用できます。たとえば G001 を、モデル内で一度、コレクションの Submission 1 内で一度、コレクションの Submission 2 内で一度、使用できます。

シートをシートコレクションに移動する際、シート番号が既にそのコレクション内で使用されていると、またはシート番号を既に使用されている値に変更すると、エラーメッセージが表示されます。

コレクションに直接、新しいシートを作成すると、そのコレクションは自動的に割り当てられ、そのコレクション内の最新のシートに基づいて番号付けされていきます。

追加機能

シートコレクション名は、ビュータブツールチップのシート番号と名前の前に付きます。
読み込み専用パラメータのシートコレクションと参照シートコレクションは、既存のシートおよびビューパラメータとともに Revit の互換性のあるビュータイプに使用できます。

シートコレクションと参照シートコレクションのパラメータは、互換性のあるビューフィルタカテゴリ(立面図、断面図、吹き出し、ビュー参照)および集計表(シートリストおよびビューリスト)で利用できます。

シートコレクションと参照シートコレクションのパラメータは、該当するファミリカテゴリ(ビュータイトル、ビュー参照、部分詳細記号、立面記号、断面記号、図面枠)で使用できるため、ラベルに利用できます。
プロジェクトブラウザでシートコレクションをダブルクリックすると、各シートコレクションのノード(プライマリシートノードと一致)の展開表示および折りたたみ表示ができます。
[書き出し/印刷]ダイアログには、表示フィルタの切り替えに特化した各シートコレクションが含まれているので、1 つまたは複数のコレクション内のシートを詳細に選択できます。
ビュー参照がビューフィルタのカテゴリとして使用できるようになり、対象ビューのシートコレクション情報が含まれるようになりました。