FBX の基本設定

元のファイルから別のファイルへ、FBX 形式で転送します。

メニュー バーで、[編集] > [基本設定]をクリックし、ダイアログ ボックスの左側で[読み込み/書き出し] > [ファイル タイプ] > [FBX] を選択します。基本設定は、上部にある[読み込み]タブと[書き出し]タブにグループ化されています。変更を加えたら、[適用]をクリックして適用し、[保存]をクリックして変更を保存します。終了して変更を無視するには、[X]をクリックします。

[読み込み]タブ

FBX ファイルの既定の読み込み動作を設定します。

テッセレーション

このセクションでは、テッセレートするものを決定します。

  • [テッセレーション品質]: 適用されるテッセレーションのレベルを設定します。[粗い]は最低品質のテッセレーションで、[高]に比べてメモリの使用量が最も少なくなります。また[カスタム]は最高品質のテッセレーションで、(設定に応じて)メモリの使用量が多くなります。

  • [コード偏差]: NURBS サーフェスからテッセレーションされたサーフェスまでの距離の許容値を設定します(mm 単位)。値が小さいほど、ポリゴン モデルの精度は上がりますが、三角形数は増加します。

  • [法線許容値]: 隣接する三角形の法線許容値(角度数)を設定します。値が小さいほど、ポリゴン モデルの精度は上がりますが、三角形数は増加します。

  • [最大コード長]: 三角形のエッジの最大長(mm)を設定します。値が小さいほど、ポリゴン モデルの精度は上がりますが、三角形数は増加します。

  • [ステッチを有効化]: 隣接するエッジのステッチを有効にします。

  • [ステッチ許容値]: 2 つの隣接するエッジが接していると見なされる場合と、これらが相互にステッチする必要がある場合の許容値をミリメートル単位で設定します。

ファイル固有のオプション

このセクションでは、読み込み時に有効にするファイル固有のオプションを決定します。

  • [一定のキーフレームを削除]: FBX ファイルを読み込むときに、一定のキーフレームを削減します。

  • [メタデータを読み込み]: メタデータを除外しないで、読み込むように既定の動作を設定します。

[書き出し]タブ

このセクションには、書き出すファイルのバージョン、形式、および頂点カラーなどを設定するための書き出しオプションが含まれています。

ファイル固有のオプション

次のファイル固有の書き出しオプションが含まれています。

  • [カメラ]: 書き出されたシーンに既存のすべてのカメラを含めます。

  • [既定のカメラを保持]: 既定のカメラ(パース、側面、上面、前面)を書き出す場合の既定の状態を設定します。これは既定では無効になっています。

  • [ライト]: 書き出されたシーンに既存のすべてのライトを含めます。

  • [環境ジオメトリ]: 書き出されたシーンに既定の環境ジオメトリ スイッチを含めます。

  • [バージョン]: 書き出されたシーンの書き込みに使用される FBX のバージョンを設定します。

  • [形式]: 書き出されたシーンで使用される形式を設定します。バイナリと ASCII から選択します。

  • [頂点カラーを書き出し]: 書き出されたシーンに、既存のすべての VRED アンビエント オクルージョンの計算値を頂点カラーとして含めます。

    警告:

    結果として未結合の三角形の頂点になります。

アニメーションのオプション

次のアニメーションの書き出しオプションが含まれています。

  • [書き出し]: 書き出されたシーンに既存のすべてのカーブを含めます。

ジオメトリのオプション

次のジオメトリの書き出しオプションが含まれています。

  • [メッシュ]: メッシュを除外しないで、メッシュを書き出すように既定の動作を設定します。

  • [サーフェス]: 書き出されたサーフェスの既定の動作を設定します。サーフェスをサーフェスとして保持するのか、またはメッシュに変換するのかを選択します。

  • [B 側を削除]: オンにすると、B 側として設定されたシェイプとコンポーネントを削除するように既定の動作が設定されます。VRED は、B 側を、CAD ソフトウェアの非表示機能と同等であると定義しています。

書き出しのオプション

FBX ファイルに他のオプションを書き出す場合の既定の動作を設定します。

  • [メタデータ]: 既存のメタデータを含めます。