フォトン トレーシング

VRED でシーンを照らす場合に、フォトンの数と半径のバランスを適正化するためのフォトン トレーシングについて説明します。

[詳細を確認]アイコン フォトン トレーシングの追加情報については、以下を参照してください。

ビデオ キャプション: 以下では、フォトン トレーシングのデモンストレーション用に、特別な環境として立方体を作成します。メニュー バーの[シーン]メニューを開き、[ジオメトリを作成]を使用してボックスを作成します。必要に応じて、オブジェクトの周囲のスペースを使用してボックスを配置します。クイック アクセス バーから[レンダリング設定]を開き、[レイトレーシングの精度]の[イルミネーション モード]セクションで、[インタラクティブ]および[静止画]に対して[フル グローバル イルミネーション]を選択します。オブジェクトがどの光源からも照らされていないため、レンダー ビューは黒く表示されます。メイン メニュー バーで、[シーン]からライト エディタを呼び出します。右マウス ボタンを使用して、[ライト エディタ]コンテキスト メニューを開き、新しい光源を作成します。[エリア ライト]セクションの[形状]で、ライトのタイプを[球ライト]にします。ライトの強度を 10 に増やし、クイック アクセス バーから呼び出すことができるトランスフォーム パラメータを使用して光源をスケールします。光源を配置します。[レンダリング設定]を開き、[フォトン トレーシング]セクションを選択します。[モード]で、[間接のみ]を選択してフォトン トレーシングを有効にします。シーンの間接光は、フォトンによってのみ表示されます。これを示すために、[モード]を[フル グローバル イルミネーション]から[計算済み+IBL]に切り替えます。ご覧のとおり、間接光の違いは、放出されるフォトンのみです。フル GI では、さらに光沢反射が追加されます。実際には、フォトンが到達する場所でのみ間接光が使用されます。シーン全体を照らすためには、フォトンの数と半径のバランスを取ることが重要です。実際の最適なケースは、無限に小さい半径を持つ無限の量のフォトンです。これは不可能であるため、満足できる結果を得るには、数や半径などの値を使用して予測を行います。[フォトンの半径]を使用すると、単一のフォトンの半径を制御できます。[アンチエイリアス]をアクティブにします。ノイズのないイメージが生成されていないことを確認できます。これは、数と半径の間のバランスがまだ見つからないことを示しています。フォトンの半径と数をそれぞれ変更します。数を増やして半径をスケールすることで、フォトンによって暗い領域をより多くカバーでき、ノイズが減りました。[フォトン半径の自動化を使用]を有効にすると、イメージに暗い領域が表示されなくなります。ここでは、フォトンの数によっては、結果が不正確になる場合があります。