アクセス制御リスト(ACL)にメンバーを割り当てることで、ファイル、フォルダ、アイテム、およびカスタム オブジェクトにアクセスできるユーザとアクセス レベルを指定します。
Autodesk Vault では、オブジェクト セキュリティをステータス セキュリティと組み合わせた、デュアル ゲート セキュリティ パラダイムを使用します。ユーザが Vault オブジェクトにアクセスするには、ロール権限に加え、オブジェクト ベースの権限とステータス ベースの権限を統合した権限が必要になります。
デュアル ゲート セキュリティ システムでは、管理者は、組織上の領域または事業分野に基づいて Vault オブジェクトへの個別のアクセス権をコントロールすることができます。このため、ステータス ベースのセキュリティがオーバーライドされることを気にせずに済みます。たとえば、管理者は、グループに読み取り、書き込み、削除、ダウンロードの権限を指定し、グループ内の特定のメンバーには、ライフサイクル ステータスに応じて一部の権限を付与しないように構成することができます。
[オブジェクト ベースのセキュリティ]: セキュリティはオブジェクト設定から派生します。これが既定のオプションです。
[ステータス ベースのセキュリティ]: ステータス ベースの ACL が存在する場合に使用でき、オブジェクト ベースのセキュリティと統合されます。
[オーバーライドされたセキュリティ]: ステータス ベースの ACL によってオブジェクト ベースのセキュリティがオーバーライドされている場合、または管理者がオブジェクトに手動オーバーライドを設定している場合に使用できます。
従来のセキュリティ モデルを希望するお客様や、新しいデュアル ゲート セキュリティ モデルを導入するまで移行期間を設けるお客様の場合、ライフサイクル定義のオーバーライドを使用して、シングル ゲート セキュリティ モデルをエミュレートすることができます。[ライフサイクル定義]ダイアログの[定義のセキュリティ]ドロップダウンで[オブジェクト ベースのセキュリティをオーバーライド]を選択すると、このライフサイクル定義を使用している各ファイルのセキュリティがオーバーライドされます。
右クリック メニューを使用して、セキュリティの詳細を確認し、セキュリティ設定を変更します。