ロールおよび権限

Autodesk Vault Server は、セキュリティ保護されたデータベースです。ユーザには、データにアクセスするためのアカウントが必要である他、適切なユーザ権限が割り当てられている必要があります。権限はロールに基づいて割り当てられます。

2 つ以上のロールが割り当てられると、権限セットのロールが結合され、ユーザまたはグループのロールが拡張されます。

Autodesk Vault で使用できるロールの詳細については、次の表を参照してください。

ロール

詳細

管理者

すべてのフォルダに対する完全な権限を常に持ち、また ERP やジョブ サーバの権限など、サーバに対する管理者権限を持ちます。

変更管理編集者(レベル 1)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

変更管理を作成、編集、および読み取り、変更管理に参加します。

注: これらの権限は、以前は項目編集者レベル 1 とレベル 2、項目評価者、および ERP マネージャのロールに存在していましたが、削除されて、変更管理編集者および管理者のみが変更管理を作成したり、大幅に変更できるようになりました。マイグレーション時に、項目編集者、項目評価者、および ERP マネージャのロールが割り当てられたすべてのユーザに、変更管理編集者ロールも割り当てられます。

変更管理編集者(レベル 2)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

変更管理編集者(レベル 2)ロールまたは管理者ロールが割り当てられたユーザは、[承認済]ステータスの変更管理に対して追加または削除を行うことができます。[承認済]ステータスの変更管理の[レコード]タブで、既存の[追加]ボタンと[削除]ボタン、および[関連アイテムを追加]右クリック メニューが有効になります。

設定管理者

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

ファイル、ビジュアル化、動作(たとえば、プロパティやライフサイクル)、アイテムおよび変更管理の設定など、Vault オブジェクトおよび管理設定を設定します。ユーザを作成および修正することはできません。

コンテンツ センター管理者

コンテンツ センター内のすべての権限、およびサーバ(サーバ コンソール内)でのライブラリ管理権限を持ちます。これらの権限には、ライブラリの作成、削除、インポート、エクスポート、および最適化が含まれます。このロールは、Civil 3D ユーザには適用されません。

コンテンツ センター エディタ

コンテンツ センター内のすべての権限を持ちますが、サーバ(サーバ コンソール内)での管理者権限は持ちません。このロールは、Civil 3D ユーザには適用されません。

カスタム オブジェクト利用者

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

カスタム オブジェクトの読み取り専用アクセス権のみ持ちます。

カスタム オブジェクト編集者(レベル 1)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

Vault 内での基本カスタム オブジェクトの追加と編集権限です。カスタム オブジェクトのユーザ定義プロパティを追加/削除することもできます。カスタム オブジェクトは削除できません。サーバの管理者権限はありません。

カスタム オブジェクト編集者(レベル 2)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

Vault のすべての権限。カスタム オブジェクトのユーザ定義プロパティを追加/削除することもできます。サーバの管理者権限はありません。

カスタム オブジェクト管理者(レベル 1)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

カテゴリ、ライフサイクル、および履歴の割り当てを変更する権限と、ユーザ定義プロパティを編集する権限を持ちます。

カスタム オブジェクト管理者(レベル 2)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

ユーザ定義プロパティの追加、削除および編集を行う権限など、Autodesk Vault 内におけるファイル機能の管理に関するすべての権限。このロールには、動作定義を作成する権限はありません。

ドキュメント利用者

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

ファイルおよびフォルダ(ジョブ サーバ キューを含む)の読み取り専用アクセス権のみ持ちます。

ドキュメント編集者(レベル 1)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

Vault 内でファイルを追加および編集できる基本的な権限を持ちます。ファイルおよびフォルダのユーザ定義プロパティを追加/削除することもできます。ただし、ファイルとフォルダを削除することはできません。サーバの管理者権限はありません。

ドキュメント編集者(レベル 2)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

Vault 内でのすべての権限を持ちます。ファイルおよびフォルダのユーザ定義プロパティを追加/削除することもできます。ただし、サーバの管理者権限はありません。

ドキュメント管理者レベル 1

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

カテゴリ、ライフサイクル、および履歴の割り当てを変更する権限と、ユーザ定義プロパティを編集する権限を持ちます。

ドキュメント管理者レベル 2

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

Autodesk Vault 内でファイル、フォルダ、およびカスタム オブジェクトの動作を管理するすべての権限を持ちます(ユーザ定義プロパティを追加、削除、および編集する権限を含む)。このロールには、動作定義を作成する権限はありません。

ERP マネージャ

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

以下の ERP 関連の作業を行います。

  • MSMQ DWF キュー設定を構成および管理します。
  • ERP のインポート: ERP システムから Professional にアイテムをインポートします。
  • ERP のエクスポート: ERP システムで使用するためにアイテムをエクスポートします。

項目編集者(レベル 1)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

Professional 内の基本ファイルおよびアイテム権限です。ファイル、フォルダ、またはアイテムを削除することはできません。サーバの管理者権限はありません。

項目編集者(レベル 2)

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

変更管理を除く、Professional 内のすべての権限です。サーバの管理者権限はありません。

項目評価者

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

アイテム、ファイル、およびフォルダの読み取り専用アクセス権を持ちます。

プロジェクト管理者

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

すべてのオブジェクト タイプに対するプロジェクト設定を管理します。これには、条件付きと無条件の削除操作、およびファイルの予約を削除する操作が含まれます。

セキュリティ管理者

注: Autodesk Vault Professional で使用可能。

すべてのオブジェクト タイプに対して、セキュリティを設定します。これにはファイル、フォルダ、アイテム、およびカスタム オブジェクトが含まれます。このロールも、クロークされているオブジェクトを表示したり、権限を変更したりすることができます。