作業フォルダを強制的に指定する

すべてのユーザが同一の作業フォルダを共有するよう作業フォルダを強制的に指定します。

作業フォルダの場所は既定で定義されます。したがって、ただちに Vault で作業を開始することができます。既定の作業フォルダは次のとおりです。

既定の作業フォルダの場所は、ユーザがカスタムの場所に変更できます。Vault 管理者は標準の場所を強制することもできるので、すべてのユーザに同一の作業フォルダを定義できます。

強制の作業フォルダ パスは次のようになります。

作業フォルダが強制されると、前の作業フォルダの設定は新しいパスに置き換わります。ユーザが既定の場所を変更している場合、作業フォルダの場所が Vault 管理者によって変更されたことを示すメッセージが、次にユーザが Vault にログインするときに表示されます。

強制された作業フォルダの場所がユーザの設定に対して適用されない場合、前のユーザ定義の場所が使用されます。前のユーザ定義の場所がない場合は、MyDocuments¥Vault が使用されます。

強制の作業フォルダが存在せず、かつそのフォルダの作成に必要な権限がユーザにない場合、ローカル フォルダが作成されるまで、そのユーザはすべてのファイルの取得やチェックアウトを実行することはできません。

作業フォルダの場所を強制的に指定する

注: この操作を実行するには、管理者のロールが割り当てられている必要があります。
  1. [ツール] > [管理] > [Vault 設定]を選択します。

  2. [Vault 設定]ダイアログ ボックスで、[ファイル]タブをクリックします。

  3. [作業フォルダ]セクションで[定義]をクリックします。

  4. [作業フォルダ オプション]ダイアログ ボックスで、クライアントが作業フォルダを定義できるか、すべてのクライアントに同一の作業フォルダを強制するかを指定します。

  5. 作業フォルダの場所を強制する場合、[クライアント作業フォルダ]フィールドにフォルダの場所を指定するか、[...]をクリックしてフォルダの場所を参照します。

    注: 強制の作業フォルダ パスは次のようになります。
    • ネットワークのパス: ¥¥designco¥users¥jstewart
    • ローカルのパス: C:¥users¥bkeaton
    • フォルダのシステム変数を含むパス: ¥¥designco¥users¥%username%
    • 「My Documents」で始まるパス: My Documents¥Vault
  6. [OK]をクリックします。

注: この設定は、Vault によって実行されるコマンドのみに適用されます。たとえば、Vault Client から Inventor ファイルを開くときに、参照ファイルの検出に使用可能な .ipj ファイルが Vault 内に複数ある場合、Inventor がファイルを開くために使用する必要があるプロジェクト ファイルを尋ねる[プロジェクト ファイルを選択]ダイアログ ボックスが表示されます。詳細については、「Vault からファイルを開く」を参照してください。