VDF 機能を有効にする

VDF を使用する場合、完全な機能を有効にするために指定する必要があるいくつかの設定があります。

すべての設定が指定されていない場合でも VDF は通常どおり動作しますが、機能自体は失われてしまいます。

次に、指定する必要がある設定が含まれているアセンブリとサービスの概要を示します。これらの設定は、VDF 全体に影響します。特定のワークフローを対象にしているではありません。

Autodesk.DataManagement.Client.Framework.Forms.Library

ApplicationConfiguration サービス: VDF のアプリケーションへの統合に役立ついくつかの設定オプションがあります。

Autodesk.DataManagement.Client.Framework.Vault.Library

LocalFileLocation サービス: 設定ファイルが VDF で保存される場所のパスを計算します。

ConectionManager サービス: Vault サーバへのすべての接続を処理します。これには、サーバがサポートする製品とアプリケーションが必要とする製品を確認するためのユーティリティが用意されています。

Autodesk.DataManagement.Client.Framework.Vault.Forms.Library

SetCulture(System.Globalization.CultureInfo info): リソースが返される際に、対象のアセンブリとそのすべての従属コンポーネントが使用するカルチャを設定します。既定でオペレーティング システムのカルチャを使用してスレッドが作成されます。そのため、カルチャが異なる場合は、この関数を呼び出して適切に変換されたリソースを取得する必要があります。4 つの DLL をすべて使用していない場合、このメソッドが VDF のすべての静的ライブラリ クラスに存在します。

app.config

メモリの使用量を抑制して、ファイル転送のパフォーマンスを高めるには、VDF を使用するアプリケーションの .NET app.config ファイルを修正する必要があります。 セクションを検索するか作成して、次の行を追加します。

<section name="microsoft.web.services3" type="Microsoft.Web.Services3.Configuration.WebServicesConfiguration, Microsoft.Web.Services3, Version=3.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=31bf3856ad364e35"/>

次に、 セクションの任意の場所に次の行を追加します。

<microsoft.web.services3>
    <messaging>
      <maxMessageLength value="51200">
      </maxMessageLength>
      <mtom clientMode="On"/>
    </messaging>
    <security>
            <timeToleranceInSeconds value="86400"/>
    </security>
  </microsoft.web.services3>