UPC シナリオには、ネットワーク全体のフローを決定する構造物、センサー、ルールの詳細が含まれています。複数のシナリオがある場合、それぞれがネットワークをコントロールできる 1 つの手段を表します。
シナリオごとに、調節装置(ネットワーク内で値を物理的に調整できるコントロール要素)が 1 つ以上含まれています。コントロールできる値は、次のとおりです。
各調節装置には、その動作方法を決定する一連のコンポーネントが関連付けられています。使用できるコンポーネントは次のとおりです。
| コンポーネント | 説明 |
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範囲 |
制御点で計測される変数(流量や水深など)の許容値範囲を定義します。入力値が指定した最小値と最大値の間にある場合、範囲は TRUE の論理出力を返します。そうでない場合、結果は FALSE になります。 |
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論理演算子 |
2 つの範囲演算子または論理演算子の出力を組み合わせて、TRUE または FALSE の結果を返します。 |
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テーブル |
(範囲、テーブル、または変数からの)計測された入力値を新しい出力値に変換するためのルックアップ テーブルです。 |
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変数 |
(範囲、テーブル、論理演算子、変数値、または定数値からの)値を組み合わせて新しい値を算出する式です。 |
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コントローラー |
定義された設定ポイントを達成するために調節装置をコントロールするデバイス。 |
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ルール |
ルールは、調節装置の設定ポイントをコントロールします。ルールが依存する条件が TRUE のとき、そのルールが有効になります。 |
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コメント |
シナリオ内の任意の箇所に挿入できる特記事項で、コンポーネントの効果を記録するために使用します。 |
UPC を使用してシミュレーションを実行するには、シミュレーションのスケジュール時に UPC シナリオを含める必要があります。詳細については、「ランを作成およびスケジュールする」を参照してください。
シミュレーションを実行すると、UPC シナリオが継続的にチェックされ、UPC ルールに従ってコントロール要素の動作が変更されます。各タイムステップで、シミュレーション エンジンが各調節装置のすべてのシナリオ コンポーネントを順に処理します。エンジンは範囲をチェックし、論理演算子の TRUE または FALSE 出力を組み合わせ、テーブルを使用して値を変換し、変数を再計算します。その後、ルールが適用され、調節装置の動作がそれに応じて変更されます。
UPC シナリオのコンポーネントを編集するには、[UPC]ウィンドウを使用します。このウィンドウの編集機能を使用する方法については、「UPC データを編集する」を参照してください。