USD For Maya 0.37 では、アセット パスの管理に役立つ診断ツールが追加されました。トークン、環境変数、ファイル パスなど、シーン内のすべてのパスを確認できるため、作業に影響が及ぶ前に問題を特定できます。
新しいパス エディタでは、ステージ内のすべてのパスを 1 つのビューで確認できます。トークン、ファイル パス、環境変数、その他の解決可能な参照をすばやく検索できます。未解決のパスは明確にマークされるため、問題をすぐに見つけることができます。タスクに集中したまま、ドロップダウン メニューからステージを切り替えることができます。これにより、パスの問題を診断する時間を短縮し、シーンが正しく設定されていることを確認しやすくなります。
パスの管理
- 適用前にパスの変更をプレビューする
- パス エディタで変更を適用する前に、影響を受けるパスの数がプレビューに表示されます。これにより、変更内容を確認し、シーンへの意図しない影響を防ぐことができます。
- 未解決のパスを含むステージを特定する
- 未解決のパスを含むステージには、ステージのドロップダウンにエラー アイコンが表示されるようになりました。この視覚的な表示により、注意が必要なシーンをすばやく特定して優先順位を付けることができます。
- 有効な正規表現パス マッピングを表示する
- アセット リゾルバ設定に、優先順位別に整理された正規表現マッピングが表示されるようになりました。各マッピングには式と値のペアが表示され、外部で管理されている場合はロック アイコンが表示されます。これにより、参照やサブレイヤを使用するときに、有効なパス置換を把握しやすくなります。
- トークンとプロジェクト設定を管理する
- アセット リゾルバ設定の新しいトークン ビューでは、使用可能なすべてのトークンがタイプ別にグループ化され、名前と値が表示されます。切り替えを使用してプロジェクト トークンを有効または無効にし、アセット解決時にどのトークンを有効にするかを制御できます。
- パス マッピング設定を確認する
- アセット リゾルバ設定に、優先順位別に整理されたすべてのパス マッピングが表示されるようになりました。各マッピングには名前と値が表示され、外部で管理されている場合はロック アイコンが表示されます。これにより、解決時にどのパス置換が有効になっているかを明確に把握できます。
コンポーネントの構築
- USD プリミティブからコンポーネントを作成する
- アウトライナで選択した USD データから直接コンポーネントを構築できます。右クリックしてバリアントの有無を選択し、各種オプションを設定してコンポーネントを作成できます。これにより、コンポーネント階層の整理と管理のプロセスが合理化されます。
- USD データに Purpose 値を割り当てる
- バリアント エディタから USD データに Purpose 値を設定できます。必要に応じて Purpose スコープが自動的に作成されます。これにより、手動でレイヤ管理を行わなくても、レンダリングの用途(guide、proxy、render)ごとにデータを整理できます。
- 現在のバリアント編集ターゲットを表示する
- Component Builder でバリアントを編集する際、対象となっているバリアントを示すパスが表示されるようになりました。これにより、複雑なコンポーネント階層で作業する際の混乱を防ぎ、編集内容が正しいバリアントに確実に反映されるようになります。
レイヤの管理
- Edit Forwarding の状態を表示する
- Edit Forwarding ルールが有効になっている場合、レイヤ エディタのバナーに表示されるようになりました。これにより、編集がどのようにルーティングされているかが明確になり、変更がレイヤ スタックのどこに適用されるかがわかりやすくなります。
- スクリプト エディタで Edit Forwarding をデバッグする
- レイヤ エディタのオプションで「スクリプト エディタでの Edit Forwarding のエコー(Echo Edit Forwarding in Script Editor)」を有効にすると、すべての Edit Forwarding 操作を追跡できます。これにより、複雑なシーンにおける編集ルーティングの動作を理解し、トラブルシューティングしやすくなります。
- レイヤを統合して整理する
- サブレイヤを親レイヤまたはルート レイヤに統合したり、同じ強度の複数のレイヤをまとめて結合したりできます。右クリック コンテキスト メニューから簡単に操作できます。これにより、複雑な合成におけるレイヤの整理が容易になり、煩雑さが軽減されます。
- Python を使用して Edit Forwarding を自動化する
- 新しい AdskUsdEditForward Python モジュールを使用して、Edit Forwarding ルールをプログラムで定義できます。これにより、上級ユーザーは USD の編集がレイヤ スタックのどこに適用されるかを自動化し、カスタム ワークフローやパイプラインとの統合を実現できます。
レンダリング
- 既定の USD レンダー設定を使用する
- Maya USD プラグインをロードすると、アウトライナに既定の USD レンダー設定ノードが作成されるようになりました。これにより、Hydra プラグインがロードされている場合、Hydra Storm または Hydra Arnold を使用して USD ステージを簡単にレンダリングできるようになります。