このリリースの新機能は、次のとおりです。
冷却管最適化解析で、従来のドリルとプラグ方法による製作がサポートされるようになりました。ほとんどの射出金型は、今でもこの金型製作方法を使用して製作されています。
冷却管最適化解析では、既存の冷却回路のレイアウトを基に、冷却が過剰である(成形品に近すぎる)場所や不十分な(成形品から遠すぎる)場所を自動的に判断します。また、直線的でドリル可能な部分を維持しながら、熱分布を均等にするように冷却管を移動させます。冷却管と他の冷却管、キャビティ、金型境界との安全な距離を保つことで、金型の整合性が保たれます。
この最適化により、バブラーとバッフルの有無にかかわらず冷却管を製作できます。
新しい [コーナー効果の考慮] 機能は、複雑な形状をもつ成形品、特にコーナーのある成形品の 3D 反り予測の精度を高めます。この機能を有効にするオプションは、[アドバンス ソルバー パラメータ]ダイアログ ボックスの [反り解析] タブと、プロセス設定ウィザードの[反り設定]ページにあります。既定では、このオプションはオフになっています。
成形品のコーナー領域では、金型拘束によって肉厚方向の収縮が面内の収縮より大幅に大きくなり、それによって変形が大きくなることがあります。[コーナー効果の考慮] 機能を有効にすると、この金型拘束によって引き起こされる収縮の影響が考慮されます。
この機能は、次のようなほとんどの 3D 射出プロセス、射出圧縮プロセス、圧縮成形プロセスでサポートされています。
次のアニメーション形式がサポートされるようになりました。
ほとんどの Autodesk Moldflow の CAD およびシミュレーション結果データは、バイナリまたは暗号化された専有データ ファイルとして存在するため、人工知能(AI)ツールで読み取ることは困難です。AI を支援するために、形状、材料、マシン、シミュレーションの結果セットからサマリー データを抽出する aiassistant ツールが提供されています。
aiassistant ツールは、データを ASCII .json ファイル形式で書き込みます。
aiassistant ツールによって提供されるデータの概要:
メッシュ タイプ
解析順序
形状情報
材料情報
マシン情報
結果サマリー情報
"充填時間" などの単一フレームの結果については、最小、最大、平均、および標準偏差が提供されます。
"圧力" などの時系列(複数フレーム)の結果については、結果セット全体(すべてのフレーム)の最小値と最大値が提供されます。
studyrlt ユーティリティの機能が強化され、時系列(複数フレーム)結果のすべてのフレームからデータを抽出できるようになりました。以前は、studyrlt は最後の結果フレームのデータのみを抽出していました。
-frame オプションが -result コマンドのオプションとして追加されました。
| オプション | 動作 |
|---|---|
| -frame 3 | フレーム 3 のみを調べます。 |
| -frame first | 最初のフレームを調べます。 |
| -frame last | 最後のフレームを調べます。 |
| -frame all | すべてのフレームを調べます。 |
| -frame first:last | すべてのフレームを調べます。これは -frame all と同等です。 |
| -frame 1:10 | フレーム 1 ~ 10 を調べます。 |
| -frame 5: | フレーム 5 から最後のフレームまで調べます。これは -frame 5:last と同等です。 |
| -frame :10 | 最初の 10 フレームを調べます。これは -frame first:10 と同等です。 |
このオプションでは、ユーティリティを何回も実行する必要がなく、1 回の実行で一連の統計計算を実行できます。-statistics オプションは、引数 -max、-min、-ave、-stddev、-count を指定してユーティリティを 5 回実行するのと同じです。結果(.val)ファイルと画面出力では、複数の結果が 1 行に 1 つずつ表示され、最小値、最大値、平均値、標準偏差、結果の数の順番で示されます。結果がない場合は、空白の行が書き込まれます。
studyrlt ユーティリティを使用して、XY プロット データから Y データ値を抽出できるようになりました。これにより、"型締力" や "射出位置の圧力" などの結果からデータを抽出できます。
スタディの形状および解析結果を VTK 形式のファイルにエクスポートして、ParaView などの VTK ファイルをサポートする外部のビジュアライゼーション アプリケーションで使用できます。
VTK エクスポートは Moldflow Synergy インタフェースでも、studyrlt ユーティリティを使用してコマンド ラインでも使用できます。
回転パフォーマンス ツールを使用すると、Moldflow 環境でグラフィックスのパフォーマンスを測定できます。このツールは、モデルを連続して回転させて、FPS (1 秒あたりのフレーム数)を測定します。