「マルチサイト環境とは」を確認した上で、マルチサイト環境の設定を行うことにした場合は、作業を始める前に事前インストール チェック リストを確認してください。
マルチサイトの事前インストール チェック リスト
- すべてのリモート サイトにソフトウェアがありますか。サーバにソフトウェアがコピーされていますか。 サーバに DVD ドライブはありますか。
- すべてのサイトに対して管理者としてのアクセス権がありますか。メイン サイトから各リモート サイトにリモート ログインできますか。
- すべてのリモート サイトに、バックアップ パッケージを使用したファイル保管場所の最新のコピーがありますか(既存の ADMS ユーザの場合)。
- すべてのサーバにすべての Windows アップデートが適用されていますか。
- ウィルス スキャンはオフになっていますか。
- ファイアウォールはオフになっていますか。
- TCP ポート 1433 および UDP ポート 1434 をファイアウォールがブロックしていますか。
リモート SQL インスタンスをインストールして、メインの Vault サーバ サイトの設定が終わったら、追加の Vault サイトをインストールします。マルチサイト環境の追加サイトに Vault Collaboration または Professional サーバをインストールし、最初のサイトで使用される SQL インスタンスにアクセスできるよう追加サイトを構成する必要があります。ADMS のインストールの過程で、リモート SQL インスタンスへの接続が設定されます。
追加サイトへの Vault サーバのインストール
- リモート サイトで、Autodesk Vault Collaboration または Professional のインストール メディアを挿入します。
- インストール画面で、Autodesk Collaboration/Professional Data Management Server を選択します。
注: サーバにはデータ管理クライアントもインストールできます。ただし、必須ではありません。
- ソフトウェア使用許諾契約に同意し、[次へ]をクリックします。
- [インストールの環境設定]ページで、[Autodesk Vault Server 2012]をクリックして、[環境設定]ページを展開します。
- [リモート SQL を使用する]を選択します。接続先となる SQL インスタンスが含まれるサーバの名前を入力するか、[参照]をクリックしてサーバをネットワーク上で検索します。
注: サーバ名の前に ¥¥ は付加しないでください。「AUTODESKVAULT」という名前の SQL インスタンスが指定の場所に存在しなければなりません。
- リモート SQL インスタンスを使用する場合は、SQL インスタンスと Autodesk Data Management Server 間の変換領域として、共有ネットワーク フォルダが必要です。共有ネットワーク フォルダは、ネットワーク上の任意の場所に配置でき、Autodesk Data Management Server と SQL の両方からアクセス可能にする必要があります。共有フォルダには、すべてのデータベース ファイルの合計サイズに等しい容量が必要です。十分な容量とパフォーマンスを確保できる場所を選択します。共有ネットワーク フォルダへの UNC パスを入力するか、または[参照]をクリックして、ネットワーク上から共有フォルダを検索します。
注: Autodesk Vault Server を実行するためのユーザ アカウントと、SQL インスタンスを操作するためのユーザ アカウントの両方に、共有ネットワーク フォルダの完全なコントロール アクセス権が必要です。
- [環境設定]ページを閉じて[設定とインストール]ページに戻り、[インストール]をクリックします。
- [インストールの完了]ページで、Autodesk Vault Server のインストールが完了したことが通知されます。[終了]をクリックします。
注: サーバのインストールが完了したら、このプロセスを各追加サイトで繰り返します。