ファイルをパッケージ化する

Pack and Go は、ファイルとそれのすべての参照ファイルを 1 つのパッケージに集め、Vault 以外のフォルダまたは電子メール受取人に送ります。[Pack and Go]ダイアログ ボックスで特に指定しない限り、選択したファイルが参照するすべてのファイルがパッケージに含まれます。

注: Autodesk Inventor の .dwg ファイルを選択した場合は、関連する .ipj ファイルが Pack and Go パッケージに含まれます。

Vault Professional では、Pack and Go を使用して、最上位アイテムの特定リビジョンに関連付けられているすべてのファイルをパッケージ化することができます。すべての関連ファイルのみ、または関連ファイルと添付ファイルの両方を含めることができます。

Pack and Go を使用すると、次の作業を行うことができます。

Pack and Go パッケージは、次のいずれかです。

Pack and Go パッケージは、電子メール受取人に送信できます。電子メールの添付として可能なサイズは、ネットワークによって異なります。送信側の電子メール サーバおよび受取人側の電子メール サーバに対して添付が大きくなり過ぎないようにしてください。

転送レポートを使用する

パッケージを送信する際に転送レポートを含めることができます。転送レポートには、ファイル名、リビジョン、ステータス、Vault フォルダの場所、バージョンの作成日付がファイルごとに記されています。

転送レポートのヘッダおよび表示情報は、レポート テンプレート オーサリング ユーティリティを使用してカスタマイズできます。レポート テンプレート オーサリング ユーティリティは、Vault Client とともにインストールされています。

注: Autodesk レポート テンプレート ユーティリティは、XML および RDLC オーサリング アプリケーションを使い慣れている上級ユーザ向けです。

視覚的なレイアウトのカスタマイズには、高度なテンプレート オーサリング ツールが必要です。クライアント レポート定義ファイルおよび推奨されるオーサリング ツールの詳細については、http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms252067(VS.80).aspx を参照してください。

ReportTemplateAuthoritingUtility.exe ファイルは C:¥Program Files¥Autodesk¥<Autodesk Vault edition> <year>¥Explorer フォルダに格納されています。ここで、<Autodesk Vault edition> は、ご使用の Autodesk Vault エディションの名前(たとえば、Autodesk Vault Professional)で、<year> はこの製品がリリースされた年です。

SharePoint にパブリッシュする

Pack and Go パッケージは、Microsoft SharePoint サイトのフォルダにパブリッシュすることができます。パッケージを SharePoint にパブリッシュする前に、SharePoint サイトにフォルダを作成する必要があり、SharePoint フォルダへのパスを[SharePoint ディレクトリの設定]ダイアログで指定する必要があります。

ファイルをパッケージ化するには

  1. ファイル一覧、[構成ドキュメント]タブ、[参照先]タブ、または[クイック検索]からファイルを選択します。
    注: [履歴]タブでファイルを選択すると、履歴バージョンをパッケージ化することができます。
  2. [ファイル] ► [Pack and Go]または[アクション] ► [SharePoint へのパブリッシュ]をクリックします。[アクション] ► [SharePoint へのパブリッシュ]を選択すると、SharePoint フォルダにパブリッシュするよう最適化された[Pack and Go]ダイアログが表示されます。
  3. [Pack and Go]ダイアログ ボックスで、次のいずれかのパッケージのタイプを選択します。
    • ZIP ファイル(*.zip)
    • 解凍
    • DWF パッケージ
    • DWFx パッケージ

      [Pack and Go]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックすると、パッケージ タイプと宛先の応じて、ファイル名を入力するように求められます。

    注: .dwf ファイルのみが DWF パッケージに含まれ、.dwfx ファイルのみが DWFx パッケージに含まれます。.dwf ファイルと .dwfx ファイルの両方がパッケージ用に選択された場合、選択したパッケージのタイプに一致するファイルのみがパッケージされます。
  4. パッケージの宛先を指定します。パッケージは次のところに送信できます。
    • Vault の外側のフォルダ
    • 電子メール アドレス
    • Microsoft SharePoint フォルダ
  5. パッケージ化するファイルのリビジョンを選択します。

    最新リビジョンを選択すると、子の最新リビジョンを取得する際は、非リリース済みバイアスが適用されます。

  6. パッケージでは Vault からのフォルダ構造を保持したり、ファイルすべてを単一のフラット フォルダに収めることができます。[同レベルのフォルダへコピー]または[フォルダ階層を保持]を選択します。
  7. 適切なアイコンをクリックして、パッケージに含める関連ファイルを選択し、.dwf ファイルを含めるかどうかを指定します。
  8. パッケージ内のすべてのファイルのレポートを含めるには、[>>]ボタンをクリックし、[転送レポートをパッケージに付加します]チェック ボックスをオンにします。
  9. [テンプレート ファイル]ドロップダウン リストを選択し、次のいずれかの操作を実行します。
    • レポート テンプレートへの既存のパスを選択します。
    • [Vault から開く]を選択し、Vault 内のテンプレート レポートに移動します。
    • [ローカル テンプレートを開く]を選択し、ローカル フォルダ内のテンプレート レポートに移動します。
  10. [OK]をクリックします。
  11. 宛先として[電子メールの受取人]を選択した場合、添付されるパッケージとともに電子メール メッセージが表示されます。電子メールの受取人のアドレスを入力して、メッセージをカスタマイズし、[送信]をクリックします。

    SharePoint フォルダが宛先として選択された場合、1 つの SharePoint フォルダを選択し、SharePoint にログインするよう指示するメッセージが表示されます。

    注: SharePoint フォルダは SharePoint サーバに既に存在している必要があります。SharePoint フォルダは[SharePoint ディレクトリの設定]ダイアログで設定する必要があります。詳細については、「SharePoint ディレクトリの設定」を参照してください。
  12. 旧式のビジュアライゼーション ファイルがあるデータ ファイルがある場合、これらのデータ ファイルを一覧表示するダイアログが表示され、操作を継続するかどうかを選択するよう指示するメッセージが表示されます。準拠しないファイルを解決することをお勧めします。
    • [いいえ]をクリックすると、準拠しないビジュアライゼーション ファイルを訂正した後で操作を継続することができます。
    • [はい]をクリックすると、旧式のビジュアライゼーション ファイルを使用して操作を継続することができます。
ヒント: 電子メールの添付として可能なサイズは、ネットワークによって異なります。送信側の電子メール サーバおよび受取人側の電子メール サーバに対して添付が大きくなり過ぎないようにしてください。

Pack and Go の関係設定

ファイルの関係設定

アイテムの関係設定(Vault Professional のみ)

  1. [アイテム マスタ]、[部品表]タブ、または[参照先]タブから 1 つまたは複数のアイテムを選択します。
  2. [ファイル] > [Pack and Go]の順にクリックします。
  3. [Pack and Go]ダイアログ ボックスで、次のいずれかのパッケージのタイプを選択します。
    • ZIP ファイル(*.zip)
    • 解凍
    • DWF パッケージ
    • DWFx パッケージ
    注: .dwf ファイルのみが DWF パッケージに含まれ、.dwfx ファイルのみが DWFx パッケージに含まれます。.dwf ファイルと .dwfx ファイルの両方がパッケージ用に選択された場合、選択したパッケージのタイプに一致するファイルのみがパッケージされます。

    [Pack and Go]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックすると、パッケージ タイプと宛先の応じて、ファイル名を入力するように求められます。

  4. パッケージの宛先を指定します。パッケージは、Vault 以外のフォルダまたは電子メール アドレスに送ることができます。
  5. パッケージするアイテムのバージョンを選択します。 選択したリビジョン レベルに関連するすべてのファイルが一覧表示されます。 使用可能なリビジョンが 1 つのみしかない場合は、他のリビジョンは表示されません。
  6. パッケージでは Vault からのフォルダ構造を保持したり、ファイルすべてを単一のフラット フォルダに収めることができます。[同レベルのフォルダへコピー]または[フォルダ階層を保持]を選択します。
  7. 親または従属のアイコンをクリックして、パッケージに含める関連ファイルを選択し、.dwf ファイルを含めるかどうかを指定します。
  8. パッケージ内のすべてのファイルのレポートを含めるには、[>>]ボタンをクリックし、[転送レポートをパッケージに付加します]チェック ボックスをオンにします。
  9. [テンプレート ファイル]ドロップダウン リストを選択し、次のいずれかの操作を実行します。
    • レポート テンプレートへの既存のパスを選択します。
    • [Vault から開く]を選択し、Vault 内のテンプレート レポートに移動します。
    • [ローカル テンプレートを開く]を選択し、ローカル フォルダ内のテンプレート レポートに移動します。
  10. [OK]をクリックします。
  11. 宛先として[電子メールの受取人]を選択した場合、添付されるパッケージとともに電子メール メッセージが表示されます。電子メールの受取人のアドレスを入力して、メッセージをカスタマイズし、[送信]をクリックします。
  12. 旧式のビジュアライゼーション ファイルがあるデータ ファイルがある場合、これらのデータ ファイルを一覧表示するダイアログが表示され、操作を継続するかどうかを選択するよう指示するメッセージが表示されます。準拠しないファイルを解決することをお勧めします。
    • [いいえ]をクリックすると、準拠しないビジュアライゼーション ファイルを訂正した後で操作を継続することができます。
    • [はい]をクリックすると、旧式のビジュアライゼーション ファイルを使用して操作を継続することができます。

ヒント: 電子メールの添付として可能なサイズは、ネットワークによって異なります。送信側の電子メール サーバおよび受取人側の電子メール サーバに対して添付が大きくなり過ぎないようにしてください。