Microsoft Office 用 Autodesk Vault Add-in を使用すると、Word、Excel、または PowerPoint ドキュメントから Vault に直接アクセスできるようになります。
Autodesk Vault Office をインストールすると、Vault サーバに接続する Vault 機能を Microsoft Office アプリケーション内で使用できるようになり、Vault Web Client の追加機能が有効になります。
Vault Office 2014
サポートされている Web ブラウザ
- Apple Safari 5
- Google Chrome 23
- Microsoft Internet Explorer 8、9、10
- Mozilla Firefox 18
サポートされている Microsoft Office 製品
- Microsoft Excel 2007、2010
- Microsoft Outlook 2007、2010
- Microsoft PowerPoint 2007、2010
- Microsoft Word 2007、2010
インストール手順
このセクションの手順を実行すると、Vault Office のインストールの準備、Vault Office サーバおよびクライアント コンポーネントのインストールを容易に進めることができます。
Vault Office のインストールの準備をする
- Vault Office のインストーラは、Vault サーバ上および Vault Office を使用するクライアント マシン上で実行する必要があります。
- Vault Office 2014 により、Vault サーバに追加機能がインストールされ、Vault Web Client の新機能が有効になります。
- Vault Office 2014 により、サポートされている Microsoft Office アプリケーション用の Vault Add-in がクライアント マシンにインストールされます。
- Vault 2014 Client と Vault Office 2014 を同じマシンにインストールしないことをお勧めします。
- サーバ マシン上で Vault Office 2014 のインストーラを実行する前に、Vault Workgroup または Vault Professional 2014 サーバをインストールする必要があります。
- Vault Office 2014 のインストール後に Vault サーバをアンインストールする場合は、Vault Office 2014 をまずアンインストールしてから、Vault 2014 サーバをアンインストールする必要があります。
- 50 MB を超えるファイルを操作する場合は、web.config ファイルを修正する必要があります。そのまま 50MB 以上のファイルをチェックインしようとすると、Error 404 が発生します。web.config ファイルを以下の手順で修正します。
- C:¥Program Files (x86)¥Autodesk¥ADMS Professional 2014¥Server¥Web¥Webclient フォルダに入っている web.config ファイル を編集します。
- maxRequestLength を検索します。
- その値を 512000 より大きい数値に変更します。
- ファイルを保存します。
パート 1: Vault 2014 サーバに Vault Office 2014 をインストールする
- Vault サーバ上で、C:¥Program Files (x86)¥Autodesk\ADMS [エディション] 2014¥Server¥Web¥Webclient (または同等のカスタム設定したインストール フォルダ)に移動して、web.config ファイルをバックアップします。
- Vault Office 2014 のダウンロード パッケージをダウンロードして解凍します。
- Setup.exe を実行します。
-
[インストールの環境設定]ページで[Autodesk Vault Office 2014 (Server)]を選択します。
- 既定では Vault Office サーバは C:¥Program Files (x86)¥Autodesk¥Vault Office 2014 (Server)にインストールされます。別の場所を指定する場合は、[参照]ボタンをクリックします。
- [インストール]をクリックします。
パート 2: Vault 2014 Client マシンに Vault Office 2014 をインストールする
- サポートされている Microsoft Office アプリケーションが 1 つまたは複数存在するクライアント マシンに、Vault Office 2014 ダウンロード パッケージをダウンロードし、解凍します。
- Setup.exe を実行します。
- [インストールの環境設定]ページで[Autodesk Vault Office - MS Office Add-ins 2014 (Client)]を選択します。
- インストールする Vault Office Add-in を選択するために、設定ページを開きます。
- [カスタム]を選択し、インストールするアドインをチェックします。
- 設定ページを閉じます。
- 既定では Vault Office サーバは C:¥Program Files (x86)¥Autodesk¥Vault Office 2014 (Client)にインストールされます。別の場所を指定する場合は、[参照]ボタンをクリックします。
- [インストール]をクリックします。
インストール後のタスク
Vault Office 2014 をインストールした後、Microsoft Office 製品でアドインを使用できる状態にする必要があります。Vault とともに Microsoft Outlook を使用する場合は、追加の設定手順が必要です。
Microsoft Office アプリケーションでの一般的なタスク
Vault とともに使用する Microsoft Outlook を設定する
Vault とともに使用できるように Microsoft Outlook を設定するには、このセクションの手順を実行します。
手順 1: Microsoft Outlook 用 Vault Add-in をインストールする
- Microsoft Outlook Add-in は自動的にインストールされません。Vault Client のインストール中に、クライアントの設定を展開し、Outlook Add-in のインストールを選択する必要があります。
- 最適な動作環境を維持するために、ご使用の Microsoft Outlook で利用できる更新プログラムやサービス パックをすべてインストールすることをお勧めします。
手順 2: MSG iFilter を設定する
Outlook の電子メールからファイルのプロパティを抽出するには、すべてのクライアント マシンおよび ADMS が実行されているマシンに MSG iFilter をインストールして設定する必要があります。
詳細については、「 Autodesk Vault WikiHelp」を参照してください。
- Windows 8
- Windows 8 の場合、Outlook の MSG iFilter がオペレーティング システムに用意されています。
- Windows 7、2008、および Vista プラットフォーム
注: MSG iFilter のインストール後にシステム パフォーマンスに影響が生じる場合、パフォーマンス向上を図るためのインデックス作成オプションの変更方法の詳細については、「
Vault メンテナンスの実行」を参照してください。
手順 3: Outlook のプロパティを設定する
Outlook Add-in のインストール後に、Vault 管理者は次に示す手順に従って、次の 2 つのプロパティをマッピングすることをお勧めします。
- Vault Client で、を選択します。
- [動作]タブを選択し、[プロパティ]ボタンをクリックします。
- [新規作成]をクリックし、新しいユーザ定義プロパティ(UDP)を作成します。
- [名前]フィールドに「電子メールの内容のトピック」と入力します。
- [関連付け]フィールドで、電子メールの割り当て先にするカテゴリを選択します。
- プロパティを作成する前に、[電子メール]カテゴリを作成することもできます。
- [マッピング]タブで、Vault 内またはディスク上の電子メールを選択し、UDP を[アイテム名]ファイル プロパティにマッピングします。
- [OK]をクリックします。
- 手順 3 ~ 7 を繰り返して、電子メール送信日 UDP を[送信日]ファイル プロパティにマッピングします。
- 各種の管理ダイアログ ボックスをすべて閉じます。
- Outlook を起動し、Vault にログインします。
- [設定]ボタンをクリックします。
- [内容のトピックのプロパティを指定]フィールドで、電子メールの内容のトピック UDP を選択します。
- [送信日時のプロパティを指定]フィールドで、電子メール送信日 UDP を選択します。
- [OK]をクリックします。
これらのプロパティの設定を行うと、Outlook Add-in により、電子メールの内容が Vault でファイルの関連付けとして処理されます。Vault Client の[構成ドキュメント]タブと[参照先]タブを使用して、Vault にチェックインされるすべてのメールの電子メール スレッドを表示できます。
アドインの使用方法の詳細については、「 Outlook 用 Vault Add-in」を参照してください。
Vault Office 2012 および 2013
サポートされている Web ブラウザ
- Apple Safari 4、5
- Google Chrome 13
- Microsoft Internet Explorer 8、9
- Mozilla Firefox 6
サポートされている Microsoft Office 製品
- Microsoft Excel 2003、2007、2010
- Microsoft Outlook 2003、2007、2010
- Microsoft PowerPoint 2003、2007、2010
- Microsoft Word 2003、2007、2010
インストール手順
このセクションの手順を実行すると、Vault Office のインストールの準備、Vault Office サーバおよびクライアント コンポーネントのインストールを容易に進めることができます。
Vault Office のインストールの準備をする
- Vault Office のインストーラは、Vault サーバ上および Vault Office を使用するクライアント マシン上で実行する必要があります。
- Vault Office により、Vault サーバに追加機能がインストールされ、Vault Web Client の新機能が有効になります。
- Vault Office により、サポートされている Microsoft Office アプリケーション用の Vault Add-in がクライアント マシンにインストールされます。
- Vault Client と Vault Office を同じマシンにインストールしないことをお勧めします。
- サーバ マシン上で Vault Office のインストーラを実行する前に、Vault Workgroup、Collaboration、または Professional サーバをインストールする必要があります。
- Vault Office のインストール後に Vault サーバをアンインストールする場合は、Vault Office をまずアンインストールしてから、Vault サーバをアンインストールする必要があります。
- 50 MB を超えるファイルを操作する場合は、web.config ファイルを修正する必要があります。そのまま 50MB 以上のファイルをチェックインしようとすると、Error 404 が発生します。web.config ファイルを以下の手順で修正します。
- C:¥Program Files (x86)¥Autodesk¥ADMS [エディション] [年]¥Server¥Web¥Webclient フォルダにある web.config ファイルを編集します。
- maxRequestLength を検索します。
- その値を 512000 より大きい数値に変更します。
- ファイルを保存します。
パート 1: Vault サーバに Vault Office をインストールする
- Vault サーバ上で、C:¥Program Files (x86)¥Autodesk¥ADMS [エディション] [年]¥Server¥Web¥Webclient (または同等のカスタム設定したインストール フォルダ)に移動して、web.config ファイルをバックアップします。
- Vault Office のダウンロード パッケージをダウンロードして解凍します。
- Setup.exe を実行します。
-
[インストールの環境設定]ページで[Autodesk Vault Office (Server)]を選択します。
- 既定では Vault Office サーバは C:¥Program Files (x86)¥Autodesk¥Vault Office [年] (Server)にインストールされます。別の場所を指定する場合は、[参照]ボタンをクリックします。
- [インストール]をクリックします。
パート 2: クライアント マシンに Vault Office をインストールする
- サポートされている Microsoft Office アプリケーションが 1 つまたは複数存在するクライアント マシンに、Vault Office ダウンロード パッケージをダウンロードし、解凍します。
- Setup.exe を実行します。
- [インストールの環境設定]ページで[Autodesk Vault Office - MS Office Add-ins [年] (Client)]を選択します。
- インストールする Vault Office Add-in を選択するために、設定ページを開きます。
- [カスタム]を選択し、インストールするアドインをチェックします。
- 設定ページを閉じます。
- 既定では Vault Office クライアントは C:¥Program Files (x86)¥Autodesk¥Vault Office [年] (Client)にインストールされます。別の場所を指定する場合は、[参照]ボタンをクリックします。
- [インストール]をクリックします。
インストール後のタスク
Vault Office をインストールした後、Microsoft Office 製品でアドインを使用できる状態にする必要があります。Vault とともに Microsoft Outlook を使用する場合は、追加の設定手順が必要です。
Microsoft Office アプリケーションでの一般的なタスク
Vault とともに使用する Microsoft Outlook を設定する
Vault とともに使用できるように Microsoft Outlook を設定するには、このセクションの手順を実行します。
手順 1: Microsoft Outlook 用 Vault Add-in をインストールする
- Microsoft Outlook Add-in は自動的にインストールされません。Vault Client のインストール中に、クライアントの設定を展開し、Outlook Add-in のインストールを選択する必要があります。
- 最適な動作環境を維持するために、ご使用の Microsoft Outlook で利用できる更新プログラムやサービス パックをすべてインストールすることをお勧めします。
手順 2: MSG iFilter を設定する
Outlook の電子メールからファイルのプロパティを抽出するには、すべてのクライアント マシンおよび ADMS が実行されているマシンに MSG iFilter をインストールして設定する必要があります。
詳細については、「 Autodesk Vault WikiHelp」を参照してください。
- Windows 7 および Server 2008 プラットフォーム
- Windows XP プラットフォーム
注: MSG iFilter のインストール後にシステム パフォーマンスに影響が生じる場合、パフォーマンス向上を図るためのインデックス作成オプションの変更方法の詳細については、「
Vault メンテナンスの実行」を参照してください。
手順 3: Outlook のプロパティを設定する
Outlook Add-in のインストール後に、Vault 管理者は次に示す手順に従って、次の 2 つのプロパティをマッピングすることをお勧めします。
- Vault Client で、を選択します。
- [動作]タブを選択し、[プロパティ]ボタンをクリックします。
- [新規作成]をクリックし、新しいユーザ定義プロパティ(UDP)を作成します。
- [名前]フィールドに「電子メールの内容のトピック」と入力します。
- [関連付け]フィールドで、電子メールの割り当て先にするカテゴリを選択します。
- プロパティを作成する前に、[電子メール]カテゴリを作成することもできます。
- [マッピング]タブで、Vault 内またはディスク上の電子メールを選択し、UDP を[アイテム名]ファイル プロパティにマッピングします。
- [OK]をクリックします。
- 手順 3 ~ 7 を繰り返して、電子メール送信日 UDP を[送信日]ファイル プロパティにマッピングします。
- 各種の管理ダイアログ ボックスをすべて閉じます。
- Outlook を起動し、Vault にログインします。
- [設定]ボタンをクリックします。
- [内容のトピックのプロパティを指定]フィールドで、電子メールの内容のトピック UDP を選択します。
- [送信日時のプロパティを指定]フィールドで、電子メール送信日 UDP を選択します。
- [OK]をクリックします。
これらのプロパティの設定を行うと、Outlook Add-in により、電子メールの内容が Vault でファイルの関連付けとして処理されます。Vault Client の[構成ドキュメント]タブと[参照先]タブを使用して、Vault にチェックインされるすべてのメールの電子メール スレッドを表示できます。
アドインの使用方法の詳細については、「 Outlook 用 Vault Add-in」を参照してください。