一意のファイル名を強制する

既定では、Vault データベースのファイル名は重複が許容されています。唯一の制限は、同じ名前の 2 つのファイルが同じフォルダ内に存在できないことです。ファイル名の重複が禁止されている場合、Vault 内のファイルには一意に識別される名前を付けなければなりません。このルールは、ファイルが Vault に追加されるとき、Vault 内で名前が変更されるとき、Vault に復元されるときに適用されます。ファイル名の重複を禁止する場合は、このオプションを設定した後で Vault にファイルを追加することをお勧めします。ただし、このオプションはいつでもオンにすることができます。このオプションをオンにする前に[重複を検出]を使用すると、重複したファイル名を特定してファイル名の重複を解決することができます。重複するファイル名を一覧表示したレポートは、[重複を検出]ダイアログ ボックスでエクスポートできます。

ファイル名の重複を許可しないためには

  1. [ツール]メニューをクリックし、[管理]を選択します。
  2. [管理]ダイアログ ボックスで、[ファイル]タブをクリックします。
  3. [重複を検出]をクリックして、Vault で重複しているファイル名を検索します。重複するファイル名が見つかると、重複ファイルを一覧表示したレポートが表示されます。完全な一覧を表示するには、[詳細]をクリックします。重複ファイルの一覧を含むテキスト ファイルをエクスポートするには、[レポート]をクリックします。
  4. ファイル名を変更して、ファイル名の重複を解決します。
  5. [ファイル名の重複を許可しない]チェック ボックスをオンにします。このオプションをオンにしたときに、重複したファイル名が存在した場合は、エラー ダイアログ ボックスが表示され、Vault でファイル名が重複しているために設定をオンにできないことが示されます。このエラー メッセージが表示された場合は、ファイル名の重複を解決してください。
  6. [閉じる]をクリックします。

最善策として、重複したファイル名を持つファイルをチェックアウトする場合、ファイル名の重複を許可してください。重複するファイル名をチェックアウトするときにファイル名の重複を禁止している場合、その設定は、ファイルをチェックインして Vault に戻すために一時的にオフになります。または、Vault ユーザは、Vault にファイルをチェックインして戻す前に、チェックアウトを取り消してからファイルの名前を変更できます。