Access で更新プログラムをコントロールする

Autodesk Access は、管理者を念頭に置いて構築されており、ユーザが製品を更新する機能をコントロールするための設定を備えています。これにより、更新プログラムを配布し、製品を最新の状態に保つことができます。Access の使用範囲を、要件やユーザに必要な機能に応じて、さまざまな方法で管理できます。

レジストリで機能をコントロールする

さまざまな方法を使用して、ユーザのレジストリに設定をプッシュすることができます。Windows デバイスの場合の例をいくつか示します。どのプロセスが最適かを検討してください。

レジストリ設定を使用して、デバイスに対するインストール権限を持たないユーザが Access で更新できるようにするには

レジストリのローカル マシン領域に新しいキーを作成します。HKLM\SOFTWARE\Autodesk\ODIS フォルダ:

  1. キー名: AllowSystemContextInstall
  2. REG_SZ 値: 1

ユーザの Access のインタフェースに変化はありませんが、インストール時に UAC コントロール(有効な場合)に関するプロンプトが表示されなくなります。

レジストリ設定を使用して、ユーザが Access で更新プログラムをインストールできないようにするには:

HKCU\SOFTWARE\Autodesk\ODIS フォルダに新しいキーを作成します。

  1. キー名: DisableManualUpdateInstall
  2. DWORD 値:
    • 値を 1 に設定すると、ユーザには使用可能な更新プログラムを含まない Access のビューが表示されます。デバイスの起動中に Access が自動で開かず、[Access]アイコンがシステム トレイに表示されません。引き続き、Access は[スタート]メニューから起動できます。Access を閉じると、アプリケーションが終了し、システム トレイからアイコンが削除されます。
    • 値を 2 に設定すると、ユーザには使用可能な更新プログラムを含む通常のビューが表示されますが、[更新]ボタンが削除されているため、ユーザが更新を開始することはできません。

次の図は、レジストリ設定が存在する場合と存在しない場合のユーザに対する Access の表示方法を示しています。