ブロックは、単一のオブジェクトを作成するために結合された複合オブジェクトです。「ブロック」という用語は、「ブロック定義」と「ブロック参照」の両方の意味で使用されます。
ブロックは、同じオブジェクトの複数のインスタンスを挿入する場合に便利です。特に、ブロック定義を修正するだけで、多数のブロック参照の特性を一度に修正できる点が便利です。
ブロック定義:
ブロックのデータとプロパティ。ブロック定義は、名前、基点、およびブロックに結合されて登録されるオブジェクトのセットで構成されます。名前、基点、ジオメトリ、その他の特性を変更してブロック定義を修正すると、すべてのブロック参照に反映されます。
ブロック参照:
作図領域に表示されるブロックのインスタンス。ブロック参照には、ブロック定義のデータとジオメトリが表示されます。
ブロックの属性:
属性は、ブロックにデータをアタッチするためのラベルまたは名称です。属性に含まれるデータの例として、部品番号、価格、注釈、所有者名などがあります。
ブロック定義のリストからブロック参照を図面に挿入することができます。
コマンド ラインのプロンプトを使用して、新しい基点、尺度、回転角度を指定することもできます。