ネットワーク配置を正常に作成するためのヒント。
遅延、エラー、ファイルの破損を回避するには
- サーバではなく、管理用のワークステーションからネットワーク上の共有の場所に配置を作成します。 この方法では、インストーラの実行、メディアの読み込み、ファイルの書き込みに同じコンピュータを使用する必要はありませんが、配置が長引き、ファイルが破損する可能性があります。
- WAN または VPN を介して配置を作成しないでください。これらを介すると、通常は、速度が遅くなり、エラーが発生する可能性があります。
- メディアからインストールする場合、最初にメディアの内容をハード ドライブにコピーします。
- 複数の配置を作成する場合は、配置イメージごとに個別のフォルダを作成します。1 つのフォルダに複数の配置を作成すると、クライアントのインストールが破損し、他の重大な問題が発生する可能性があります。
- 開始する前に、ウイルス対策ソフトウェアを無効にします。
配置準備作業のその他の設定
- ワークステーションまたはサーバに管理イメージのための共有フォルダを作成します。共有名は、単純で短いものにします。共有名にスペースを含めないでください。また、共有フォルダをドライブの深い階層にネストしないでください。
- Windows の配置は、FAT/FAT32/NTFS ファイル システムでのみ作成可能できます。DFS、NFS、AIX、LINUX/UNIX、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスのファイル システムなど、他のファイル システムのテストやサポートは行われません。
- すべてのユーザに、配置が存在するネットワーク共有に対する完全な読み取りアクセス権と、ネットワーク ログ パスに対する書き込みアクセス権があることを確認します。
- できるだけドライブのルートの近くに管理イメージ フォルダを位置付けます(Windows では、パスの最大文字数は 256 文字です)。
- マップされたドライブではなく、UNC(汎用命名規則)を使用します。たとえば、M:¥folder ではなく、¥¥server¥share¥folder を使用します。 すべてのコンピュータが同じマッピング ドライブ文字を共有するわけではありません。UNC パスを使用すると、後で問題が発生するのを防ぐことができます。
- 使用する配置の種類(ユーザ、ネットワーク、スタンドアロン)に注意してください。正しいことを確認せずに既定の種類を受け入れないでください。
配置の作成後
- 製品のインストールに使用する配置を修正するのではなく、修正を加えるたびに配置を作成することを検討してください。配置の Tools フォルダにある[Create and Modify]ツールを使用することもできます。[Create and Modify]ツールは、修正に必要なファイルのみを作成することによってスペースを節約します。このツールを使用するときは、元の配置をそのまま残すために、必ず[Use Current Deployment As A Template] (現在の配置をテンプレートとして使用)を選択してください。
- サーバの間で配置を移動しなでください。配置を移動しなければならない場合、修正して配置の構造に新しい場所を挿入します。
- 他のユーザにインストールする前に、1 台のワークステーションのみにインストールして配置をテストします。