図面設定: パス: ダイナミクス

[ダイナミクス]設定は、高速時の快適性を実現するため回転の半径を制限します。 自動的に生成された値は、パブリッシュされたドキュメントに基づいています。 設定をアクティブにするには、[ターンの動的な効果を制限]チェック ボックスを選択します。 いずれかの参照から提供される値を使用するか、独自の制限値を設定することができます。

いずれかの使用可能なソースから値を使用するには、[推奨事項]リストでソースを選択し、[設計コンテキスト]を選択します。 各設計コンテキストで使用される単位は、コンテキスト名(M)または(US)で示されます。それぞれメートル単位および米国慣習単位を表しています。

注: 速度は現在の設計速度と同じ単位で表示され、半径は図面スケールと同じ単位で表示されます。

推奨フィールドおよび計算フィールドは、選択内容に応じて変わります。 距離データは作図単位で表され、速度は設計速度と同じ単位で表されます。

いずれの推奨値も使用したくない場合は、[次のテーブル値を使用]チェック ボックスをクリアし、左側にある編集ボックスに任意の値を入力します。

注: テーブル値は適切な参照テーブルから直接取得されます。これらは計算式に基づいていますが、丸められる可能性があります。 独自の値を使用する場合、Autodesk Vehicle Tracking は、基本計算式を使用して推奨制限ターン半径を計算します。 これは推奨値と同じ値を手動で入力した場合、わずかに異なる値が取得される可能性があることを意味します。

[摩擦係数(f)]は、道路サーフェスに対して平行な力と、道路サーフェスに対して垂直な反力の割合です。推奨値はすべて物理的なスキッド制限ではなく快適性制限に基づいています。

[横断勾配摺り付け(e)]は、車両が移動する方向に対して直角となる道路サーフェスの勾配です。 これは係数として表されます。したがって、2% の横断勾配摺り付けは 0.02 と入力します。

[最小適用可能速度(V)]は、各テーブルの一覧表示で最も低速な速度です。

[最小ターンの半径(R)]は、現在の順方向設計速度に関連付けられます。使用される値は、速度を変更すると変わります。 逆方向には適用されません。 Vehicle Tracking は、現在の順方向の設計速度が 0.5 km/h 以内である場合、テーブルに一覧表示される値を使用します。設計速度がこの許容値の範囲外にある場合は、設計のパブリケーションとコンテキストに関する曲線計算式を使用して直接計算されます。

e および f の制限値に使用される計算式は、次のとおりです。

R = V2/127(e+f)

各変数は、次のとおりです。

横断勾配摺り付けと側面の摩擦係数の合計がゼロである場合、最小ターンの半径は計算されません。

半径は、最も外側の車輪トラッキング、最も内側の車輪トラッキング、操舵車輪の中心のいずれかに関連付けられます。 ドロップダウン リスト ボックスから選択します。 このフィールドの既定値は、選択したテーブルに応じて異なります。また、AASHTO 担当者のアドバイスに基づいています。 [最も外側の車輪トラッキングから半径をオフセット]または[最も内側の車輪トラッキングから半径をオフセット]を選択した場合、制限車輪角度はパスに基づいて計算されます。車両は車輪が外側の車線標示内または内側の車線標示外をそれぞれ維持して進むようにする必要があります。 実際には、隣接する車線の車両または対向車両との衝突を回避するため、車線標示から少し離れて移動する車両をモデル化することがあります。 車両の車輪エンベロープと車線標示との間のクリアランスを編集ボックスに入力します。

Vehicle Tracking は、制限半径が設計機能を下回っている場合、車両による制限半径の使用を防ぎます。