Configurator 360 のコネクタのリファレンス

Autodesk Inventor のコマンドです。

コネクタ

コネクタは、コンポーネント ドキュメントのフィーチャとして表示されます。モデル ブラウザでのアイコンはです。

グラフィックス ウィンドウで、コネクタは軸の座標系が付いた黄色の球として表示されます(ユーザ座標系と似ています)。

コマンド

[コネクタを推定配置]

[コネクタを推定配置]コマンドを使用すると、アセンブリ ジョイントからコネクタが推定配置されます。

結合したコンポーネント ドキュメントごとにコネクタが 1 つ作成されます。ドキュメントにジョイントと同じ名前のコネクタが存在する場合、コネクタは作成されずに編集されます。

[コネクタを作成]ダイアログ ボックス

[...にコネクタを作成]のメッセージにコンポーネント名が表示されます。一方のコンポーネントのみでコネクタを作成または編集する場合は、他方のコンポーネントのオプションをオフにします。基準アセンブリには、コネクタを作成しないでください。新しいコネクタを作成する代わりに、既存のコネクタを再利用します。

コネクタに含まれているプロパティおよび参照のほとんどは、ジョイント自体から派生します。次の編集可能なフィールドおよびオプションを使用できます。
コネクタ名
既定では、コネクタ名はジョイント名と同じです。ただし、コネクタ名は変更することができます。
ドロップ コネクタ
Configurator 360 では、基準アセンブリ設計上にアクセサリをドロップする際に、アクセサリがドロップされたコンポーネント上のドロップ コネクタの検索が試行されます。一致するコネクタが見つかった場合、接続が自動的に作成されます。これは、一般的にプラグ コネクタにのみ適用されます。
[このコネクタで複数のジョイントを許可]:
同じコネクタに複数のコンポーネントを接続できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。これは、ソケット コネクタにのみ適用されます。
[極性]:
[プラグ]、[ソケット]、または[中立]を選択します。2 つのコネクタ間にジョイントを作成するには、コネクタの極性が一致する必要があります。
想定される一致:
  • プラグがソケットおよび中立と一致
  • ソケットがプラグおよび中立と一致
  • 中立がプラグ、ソケット、および中立と一致

既定では、最初のコンポーネント(移動コンポーネント、アクセサリ)がプラグ、2 番目のコンポーネント(基準アセンブリ内の固定コンポーネント、または配置済みのアセンブリ)がソケットになります。

[コネクタを編集]

コネクタは、コンポーネント ドキュメントのフィーチャとして表示されます。モデル ブラウザでフィーチャを右クリックして、このコマンドを使用すると、[コネクタを推定配置]ダイアログ ボックスで使用可能な同じプロパティを編集できます。

[接続]

[接続]は、Inventor でのコネクタの動作を確認する目的で使用します。[接続]を使用すると、一致するコネクタがある 2 つのコンポーネント間にジョイントが作成されます。ダイアログ ボックスでは、使用可能なすべてのコネクタが表示され、これらのコネクタを選択できます。コネクタを 1 つ選択すると、選択内容に応じて、互換性のないコネクタがすべて無効になります。

[コネクタを更新]

コネクタは、作成されたジョイントの基礎となるジオメトリに関連付けられています。ただし、グラフィックスは関連付けられていません。ジオメトリを修正すると、コネクタのグラフィックスの位置が未更新になります。グラフィックスを更新するには、[コネクタを更新]コマンドを使用します。アセンブリの場合、これはすべてのコンポーネント ドキュメントで機能します。

[コネクタの表示設定]

[コネクタの表示設定]は、ドロップダウン コマンドで、コネクタのグラフィックスの表示/非表示を切り替えるチェック ボックスがあります。アセンブリの場合、これはすべてのコンポーネント ドキュメントで機能します。

制限事項

  • 原点が[2 つの面間]として定義されたジョイントからは、コネクタを推定配置できません。
  • Inventor 2014 および 2015 の場合、[原点をオフセット]で定義されたジョイントからは、コネクタを推定配置できません。
  • モーションの制限範囲があるジョイントから、コネクタを推定配置できます。ただし、Configurator 360 の場合、制限は有効になりません。