Autodesk Forma は、建築、土木エンジニアリング、建設(AEC)業界のプロフェッショナルが建築設計を作成、視覚化、最適化するためのクラウドベースのプラットフォームです。プロジェクト ライフサイクル全体を通じてコラボレーションを強化し、ワークフローを効率化し、意思決定を改善します。ユーザは、データ管理および建築ツール向けの Autodesk Construction Cloud (ACC)と、事前設計および回路図設計向けの Forma をシームレスに切り替えることができるため、ワークフロー全体の流動性を確保できます。一元化されたユーザ管理により、ACC と Forma 全体で一貫した権限が提供されるため、より詳細に制御できます。Forma Board を使用すると、建築設計者、エンジニア、ゼネコン、オーナー、その他の関係者が Autodesk Docs からファイルを追加し、AECO ライフサイクル全体にわたって設計プロセスを視覚化できます。

Autodesk Forma でできること

Autodesk Forma には次のものが含まれます。

• コンセプト デザイン機能: 設計アイデアをスケッチ、モデリング、実験するためのツールを使用して、建物や都市環境のコンセプト デザインを作成および視覚化します。初期のマス スタディを実施して要件へのコンプライアンスを評価し、設計プロセスに通知します。
• データに基づく意思決定: 実際の状況に応じたコンテキスト データに基づいて地理的位置を設定したプロジェクトを構築し、風力、太陽光、昼光、エンボディド カーボンなどのリアルタイムの環境影響解析を使用してコンセプトを検討し、生活の質とサステナビリティを最適化することができます。Forma を使用すると、計画段階での意思決定における透過性と信頼性を高めながら、プロジェクトのライフサイクルを進める中で手間のかかるやり直しを削減できます。
• コラボレーションの合理化: Autodesk Docs を使用して、Revit シートなどのファイルを読み込み、Forma Board でデザインとモデルを視覚化します。チーム メンバーや関係者とリアルタイムでコラボレーションし、モデルやフィードバックをシームレスに共有しながら、全員が常に最新情報を入手できるようにします。
• 回路図設計ワークフローへの統合: Revit、Rhino、Dynamo とスムーズに連携させることにより、詳細な設計プロセスを継続することができます。

主な機能

機能	説明
3D での実世界のプロジェクトとビジュアライゼーション	実世界のコンテキスト データを使用して地理的位置を設定したプロジェクトを設定し、正確なビジュアライゼーションを実現します。
3D モデリング	建物モデリング、現場の自動化、植生、輸送のためのツールを使用して、コンセプト デザインを作成および視覚化します。
リアルタイム コラボレーション	クラウドベースのプロジェクト データを使用して、プロジェクトでライブ コラボレーションを行います。
環境影響解析	カーボン、日照時間、風力、昼光の利用可能性、微気候、エネルギー、騒音、エリアの指標など、強力な解析機能でリスクと機会を評価します。
統合と拡張機能	Revit、Rhino、Dynamo の拡張機能や統合により、Forma を他のツールと連携できます。
ボード	アイデアを共有し、デジタル ホワイトボードで関係者とプロセスを共有します。
Autodesk Docs からのファイルの読み込み	Autodesk Docs から Revit シートなどのファイルを読み込み、設計とモデルを視覚化します。
読み込み	既存のモデルやその他のデータを Forma に取り込んだり、提案を書き出したりできます。
比較	解析とコンセプトを並べて表示し、設計の品質と結果を比較できます。

Forma の基本操作

プロジェクト管理者に連絡して、そのプロジェクトで Forma モジュールをアクティブにします。次に、サイドバーから Forma に移動できるようになります。

Forma モジュールをアクティブにするには、アカウント管理者が ACC のプロジェクト メンバー概要から Forma モジュールにメンバーを招待します。Forma ユーザは、Forma のハブやプロジェクトを使用せずに、ACC プロジェクト内で直接 Forma サイトを作成することができます。

Forma に移動すると、[プロジェクトの概要]ページが表示されるため、地理的位置を指定したサイトの作成とコラボレーションを開始できます。

参考資料

Forma ヘルプ センターにアクセス(Autodesk Account でログインする必要があります)するか、Forma にログインして画面右下の[ヘルプ]をクリックするとアクセスできます。

サポートが必要な場合は、製品内の[ヘルプ]ボタンを使用して、サポート チーム担当者にご連絡ください。